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【隠れ冷え性診断】夏の冷えセルフチェックと温活食事法

  • 2023.8.13
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暑い夏、「原因はわからないけれど、だるい」「なんとなく疲れている」などのもやもやとした不調を抱えていませんか?

このような夏の不調は、実は「隠れ冷え性」が原因かもしれません。

そこで今回は、隠れ冷え性のチェックリストと、改善のためのセルフケアやおすすめの漢方薬をご紹介します。

隠れ冷え性とは?

冷たいドリンク
出典:Unsplash

隠れ冷え性とは、からだの表面は暑さで温まっていても、内臓が冷えている状態です。

内臓が冷えると、機能低下や血行不良につながり、さまざまな不調を引き起こしやすくなります。

冷房や冷たい飲食物でからだを冷やしすぎることが、隠れ冷え性の主な原因といわれています。

夏は、暑さや熱中症対策が注目されがちですが、隠れ冷え性にも注意が必要です。

隠れ冷え性チェックリスト

チェックリスト
出典:Pixabay

下記は、隠れ冷え性の人に起きやすい症状のチェックリストです。

  • だるさ
  • 胃もたれ
  • 便秘
  • 多量の汗
  • 脚のむくみ
  • 肩こり
  • 集中力の低下
  • 寝つきが悪い
  • おなかが冷たい
  • 顔色が悪い
  • 生理が重い

当てはまる項目が多かった人は、隠れ冷え性が悪化しさらに症状が増える前に、早めに対策しましょう。

夏の冷えは食事で対策

ランチプレート
出典:photoAC

隠れ冷え性を改善するには、冷房でからだを冷やしすぎないことや冷たい飲食物を摂りすぎないことに加えて、食事でからだの内側を温めるのが効果的です。

以下では、具体的な対策方法を3つ紹介します。

朝食をしっかり摂る

朝食をしっかり摂ると、内臓が活動を始め、体温が上昇しやすくなります。

主食のパンやご飯に、卵やヨーグルト、汁物などを加えて、栄養バランスのよい食事を意識しましょう。

時間がないときや食欲がわかない場合は、味噌汁1杯やゼリー飲料だけでも食べるのがおすすめです。

からだを温める栄養素を摂る

たんぱく質やビタミンE、ビタミンB1、ビタミンC、鉄分などの栄養素は、代謝を上げて熱を生み出したり、血行を促進してからだを温めたりする作用が期待できます。

このような栄養素を意識して摂り、内側の冷えにアプローチしましょう。

ビタミンEやたんぱく質が多く含まれるうなぎや、ビタミンB1が多いそばは、暑い夏にも食べやすいメニューです。

ビタミンCを摂るなら、夏が旬のパプリカやさっぱり食べられるフルーツがいいでしょう。

薬味やスパイスを加える

薬味やスパイスのなかには、からだを温める効果が期待できる成分を含むものがあります。

たとえば、とうがらしのカプサイシンや加熱したしょうがのショウガオールなどです。

献立に、とうがらしやしょうが、ねぎ、にら、にんにく、シナモンなどのからだを温める薬味やスパイスを加えると、冷え対策につながります。

パウダータイプの調味料なら、できあがった料理に振りかけるだけで手軽にスパイスを加えられます。

夏の冷え対策には漢方もおすすめ

漢方
出典:photoAC

食生活を急に変えるのが大変という人には、毎日決まった時間に飲むだけで、冷え体質の根本改善を目指せる漢方薬がおすすめです。

漢方薬のなかには、冷えに効果が認められているものもあります。

冷え性は、血行不良や水分代謝の乱れ、ストレスやホルモンバランスの変化による自律神経の乱れ、胃腸の働きの低下などが主な原因であると考えられます。

隠れ冷え性対策には、

  • 血行をよくして、全身に熱を届ける
  • 自律神経を整えて体温調節機能を回復する
  • 女性ホルモンのバランスを整える
  • 胃腸の働きをよくして、熱を作りだす
  • 水分の偏りを調整して、冷えを解消する

などの作用をもつ漢方薬を選びましょう。

漢方薬は体質改善に働きかけるため、隠れ冷え性だけでなく、夏の倦怠感や食欲不振などの不調にも同時にアプローチできるのがメリットです。

以下では、冷え対策におすすめの漢方薬を2つご紹介します。

<冷え対策におすすめの漢方薬>
五積散(ごしゃくさん)

エネルギーや血液、栄養の停滞による冷えを改善する漢方薬です。

頭痛、腰痛、月経痛などに用いられます。

疲れやすく、胃腸の弱い人におすすめです。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

不足した血液を補い血流を促進して、手や足先の冷え、しもやけに働きかけます。

手足の冷えを感じ、冷えると下半身やおなかが痛くなりやすい人におすすめです。

<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>

漢方薬を選ぶ際にもっとも重要なのは、自分の体質や症状に合っているかどうかです。

体質に合っていない場合、効果を感じられないだけでなく、副作用が起こることがあります。

自分に合っている漢方薬を見極めるには、漢方に詳しい医師や薬剤師などの専門家に相談しましょう。

最近では、漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、個人に効く漢方薬を見極めてくれる「あんしん漢方」のようなオンライン漢方相談も人気を集めています。

自分に合う漢方薬を、お手頃価格で自宅まで郵送してくれるので、漢方が初めての人や忙しい人でも気軽に始められます。

隠れ冷え性対策で不調を撃退しよう

隠れ冷え性を改善すると、暑い夏でも不調が起こりにくくなり、もっとアクティブに活動できるようになります。

食生活を改善したり専門家に相談して漢方薬を活用したりして、隠れ冷え性への対策をしましょう。

隠れ冷え性による不調を撃退して、夏のイベントをもっと楽しみましょう!

<この記事を書いた人>

あんしん漢方 ライター
円山 真由佳(えんやま まゆか)

医薬品登録販売者。ドラッグストアでの医薬品・化粧品販売を経て、市販薬の使い分け方を広めるべく執筆・情報発信を行う。美容薬学・アロマテラピーの資格を保持し、インナーケアや女性の不調ケアにも精通している。

表面的な悩みの奥にある潜在的な悩みをくみとり、対症療法ではなく根本改善を目的としたアドバイスを得意とする。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

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