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現役時代にやらないと老後がアブない!「おひとりさま」が定年前にできる対策

  • 2023.8.13

おひとりさまの老後は、パートナーがいないので、すべて自分で生活費のやりくりをしなくてはならないが、定年後に安定した生活を送るためには、現役時代から対策を立てておく必要がある。物価も高騰し、年金だけでは到底暮らせない今の時代、おひとりさまの老後に備えて何をしておけばよいのだろうか?

■「おひとりさま」が老後に備えてできること

独身の人や伴侶に先立たれた人は、定年後の生活は一人なので、あまりお金はかからないと思っているかもしれないが、おひとりさまの老後は意外とお金がかかるもの。年金だけで生活していくのは、難しいだろう。一人で生活している人は、現役時代から老人になったあとの生活を見据えて、いまから対策を立てておく必要がある。

●生活水準が高い場合は下げるべき

生活水準を見直し、優先順位を付け、少しずつ生活をコンパクトにしていくことを心がけよう。

おひとりさまは自由になるお金や時間が多く、趣味や交友関係にまつわる出費がかさみがちだ。

また、長年一人暮らしをしていると、食生活や衣服、寝具など生活全般にわたって、自分なりのこだわりが生まれやすくなる。

退職して年金生活になったときに、いきなり生活水準を下げるのは難しく、かといって現役時代と同じ生活を続けていると毎月の赤字が膨らんで、一気に貯蓄が減りかねない。

お金の使い方にメリハリをつけ、優先度の低いものにかけるお金を少しずつ減らしていきたい。

●老後に利用したいサービスとかかるお金を知る

老後に利用できるサービスの種類や費用を知り、必要なお金を蓄えておこう。

老後に頼れる親族がいないと、お金を払って外部のサービスを利用する必要がある。

たとえば、安否確認をしてくれる見守りサービスや、入院の際に必要となる身元保証サービス、葬儀の手配をしてくれる死後事務委任契約など、おひとりさまならではの問題を解決してくれるサービスはたくさんある。

身体が不自由になれば、家事代行を依頼することになるかもしれない。

あらかじめ不測の事態などを予想して、いまからお金を蓄えておきたい。

■「おひとりさま」が物価高に備えてできること

物価高が続くいまだからこそ、おひとりさまは老後にお金が足りるかどうか見直したい。おひとりさまの老後でいざというときに頼れるのは、自分の力で蓄えた資産だけだ。何も対策をせず、いままでのように給与を使い、残った分を貯めているだけでは老後貧乏に陥ってしまうかもしれない。

●ムダな出費を抑えて家計をスリムにする

物価高のタイミングで支出を見直し、家計のムダをカットしよう。

おひとりさまはお金の使い方に口出しされないため、支出を見直す機会が少ない。あまり使っていないサブスクや習慣で買っている飲み物、友達にすすめられて入った保険など、意外とカットできる支出が見つかるかもしれない。

年金生活に入ったとき、支出が収入を上回っていると老後破産のリスクが高まる。定年後にいきなり生活水準を下げるのは大変なので、今のうちにムダをなくして家計をスリムにしておくと安心だ。

●早めに副業を始めて少しでも収入を増やす

支出が増えた分を副業でカバーする方法もある。帰宅後や週末に自分の時間を確保できるおひとりさまは、副業を始めやすいといえよう。

絵や文章、プログラミングなど自分の得意なスキルを活かしてインターネットで仕事を受注するクラウドソーシングや、本業の経験を活かした週末コンサルなど、副業にはたくさんの選択肢がある。

早めに副業をスタートして退職後も続ければ年金に副業収入がプラスされ、老後の安心材料になる。

文/編集・dメニューマネー編集部

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