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好きをとことん突き詰める。ストリートカルチャー誌『DAWN』が今、雑誌を作る理由

  • 2023.8.10
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雑誌『DAWN』

ストリートカルチャーの深部を見せる

「今紙をやる必要があるのかという雰囲気のなか、何度かウェブメディアにチャレンジしました。でも終わりがないし、情報を点でしか伝えられない。結局、雑誌を作るしか選択肢がなくなったんです」。『DAWN』を立ち上げた二宮慶介さんは、20代前半から出版業界に身を置き、東京のストリートカルチャーに漬かってきた。

雑誌『DAWN』編集長の二宮慶介
雑誌『DAWN』編集長の二宮慶介さん。

「ストリートカルチャーが大衆化すればするほど、流行り廃りに惑わされない存在も必要になる。そこでヒップホップやアート、好きをとことん突き詰めた雑誌を作ろうと思いました。僕自身20年くらいその世界にどっぷりだし、自分が気になることは読者にも響くはずだと」。

コロナ禍に刊行した「N°1.5」では寄稿者に撮影を依頼。最新号は“持続可能な未来”を掲げている。「不定期刊行なので、テーマを決めすぎるとやりたいことができなくなってしまう。なので大枠はありますが、内容はフレキシブルです。一冊を通して記事に有機的なつながりを作れるのが雑誌のいいところでもありますから」

『DAWN』

ストリートカルチャー誌『DAWN』表紙
舐達磨が表紙の2019年の創刊号は即完売。2020年にはコロナ禍におけるストリート側の発信を記録した「N°1.5 Survival Issue」を刊行。最新号の「N°2 SUSTAINABLE FUTURE」は200ページに及ぶボリューム。2,640円。
ストリートカルチャー誌『DAWN』中面
「雑誌の肝はデザイン」と二宮さん。誌面はポップに。アートディレクションは前号に続き元イルドーザーの石黒景太が担当。

profile

ストリートカルチャー誌『DAWN』編集長・二宮慶介

二宮慶介(『DAWN』編集長)

にのみや・けいすけ/ストリート雑誌のアルバイトから始まり20代で独立。これまで数々の雑誌、ウェブメディアに関わる。最新情報はSNSで。

Twitter:@dawn_tokyo
Instagram:@@dawn_tokyo

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