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「お金が貯まる人のプチ習慣は?」お金の教科書Vol.26 #リアルボイス

  • 2023.8.14

毎日の暮らしや将来に必要なお金のこと、きちんと把握してますか? 「わからない」ゆえの不安は、知ることで解消できるはず! “お金初心者”3人と一緒に、お金の勉強を始めましょう。「お金の教科書」、今回のテーマは「お金が貯まる人のプチ習慣は?」です。

お金が貯まる人のプチ習慣は?

和田由貴さん 節約アドバイザー。消費生活や家電製品、食生活など、暮らしや家事の専門家として多方面で活動。“節約は、無理をしないで楽しく!”をモットーに、快適と節約を両立したスマートな節約術を提唱する。

散財好美(さんざい・よしみ/31歳・フリーランス) 5年交際中の彼と同棲中。貯めたい意思はありつつも、推し活とちょこちょこ散財する癖が抜けず、気づくと残高減。

いよいよやばい物価高。節約するコツは?

好美:いよいよ生活コストの上昇がやばいです! 気づけば推しのライブチケットの値段も上がって、お財布にじわじわダメージが…。

和田:ありとあらゆるものが値上がりしていますよね。

好美:節約するのが本当に苦手なんですが、私でも手軽に続けられそうな方法、ないですか?

和田:家計簿をつけて、管理して…となると面倒だし続かないですよね。実は私もそのタイプなので、今日はずぼらな方にもぴったりな節約術を紹介しましょう!

好美:ぜひお願いします!!

和田:まずは、予算の枠を作ってやりくりするのがおすすめ。何もかも出費を抑えようとすると挫折してしまうので、食費は月に何万円、娯楽費は…など枠を決め、その範囲内ならどう使ってもOKというゆるいルールにしてみては?

好美:それなら私にもできそう!

和田:事前に予算管理してあるので、多少はみ出てもほかで調整するのが簡単だし、大幅に赤字になることはないはずです。

好美:早速やってみます!

和田さんが実践する買い物のコツをチェック!

和田:買い物するときの癖に気をつけると、お金が貯まる体質に。

好美:癖ですか?

和田:そう。お金が貯まらないという方の買い物方法を見ていると、散財する癖が無自覚についているパターンが多いんです。

好美:ど、どういうこと!?

和田:たとえば、コンビニの利用頻度が高かったり、安いという理由で不要なものを買ったり…。

好美:それ、私のことかも(汗)。

和田:こういった癖を自覚するだけでも節約体質になれるはず。

好美:私は散財タイプなので、いっぱい癖がありそう…。和田さんが実践する方法を知りたいです!

和田:そうですね、まずはどこで買うか。洗剤などの日用品は、スーパーだと割高なことが多いので、ちょっと遠くてもドラッグストアを利用するようにしています。

好美:専門店は安いですもんね。

和田:リストを作ってからスーパーに行くのも有効。余計なものを見ないので無駄買い防止に。

好美:ふむふむ…。

和田:あとは買うときによく考えること。レジに行く前に本当に必要なものか、使うのか立ち止まって考えるようにしています。

好美:たしかになんとなく買ったものは結局使わないんですよね…。

和田:日々の消費行動に意識的になれば、自然と節約できますよ。

好美:意外とシンプルだから、私にもできそう! がんばります!

和田さんの“貯まる”デイリールーティンは?

・買い物リストを作る
スーパーに行くときは、買い物リストを作成してから行くことで無駄買いやついで買いの防止に。「スーパーは新製品など誘惑も多いので、献立を決め、買うものをリスト化します」

・ストック品は賢くまとめ買い
洗剤などの日用品は1個ストックを持つようにし、ストックが切れたらポイントデーにまとめ買い。「還元率がいい日だとポイントが効率的に貯まるし、無駄買いも防げて一石二鳥」

・嗜好品の買い置きは要注意
お酒などの嗜好品は買い置きがあると飲む頻度が増え、かえって消費量が多くなることも。「飲みたくなったら購入するなど、少し不便な状況にすることで、消費を減らす工夫も」

・安いものほど買う前に熟考
セール品や100円ショップなどは、安さに気を取られてお財布の紐がゆるみがち。「使う頻度や費用対効果など、購入する前に本当に必要かどうか考える癖をつけることが大切」

・衝動買いはしない
「洋服などを買う際、その場で即決はしない」と和田さん。「短時間でも一度その場を離れて、冷却期間を設けます。本当に必要か冷静に考えることができ、無駄買いや失敗買い防止に」

・お金の面倒ごとを放置しない
スマホ料金や電力会社、保険の見直しなどは、面倒に感じても早めに対処を。「つみたてNISAやふるさと納税もそうですが、やるとやらないでは大違い。やれば節約効果大です」

次回は、2362号(2023年8月30日発売)掲載予定です!

※『anan』2023年8月16日‐23日合併号より。イラスト・小迎裕美子 取材、文・宮尾仁美

(by anan編集部)

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