1. トップ
  2. メイク
  3. 神崎 恵さん的「メガネをかける日のメイク」。濃口リップでバランスも洒落感もアップ!

神崎 恵さん的「メガネをかける日のメイク」。濃口リップでバランスも洒落感もアップ!

  • 2023.8.14

神崎さんの私服でも見かけることが多い、メガネスタイル。何気なくかけているように見えたそのスタイルにも、実はこだわりが満載。そんな神崎流のメガネ美人の法則をお伝えします。

神崎恵 メガネ メイク
出典元:MAQUIA ONLINE

神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場きゅん♡を誘う女になる

神崎 恵さん的「メガネをかける日のメイク」。濃口リップでバランスも洒落感もアップ!_2
出典元:MAQUIA ONLINE

1975年生まれ。美容家であり、3人の息子をもつ母。美容誌をはじめ、各女性誌で連載をもつ他、コスメブランドのアドバイザーを務め、 女性を美しく導く製品の開発、プロデュースを行っている。書籍の累計発行部数は166万部を超え、最新著書『美を育てる』(幻冬舎)が、春に発売になり話題に。

Scene メガネをかける日のメイク

神崎恵さん
出典元:MAQUIA ONLINE
瞳はフレーム、唇は色を強調このメリハリがベストバランス

実は、「日本人にこそメガネを!」と思っている。わたしは物心ついた頃からのメガネ好き。幼い頃は、親戚の叔父や祖母がつけているメガネをこっそりかけては、「おとなになったようなじぶんのかお」をながめて、にんまりする子どもだった。小学生の頃にはメガネをかけた友だちの大人っぽさに見惚れたし、中学で初めてメガネを手に入れた(視力は2・0だったため伊達メガネ)ときの、あの高揚感はいまだに鮮明なまま。あれから数十年、毎年新しいメガネを迎え入れ続けながら、メガネ愛を育んでいる。
なぜ? そこまで? メガネを愛しているのか……この数十年もの中で見つけてきた、いくつものメガネの威力。まずは、なんといっても顔にコクがでること。コクというのは、味わいでもわかるように、深さ、広がり、芳醇さ。顔の上にメガネが重なるだけで、パーツは濃く、顔全体の印象に陰影と立体感が生まれるから面白い。平坦気味、かつ、ささやかなサイズのパーツが並ぶわたしの顔には、これが実によく、だらりと流れていた顔の上側が、しゅっと起き上がり、パーツひとつひとつが生き生きと、個の役割を果たしてくれる感じだ。加えて、ここも素晴らしいなと感じるのが、ネガティブな要素を程よく抑えながら、ポジティブな魅力は引き立てるというバランサーでもあること。くどさは抑え、全体をまろやかに仕上げるバランス力もメガネの才能のひとつ。だからメガネをかけると、パーツを整えて見せると共に知的さ、色気、個性といった美しい要素が並びはじめる。これだからやめられない!
メガネをかけるとき、その効果を最大限引き出す簡単なコツがある。それは、「濃口リップ」。ピンクでも赤でもオレンジでもブラウンでも、存在感濃いめの色を唇に置くことだ。顔の上半分と下半分のバランスがいい塩梅にとれるから、洒落感というものも手に入る。メガネが重なる目にもちょっとした工夫がいる。「アイシャドウの色をあえて効かせないこと」。メガネ自体に重みがある分、目元は極力軽く仕上げると、目の透明感と大きさが際立つという仕組み。その分、インサイドにアイラインを引き、軽やかに深みは足す、まるでばさりと豊かなまつ毛があるように。
手の込んだアイメイクよりメガネを。そんな選択も、新しい魅力のはじまり。

Makeup
出典元:MAQUIA ONLINE

目元はインラインを効かせ、唇はマット質感でおしゃれにメガネスタイルに作り込んだアイメイクをすると、濃く、くどくなってTOO MUCHな印象。粘膜部分を埋めた目尻長めアイライン×大胆カラーのリップの組み合わせが、最高のバランスを生む。

a エアーマット リップカラー 03479 ¥4070/NARS JAPAN b ケイト レアフィットジェルペンシルN BR-2 ¥1210(編集部調べ)/カネボウ化粧品
出典元:MAQUIA ONLINE

a 鮮やかな発色としなやかな仕上がりを叶える、進化系マットリップ。落ち着いたソフトコーラルはアジア限定色。エアーマット リップカラー 03479 ¥4070/NARS JAPAN b とろけるような感触で、まつ毛のキワ&粘膜部分にもスルスル描けるジェルライナー。密着力も高く、にじまない耐久性を追求。ケイト レアフィットジェルペンシルN BR-2 ¥1210(編集部調べ)/カネボウ化粧品

Hair
出典元:MAQUIA ONLINE

ヘアにボリュームを出して、メガネに負けない存在感を!メガネが映えるメイクに負けないように、髪にも華やかさがほしい。26mmのヘアアイロンで髪全体にカールをつけ、さらに、それをブラシでざっくりほぐす。服も着替えて、全身のバランスを見ながら、最後にボリューム調整を。

Fashion
出典元:MAQUIA ONLINE

完璧すぎるコーディネートをメガネでカジュアルダウン透ける素材のボウタイブラウスに、太めのデニムパンツ。おしゃれ上級者と思わせるこのスタイルに、メガネをさらっと投入することで力の抜けた雰囲気が漂う。キメキメのときこそ、メガネの出番。

MAQUIA 9月号
モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/天日恵美子 ヘア/赤羽麻希〈joemi by Un ami〉 スタイリスト/松島 茜〈io〉 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

元記事で読む
の記事をもっとみる