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【友利新先生・監修】赤ちゃん・子供が使える日焼け止めおすすめアイテム6選!ママも使えるUVケアをチェック

  • 2023.8.12
教えてくれたのは…

皮膚科医・内科医

友利新先生

クリニック勤務の傍ら、医師として美と健康を追求し、雑誌やテレビなど幅広いメディアで啓蒙。年間100以上の化粧品発表会に出席して得た知識に医師としての見解をかけあわせたYouTubeチャンネルも人気(@aratatomori)。三児の母でもあり、子どもに使えるコスメにもくわしい。

赤ちゃんに日焼け止めは必要ない? いつから必要?

友利新先生

「赤ちゃんに日焼け止めを塗ってもいいですか?」という質問を受ければ、「問題ありません」という回答をしています。ですが、個人的な考えとしては、使わなくてもよいと思っています。一歳未満のお子さんで自由に歩きまわらないうちは、ベビーカーの場合は、サンシェードをつけ、足元は掛け物をする。抱っこ紐のときには、帽子をかぶせる、ママが日傘をさすなど、物理的に日射を遮る方法で対応するだけでも紫外線対策は可能です。

もしも、上のお子さんについてプールやビーチに行くなど、強い紫外線を避けられない場合には、赤ちゃんが使用できる低刺激タイプのものを塗って肌を守ってあげましょう。


そもそもなぜ日焼け止めが必要なの?
友利先生

日焼けを防ぐ理由は、シミやシワといった肌老化対策の観点から語られることが多いかと思います。ですが、皮膚、そして、カラダの健康を守るためにも紫外線は避けたいところ。紫外線に当たることによって細胞が傷つくと皮膚ガンや一時的に免疫力がダウンする原因にもなります。

紫外線を浴びたらすぐに病気になるということはありませんが、紫外線によるダメージは“なかったこと”にすることはできません。日焼け止めを塗らずに紫外線を浴びるたびに、わが子のDNAに“負の貯金”としてダメージが刻まれているというイメージを持っていただくと、日焼け止めは欠かせないものという意識をもっていただけるのではないでしょうか。


日焼け止めは肌にとって有害なのでは?
友利先生

日焼け止めが肌にとって負担にならないかといわれればゼロではありません。とはいっても、紫外線ダメージのほうがよっぽど有害です。どちらのリスクを取るのかという問題になってしまうのですが、皮膚科医としては日焼け止めを塗るほうを提案します。


日焼け止めは何歳から必要?
友利先生

何歳からという明確な基準はありませんが、一人で歩き回るようになり、日をたっぷり浴びて遊ぶようになったら日焼け止めを塗る習慣の始めどきではないかと考えています。


赤ちゃんや子供に使える日焼け止めの選び方

赤ちゃんや子供に使う日焼け止めは、次の4つのポイントから選びましょう。

  • SPF20程度の低刺激タイプを選ぶ
  • 持ち運びしやすく使用感のよい日焼け止めを選ぶ
  • 肌が敏感な赤ちゃんや子供にはアルコール・エタノール不使用の日焼け止めを選ぶ
  • 石鹸オフできるタイプの日焼け止めを選ぶ

それぞれの理由について解説します。

SPF20程度の低刺激タイプを選ぶ
友利先生

2歳くらいまでは皮膚が未熟なので、デイリー使いとしてはSPF20くらいまでの低刺激タイプを選ぶと安心です。個人差はありますが2歳以上になれば、皮膚がある程度完成に近い状態になるので日常的にSPF30や50を塗ってもOK。

低刺激タイプを選ぶ際、ノンケミカル処方(紫外線吸収剤フリー)の日焼け止めを検討する人は多いでしょう。

紫外線吸収剤が悪とされていた時代もありましたが、現在では各社の研究開発がすすみ、子どもの肌に使用しても影響がないと思っています。ノンケミカル処方になるとSPF値が低くなりやすいですし、塗ったときに白浮きしやすいものも。子どもが好きな“サラスベ”タイプではなくなってしまうので、わが子に日焼け止めを選ぶときに「ノンケミカル処方だから」という理由で選ぶことはありません。


持ち運びしやすく使用感のよい日焼け止めを選ぶ
友利先生

子どもに日焼け止めを塗るというのは、ママとしてはすごく大きな手間! ましてや、いやがるわが子に塗るというのは“二重苦”なので、スッと伸びてなじみがよく、すぐに肌表面がベタつかない使用感やサッと出せるポンプタイプということが子どもの日焼け止めを選ぶ上での加点ポイントになっています。


肌が敏感な赤ちゃんや子供にはアルコール・エタノール不使用の日焼け止めを選ぶ
友利先生

日本の化粧品には非常に厳しい安全基準が定められていて、それをクリアしたものだけが製品化されています。そのため、市販されている日焼け止めには、どんな肌に対しても問題を起こすような悪い成分は含まれていません。アルコールやエタノールに対して赤みやかゆみが出る、皮膚が弱い、アトピーという場合は避けるべきですが、お子さんの目立たない部分の肌に塗ってみて問題がなければ、使用できると判断しても問題ありません。ただし、大人用のスプレータイプの日焼け止めに関しては、揮発性を高めるためにエタノールがたっぷり使われているので、赤ちゃんへの使用は避けたほうがよいと思います。幼児以上のお子さんもはじめて使うときには、肌の状態を注意深く見守ってあげたほうがよいでしょう。


石鹸オフできるタイプの日焼け止めを選ぶ
友利先生

石鹸オフできない日焼け止めは、赤ちゃんや幼児に使用してはいけないというルールはありません。ですが、オフ時、子どもにクレンジングを使わせるというのは手間になりますし、むりにゴシゴシ擦って洗い落とそうすれば摩擦刺激が肌にダメージを与えてしまいます。そういったいろいろな要素を考慮すると、石鹸で落とせるタイプのほうがママとしては助かるというのが正直な気持ちです。


皮膚科医推薦!お子さんの紫外線対策にオススメの日焼け止め

動き回ったり濡れたり、とにかく運動量が多い子供には汗や水に強い日焼け止めがオススメ! さらに、汗をかいた後の保湿もケアできると◎

「ヒアルロン酸配合で保湿効果も優秀なスーパーウォータープルーフ」
スキンアクア スーパーモイスチャージェル(ボトルタイプ)
スキンアクア スーパーモイスチャージェル(ボトルタイプ)

SPF50+・PA++++

110g / ¥759(編集部調べ)

ベビー用日焼け止めを100種類以上試した美容ライター金子優子さんのおすすめ赤ちゃんから使える日焼け止めもご紹介!

アネッサ モイスチャーUV マイルドジェル N
アネッサ モイスチャーUV マイルドジェル N
アネッサ モイスチャーUV マイルドジェル N

SPF35・PA+++

90g / ¥2640(編集部調べ)/資生堂

金子優子さん

美容ライターママにも大人気の逸品。みずみずしい塗り心地ながら日焼けガード力がバツグン。ちなみに、肌にトラブルがないお子さんなら3歳からアネッサの大人用を使えます。うちの娘は、毎日サッカーに明け暮れていますが、アネッサのおかげで日焼け跡はなし!


ママ&キッズ UVライトベールSPF23・PA++
ナチュラルサイエンス ママ&キッズ UVライトベール
ナチュラルサイエンス ママ&キッズ UVライトベール

SPF23・PA++

90ml / ¥2640/ナチュラルサイエンス

金子優子さん

みずみずしいジェルのような乳液タイプ。ベタつきレスですぐにサラスベ肌になるので子ども自ら選んで使いたがります。スキンケア効果がとてもすばらしく、塗った方が子どもの調子がよくなるような手応えが!


ママベビー UV&アウトドアスプレー
ママベビー UV & アウトドアスプレー SPF20 / PA++
ママベビー UV & アウトドアスプレー SPF20 / PA++

SPF20・PA++

80ml / ¥2200

金子優子さん

100%自然由来のオーガニック処方。1本で紫外線&虫対策ができるから公園遊びのときやアウトドアシーンにはこれを一本持参すればOK! 意識高い系のママたちの間ではギフトとしても大人気。


ママフィ UV スキンケアミルク
ママフィ UV スキンケアミルク
ママフィ UV スキンケアミルク

SPF40 / PA+++

60g / ¥1650/翠松堂製薬

金子優子さん

もっとバズっていいはずだと常々思っているめちゃくちゃ優秀な日焼け止め。低刺激処方でウォータープルーフ、フリー処方、紫外線もきっちりカット……と欲しいものがみんな揃っているのですが、注目すべきは技術力。赤ちゃんの肌にふれさせたくない成分をカプセルに包み込んでいるから負担なく肌を守ることができます。高い基準をクリアした国内工場で製造されているというのも魅力。


ニベアUV ウォータージェル こども用 SPF28
ニベアUV ウォータージェル こども用 SPF28
ニベアUV ウォータージェル こども用 SPF28

SPF28・PA+++

120g / ¥680(編集部調べ)/ニベア花王

金子優子さん

毎日気兼ねなく使えるコスパが最高の日焼け止めを探している人におすすめ。ノンアルコールのジェルタイプは、のびがよくて白くならないから赤ちゃんの日焼け止めを塗るというお出かけ前のタスクをらくらくクリアできるのがいい。


皮膚科医の友利先生からレクチャーされた正しい知識を参考にすれば、この夏の日焼けダメージを回避できるはず! そうすれば秋から冬にかけて悩ましいベビーやキッズの乾燥肌問題も深刻化せずにすむなど、今だけじゃないメリットも手に入る可能性大!

取材・文/金子優子

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