忠臣蔵の「お金事情」を赤裸々に描く！映画『決算！忠臣蔵』

『決算！忠臣蔵』（2019）は、忠臣蔵の知られざる予算を赤裸々に描かれており、お金のやりくりの大切さが学べる作品だ。

■『決算！忠臣蔵』──討ち入りにも多額の費用が必要？

この映画の監督は、『殿、利息でござる！』の監督を務めた中村義洋氏。そして、『容疑者Xの献身』や『孤高のメス』で高い評価を得ている俳優の堤真一さんと、お笑い芸人の岡村隆史さんが主演を務めた。

山本博文氏の著書『「忠臣蔵」の決算書』を映画化したもので、実際の史料から忠臣蔵の裏側に迫っていく。

お家断絶となった後、大石内蔵助は勘定方の矢頭長助とお家再興に向けて動くも失敗。江戸の庶民たちの声に負け、仇討ちを決心するも手持ちのお金がみるみる減っていき、右往左往する大石内蔵助の様子が描かれている。

忠臣蔵をテーマにした作品は多いが、お金にフォーカスした作品は他になく、まったく別の視点で見られるのが魅力だ。

目的を達成するためには、計画的にお金を使うことが大切だという教訓がこの映画には込められているといえよう。

2019年作品
脚本・監督：中村義洋
キャスト：堤真一、岡村隆史、濱田岳ほか。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・映画『決算！忠臣蔵』公式サイトより