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まるで白亜紀?阿寒湖の近くにそびえる活火山。北海道・雌阿寒岳/地元アナウンサーの山ガイド

  • 2023.8.14

北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を連載。

自分の足で歩いた先にある絶景と美味しいご飯は、もう最高です!
文化部出身・運動神経ゼロの私でも楽しめる「コスパはなまる山」を紹介していきます~!

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」

往復5時間の日本百名山!現代とは思えない景色「雌阿寒岳」

日付:2022年7月22日
雌阿寒岳(標高1499㍍)
北海道釧路市・足寄町
登り2時間30分、下り2時間

山頂(見晴台)からの絶景度 ★★★★★
険しい度 ★★★☆☆
周辺の施設充実度 ★★★☆☆
札幌市内からのアクセスの良さ度 ★☆☆☆☆
個人的オススメ度 ★★★★★

ポイント
✓日本百名山に往復5時間程度で登れちゃう
✓途中からずっと見晴らしが良い
✓山頂付近の河口の縁歩きが、まさに異世界

登山レポ

北海道にある日本百名山のなかでは、もっとも手軽×絶景と聞き、道東まで車を走らせました。

山好きの友人たちみんなにオススメされた理由がわかる!とにかく素敵な山でした。

いくつか登山ルートがあるそうです。
今回は「雌阿寒岳温泉登山口」から登る、一番ポピュラーなコース!

Sitakke

夏山の必須アイテム、サングラスと冷感タオルを身につけて。GO!

Sitakke
Sitakke

はじめ30分くらいは樹林帯を歩きます。アカエゾマツに囲まれて森林浴登山。

3合目を過ぎたあたりから少し開けてきます。4合目あたりからはもうこんな景色!

Sitakke

見晴らしが良いですね。太陽燦燦(さんさん)で汗だくです。

Sitakke

このあたりからゴツゴツした大きな岩が出てきます!
石に黄色やピンク色の印がついているので、登山道を見失わないように上に進みます。

せっかく道東に来たので…
Sitakke

前日に知床斜里町で購入した「知床トコさん」というキャラクターのTシャツを着ています。
綿100%でびしょびしょになりました。(笑)

Sitakke

火山ならではの赤い土を踏みしめながら歩きます。
高い木がないので風が強いですが、振り向くと…。

雲の上!
Sitakke

こーんな景色!雲より高い所にやってきました。
2時間ほど登って8合目を超えるとほとんど植物は見当たりません。

異世界ポイント
Sitakke

9合目の景色。地球外生命体が居そうじゃないですか?びっくりしました。
上り坂も緩やかなので景色を見渡しながら歩きます。

Sitakke

左手にはこの景色!

Sitakke

右手にはこれ!ガスの噴出や硫黄の匂いが。
地球が生きていることを実感させられます。

山頂~~!!
Sitakke

標識とぱしゃり。
ここまでずっとお天気がいい。最高の山行です。

ここでお楽しみの、山ごはんの時間!のつもりが、あまりにも山頂の風が強く断念。
今回は後編の記事はなしです!(涙)

代わりにおやつの紹介を…

Sitakke

吹き飛ばされそうになりながら食べたおやつは、定番「ドライフルーツ&ナッツ」
高カロリーでミネラルも豊富、栄養たっぷりで元気がでました。定番には訳がありますね。

雌阿寒岳の「言いたいことは山々ですが」

自分が地球に生かされている存在だということを実感できる景色です。
幼少期からジュラシックパークを観て育った私は、恐竜がいそうで大興奮。
テーマソングを口ずさみながら歩いた9合目は、考古学者の気分でした。

それにしても、登山の目的の一つに「ダイエット」があるのですが、下山後のビールがやめられません。美味しすぎるのです。

この間は少しでも低カロリーにしようとハイボールを飲んでみましたが、気が付いたら二杯目にビールを頼んでいました。

欲望に負けない人間になりたいのは山々ですが、罪悪感がビールを一層美味しくしてくれるのはなぜなのでしょう…。

そんな小さな悩みは、絶景とおいしいごはんで吹っ飛ばしちゃいましょう!2倍動けばカロリーゼロ!

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビ「グッチーな!」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」、HBCラジオ「平野龍一のミライの扉」を担当。登山歴3年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中

編集:Sitakke編集部IKU

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