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パーティの帰り道に友人撃った米ラッパーに実刑10年「謝るつもりはない」

  • 2023.8.14

パーティの帰り道に友人のラッパーと大ゲンカをして足を撃たれた、ラッパーのメーガン・ジー・スタリオン。撃った罪で起訴されていたトリー・レインズに10年の実刑が言い渡された。(フロントロウ編集部)

メーガン・ジー・スタリオン銃撃事件

米時間8月8日、ラッパーのメーガン・ジー・スタリオンを銃で撃ったとして、起訴されていたカナダ人ラッパーのトリー・レーンズの裁判が開かれ、裁判所がトリーに禁錮刑10年を言い渡した。

画像: メーガン・ジー・スタリオン銃撃事件

2020年7月12日、メーガンとトリーは、実業家でありリアリティスターのカイリー・ジェンナー宅で開かれたパーティに一緒に出席。2人は恋愛関係だったことを否定しているが、密かに交際していたと話す関係者もいる。パーティの帰り道、2人は早く出る出ないという些細なことで口論に発展。その後、メーガンが2人の乗っていた車から降りたときにトリーが「踊れよ、ビッチ」などと叫び、メーガンの足元めがけて発砲。銃弾はメーガンのかかとに命中したという。

メーガンはグラミー賞受賞ラッパーで、トリーもグラミー賞ノミネート経験者。人気ラッパー同士のいざこざは大きく取りざたされた。さらに、ラッパーのドレイクが楽曲「Circo Loco」でメーガンを揶揄するようなラップをしたことで、アメリカ社会で問題となっている、黒人女性に対するDVに対する軽視という論争にまで発展した。

事件後、病院に搬送されたメーガンはすぐに銃弾の破片を取り除く手術を受けて命に別状はなかった。トリーは暴行罪など複数の容疑で逮捕され、米時間8月10日の裁判で実刑10年の量刑が言い渡された。判決を受けて、トリーの代理人弁護士は控訴する意向を示して次のように回答。「判決には落胆している。執行猶予が付くと思っていた。トリーは闘い続けるだろう」。さらにその後、トリーが公式インスタグラムを更新。「今週の法廷で、私はこの件の関係者との間であったすべての言葉や親密な瞬間に対する全責任を認めました。どのような形であっても、私は不当に有罪判決を受けた容疑について謝罪したわけではありません。やってもいないことに対して謝罪するつもりはないというスタンスに変わりはありません」と訴えた。

なお、メーガンは今回の裁判に出廷しなかったものの、2021年のRolling Stonesの取材時に、「トリーには刑務所に行ってほしい」などと、胸の内を明かした。

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