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実はメリットだらけかも! 彼が“ママ大好き”とわかっても「真剣交際すべき理由」

  • 2023.8.14

銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、実家が資産家である彼と良い仲になりつつある28歳女性。ところが彼にマザコン疑惑が生じて…。佑雪さんのアドバイスは?

お悩み:「資産家なのはいいけれど、彼、マザコンでは?」

【クラブ佑雪】vol. 307

婚活中です。最近、友人の紹介で出会った、1歳年上の男性が私を気に入ってくれているようで、何度かデートをしています。見た目はそこまで好みではないのですが、性格が温和なのと国内外の数か所に別宅を所有しているような資産家のお坊ちゃまという条件に惹かれて、一応、前向きになっています。

ただ、気になることがあります。私が何かひと言言うと、「僕の母もそうなんだよ」と言うのです。先日は「僕の母も表千家でお茶をやってるんだよ」でした。彼のSNSの家族写真をチェックしたところ、彼の母親の雰囲気がどことなく自分に似ているような気がしています。彼は私に母親を求めているのでしょうか? まだ、手も握っていませんが、この先、関係を進めることに恐怖を感じ始めています。ちなみに彼はひとりっ子です。

(なつみ 28歳未婚 自営業)

「結婚に際しての“ママ問題”と向き合う」

資産家、いいですね! 彼はひとりっ子なんですね。ということは、将来、ご両親が財産を失うとか、どこかに全額寄付しない限り、彼が集中して財産を相続するわけですね? こりゃ大変。それまでにできる限り、子孫を増やして、相続税を減らさないと! なんてことまで、あちらのご家族は考えていらっしゃるかもしれません。

相続する人の人数を増やすことも、立派な節税対策。ご相談者さまは現在、彼ファミリーの“節税対策チーム”の重要な候補者として目されていてもおかしくはありません。非常にセンシティブな話なので、彼はご相談者さまに今の段階で、そのようなことは言わないでしょうが、資産家と結婚するってことは、そういうことでもあるってことは認識しておくといいでしょう。

そのうえで、自分でどうするか選択するってことが重要ですからね。ご相談者さまが条件でお相手を見ているように、彼だって、いろんな条件をチェックしながらご相談者さまと向き合っている。そこは、忘れちゃならないポイントです。

で、ご相談者さまが気にされているのは“彼がマザコンなんじゃないか?” ってことですよね? いや、間違いなくそうでしょ? っていうか、彼は根が素直だから、ことあるごとに「母が」ってキーワードを出してくるだけで、世の中の男性は全員、マザコンっていうのがデフォルトですよ。むしろ、そうじゃない方がおかしい! 逆に申し上げれば、それだけ嬉しそうに「母が」って言えるってことは、虐待などされず、愛情たっぷりに注がれて、幸せに育った証です。

これはね、プラスに捉えていきましょう! お母さんを大事にできる男性は、妻も大事にできる可能性が高いですからね(ただし、100%そうとは言わない)。まして、彼がご相談者さまに、自分を産み育ててくれた偉大なる母の面影を感じているならば、余計にプラス!!! むしろ、彼を落とすために“お母さんプレイ”を徹底的にテクニックとして使うという、戦略すら立てられるわけです。簡単です! お母さん、ありがとう! と彼のお母さまに感謝したいくらいの話です。

だって、あなた、彼が資産家のお坊ちゃまだから、「結婚相手にいいかも」って思ってるわけでしょ? だったら、覚悟決めて、目的に向かわなきゃ! 問題は、彼がマザコンかどうかじゃなく、ご相談者さまが“恋愛ではなく、結婚をする”、さらに申し上げるなら、“結婚によって経済的に恵まれた豊かな人生を送る”って、明確な目的を設定するかどうかって話なんじゃないの?

今後、大好きな人と結婚する予定があるなら、いいですよ? でも、その見込みがないから、「じゃあ、お金がある人と」ってなってるわけでしょ? 世の中には“ときめきもお金もない”結婚だって、あるわけです。そのへんもよく考えてください。そして、ときめきって、時が経つにつれ、消えゆくもの。と申し上げると「お金だって、いつなくなるか、わからないでしょ?」という意見が必ず、上がります。でもね、世の中、貧乏人が金持ちになる確率は本当に低い一方、金持ちが貧乏になる確率はそれより断然、低いです。

ここでたとえ話をしましょう。目の前に神さまが現れて、「世界一おいしいアイスクリームと、デザインは気に入らないけど、そこそこ大きいダイヤモンドの指輪、どっちがいい?」と聞かれたら、どちらをとりますか? すぐ溶けてなくなるアイスクリームと永遠の輝きを放つダイヤモンド。さあ、どっち? という話です。

そんなわけで、少なくとも彼が“いい人”っぽいなら、お付き合いを深めてもいいんじゃないかと、わたくしは思うんですけどね。あと、昔は彼がイク際、「ママー!」って叫ばなければ、セーフでは? って思ってましたけど、今は「それだけの資産が手に入るなら、叫ぶくらいはOK。ママとしてなければ、いいんじゃない?」という境地に至っております。

最後に重要なことを。こんなところでタヌキの皮算用してても、どうしようもないです。“結婚は入籍するまでが結婚”。そこに至るまで、ご自身が“選ぶ立場”でいられるよう、全力で腕を磨かれんことを、祈っております。

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藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)
元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。

©DjelicS/Gettyimages

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子

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