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にじさんじ・VOLTACTIONのワチャワチャ感が楽しい! 4人で語るグループのこれまでとこれから

  • 2023.8.7

VTuberグループ〈にじさんじ〉所属ユニット、VOLTACTION。昨年7月のデビューとともにYouTubeチャンネルを開設、ゲーム配信や歌、ボイスドラマに挑戦。今年5月には念願の3Dお披露目を果たした。ゲーム愛溢れるリーダーの風楽奏斗さん、歌が得意な渡会雲雀さん、筋金入りのBL好き・四季凪アキラさん、多芸な理系男子のセラフ・ダズルガーデンさん……個性豊かな面々が織りなすワチャワチャ感に注目!

VTuber未到の領域を目指す4人組。

2022年7月、楽曲「インレイド」でデビューしたVOLTACTION。今年5月には3Dの姿を視聴者に初公開する「3Dお披露目」を果たし、動けるライバーとして大注目されている。デビュー1年を迎えた今の思いとは?

――活動開始から1年、印象に残っていることはありますか?

セラフ:やっぱり鮮烈に残ってるのは3Dお披露目かなあ。

雲雀:あれは頑張った!

アキラ:ファンの方々からの「ついに3D来た!」っていうリアクションも嬉しかったし。次は何をやろうかという夢も広がって。

雲雀:俺はゲーム大会の「VTuber最協決定戦」かなあ。同じ熱量を持った人たちと、大会期間をバーッと駆け抜けるって、なかなかできない体験だから。

奏斗:僕もそうかも。

セラフ:あの瞬間、青春が帰ってくるよな。部活みたいで。

アキラ:個人的な転機は、〈にじさんじ〉主催の『マリオカート』の大会。配信トラブルで先輩や視聴者さんにいじられて、結果的に覚えてもらうきっかけに。

セラフ:俺は楽曲のカバー歌唱配信も大きかった。熱を込めて歌ったから、自分の心も震えたし。

――デビュー当時の自分に声をかけるとすると?

セラフ:生歌力が高まった! って教えたい。そこそこのものを提供できるようになってきたし、ダンスもグルーヴ感が育った気が。

奏斗:僕は5~6時間喋り続けられるぞって。そう喋るタイプでもなかったから、こんなに楽しく毎日活動できると思ってなかった。

アキラ:私は〈にじさんじ〉の公式番組で無理にウケようとすな! と言いたい。ありがたいことに進行を任されることが多くて、最初は背伸びしてエグいくらい滑ってたので。もう自然体で行く。

雲雀:俺はあの頃喉が不調で、検査で原因がわからずめっちゃ不安だったんだよね。でも今は楽しく歌えてるよって教えてあげたい。

――メンバーの「この感性は新しいな」と思うのはどんなところ?

セラフ:みんな他のVTuberがまだやってないことを追求してますね。3Dお披露目でも工夫して個性が出る内容にしました。

奏斗:小道具もこだわったよね。

アキラ:私の小道具はBL百人一首(腐女子・腐男子の視聴者から募集した上の句に対し下の句を考える企画)だけど、その話はここでは…。奏斗の配信は、なんでバランスボールに乗って押し相撲することになったの?

奏斗:ちょうどバランスボールがあって。これええやん! って。体を動かしたいなと思ったから。

セラフ:俺も「こんな動けるやつ他にいる?」と思いながら内容組んだ。ヴァイオリンも弾いたし。

デビューからの歩みを振り返り。

「インレイド」
初配信に先駆け、2022年7月13日にプレミア公開されたデビュー曲。激しいギターリフに4人の歌声が絡むロックチューン。今年春の3Dお披露目では生歌&ダンスでライブ配信され反響を呼んだ。

「Watercolor」
今年1月、ハーフアニバーサリーを記念して配信開始された2ndオリジナル楽曲。Novelbrightの山田海斗が作詞、沖聡次郎が作曲を担当した、疾走感溢れる青春ソング。MVでは4人の寄宿学校時代も登場する。

1st Anniversary Live『RAISE the VOLTAGE』
デビュー1周年を記念した3Dライブ。オリジナル楽曲はもちろん、「KICK BACK」や「イケナイ太陽」など有名曲のカバーも披露。進化した歌とダンスで視聴者を魅了した。公式チャンネルで全編無料視聴可能!

「RELOAD!!!!」
3Dライブの最中にリリースが発表された3rdオリジナル曲。ダンサブルなリズムとメロディが楽しい、節目にふさわしい一曲。普段とは雰囲気の異なるヘアアレンジや衣装でキメたゴージャスな姿も話題に。

ヴォルタクション 寄宿学校でつるんでいた4人で結成。「裏社会を通じて磨いてきた特殊な能力を人々の日常を幸せにするために活かす」という思想のもと、アジトへ届く依頼を遂行すべく暗躍中。活動の傍ら〈にじさんじ〉の存在を知り、全員で加入してみることに。

ふうら・かなと リーダー。実業家でマフィア一家の嫡男。「大勢で長い配信をするコンテンツに影響を受けてます。〈にじさんじ〉を知ったのもゲーム『ARK: Survival Evolved』を配信する企画で、台本がないのにドラマみたいな世界があるんだ、と衝撃を受けました」

わたらい・ひばり カフェ店員だが、裏の顔は怪盗一家の跡取り。「ニコニコ動画の文化からネットにハマっていったので、そこからゲーム実況や歌い手さんを見るようになりました。バンドだったらUVERworldとかONE OK ROCKが自分のバックボーンです」

しきなぎ・あきら 元諜報員の請負人。「VTuberの先輩はもちろんなんですけど、かなり影響を受けてるなと思うのがWebメディアの『オモコロ』。いい意味でオタク感が強くて、その笑いの感覚が自分とも近い。どうしたら面白く掛け合えるのか参考にしてます」

セラフ・ダズルガーデン 元暗殺者のエージェント。「活動を始めたいと思ったのは実況者の赤髪のともさんの配信を見たのがきっかけです。歌や感情の届け方は好きなヴァイオリニストだったりバンドだったり、色々ですね。恩師にも影響を受けてますし、ジャンルごとに憧れの存在がいます」

※『anan』2023年8月9日号より。取材、文・飯田ネオ

(by anan編集部)

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