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ジモトミン必見!!柏融展〜柏に住まう作家たち〜柏市民ギャラリー@柏

  • 2023.8.11
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こんにちは、柏 おどりです。

芸術が身近で楽しめるような日常、そんな場所がパレット柏の市民ギャラリーにあります。パレット柏内柏市民ギャラリーは、柏駅より徒歩3分、DayOneタワー3Fです。ドンキホーテの向かい、柏の葉っぱがたくさんデザインされたビルの入り口のエスカレーターで3階までお越しください。

柏融展 〜柏に住まう作家たち〜

会期 2023年8月11日(金)〜8月15日(火)

時間 10:00〜18:00(初日は13:00から)

場所 パレット柏 柏市民ギャラリー(DayOneタワー3F)

料金 無料

出典:リビングかしわWeb

柏市には様々なジャンルで活躍する、才能溢れる芸術家の方々が多くいらっしゃいます。柏融展はこのような地域の素晴らしい芸術家9人が一堂に会する珍しい展覧会なのです。一度足を運んだら柏市民、ジモトミンとして、誇りと尊敬の念を抱かれることまちがいありません。

柏に根づき融合した作家たち

あさのわこ ファイバーアート

遠藤裕 彫金

岡本真美 アクリル画

加藤ひろ子 写真

小林大彦 洋画

中津川督章 彫刻

樋口ひろ子 アクリル画

福永明子 日本画

松本多恵子 洋画

出典:リビングかしわWeb

柏融展は、福永明子先生が代表として企画し発足、隔年開催で今回3回目となります。柏融展の名前の由来を福永先生にお聞きすると、柏という地に根付いて融合した作家たちというイメージだそうです。福永先生のお人柄と行動力が、このような贅沢な企画を生み出し開催に至っているのでしょう。融点とは個体が液体になり始める温度のことですが、芸術を愛する先生方がお互い尊敬して共鳴して溶け合うようで、とても尊い展覧会であると思います。

この度代表の福永明子先生と、松本多恵子先生に取材させていただきました。

福永明子先生

柏 おどり 柏融展率いる福永先生、今回の見どころなどを教えてください。

福永先生 毎回、熟成された完成度の高い展示ができていると思います。 3回目となる今回は、今年白日会一般佳作賞を受賞された松本多恵子さんと、ご逝去された彼女の御母堂で写真家の加藤ひろ子さんの写真作品の、親子コラボが見どころだと思います。 芸術を愛する心を繋いだ、親子の絆を感じ取れるのではないかと、私も楽しみにしています。

柏 おどり こちらの作品のタイトルと解説、想いなどをお聞かせください。

出典:リビングかしわWeb

福永明子「無外」

2012年作 私は日本が大好きです。 2010年の尖閣沖漁船衝突事故、2011年の東日本大震災を経て、日本と大和魂を描きたい!という想いから、居合の無外流のお師範の稽古場を取材をして描いた作品です。 無外。こんなに素晴らしい国は外に無いと私は思います。 2023年の混迷を深める世界の只中にあって、この想いを新たにし、今こそこの作品を展示しなければ!と思いました。

ほかにはないと書いて「無外」。私(柏 おどり)も日本が、柏が、大好きです。世界が不協和音の時代だからこそ、今こそ大和魂をひとつに、みんながひとつになるべきなのではないかと思っています。想いをお聞きし、こちらの臨場感あふれる大和魂に胸が熱くなりました。

松本多恵子先生

柏 おどり こちらの作品のタイトルと解説、想いなどをお聞かせください。

出典:リビングかしわWeb

松本多恵子「春の夕暮れ」

春の霞がかった空気と夕暮れ時のセンチメンタルな気持ちを表現しました。

柏 おどり こちら松本先生のご息女がモデルだそうで、絵の中のお嬢さんと、作家としての松本先生と加藤先生の親子3代コラボが成立していました。加藤先生へ祈りを捧げているかのようにも見えてきて胸がジンとなります。

柏 おどり 加藤ひろ子先生(お母さま)とのコラボは初めてでいらっしゃいますか?

松本先生 母とのコラボは、千葉県写真展であります。父も娘も出していたので、千葉県立美術館には家族揃って飾られました。ちなみに、同時期か忘れましたが、息子も出していましたよ。

柏 おどり この母娘コラボ企画に寄せて何か想いなどがあればお聞かせください。

松本先生 今回の企画の想いは、声をかけてくださった福永さんに感謝しています。母は私が作家活動をする事を応援してくれると同時に活動できる環境を羨ましがられていました。母には才能がありましたから、自由に活動出来ない事をもどかしく思っていたと思います。お盆の時期と展示が重なるなんて。しかも3回忌。良い供養になります。有難い事です。

加藤ひろ子先生

写真家の加藤ひろ子先生は2021年に永眠された松本多恵子先生のお母さまです。コメントは松本先生よりいただきました。

柏 おどり こちらの作品のタイトルと解説、想いなどをお聞かせください。

出典:リビングかしわWeb

加藤ひろ子「霧の通学路」

松本先生 母がつけたタイトルは、通学路という言葉でしか覚えておらず、霧が出た日に母が何か面白い写真を撮りに行こうとした事だけはわかるので、私が想像でタイトルをつけました。

柏 おどり 霧がかかることで日常が非日常になるようなお写真。とても幻想的なお写真です。

芸術を愛する福永明子先生が企画した今回の柏融展。加藤ひろ子先生が永眠された2021年。2023年(今年)には松本多恵子先生は白日会一般佳作賞を受賞しております。お母さまである加藤先生を長年介護され寄り添ってきた松本先生。愛が結んで、愛が育んだ芸術を、ぜひご覧ください。

また、今回ご紹介できなかった柏に住まう素晴らしい芸術家の先生方の作品群。バラエティー豊かな作品に触れ、その作品から先生方の想いを感じてみませんか?エネルギーに満ち満ちた作品を前にして、私たちジモトミンの柏愛は当然のごとく深まることでしょう。

今年は地元柏、柏市民ギャラリーにて家族とともにお盆を迎えませんか?

柏 おどり

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