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もう夫婦関係の修復は不可能でした… 30代サレ妻がくだした「怒りの制裁」【後編】

  • 2023.8.6

麻沙美さん(仮名・32歳)は出産後、子どもが1歳を迎えたころに職場に復帰し、ベビーシッターを利用するようになりました。しかし、ベビーシッターの藤島さん(仮名)という女性と、夫である幹人さん(仮名)が不倫しているのではないかと、強い疑いを持ったそう。なんとか証拠を掴もうと奔走した結果、どんな結末を迎えたのでしょうか。

不倫の証拠をつかむチャンスが到来

「夫と藤島さんの関係を疑い、確信に至ってはいたものの、証拠を掴めずにいたある日のこと。夫から、“週末に出張が入った”と言われました。
夫はインテリアのデザインの仕事をしていてたまに出張があるんですが、そのときは行き先も曖昧で、どこか不自然さを感じました。これは、藤島さんと会うのでは…と思ったんです。
出張当日に尾行しようとも考えたんですが、最後までついていける自信はありませんでした。すると、一緒に部屋にいるときに夫が“腹が痛い”と言い出し、使用中のスマホを放り出してトイレに駆け込んだのです。
そこで私は急いでLINEを覗き、夫と藤島さんとのやり取りを発見。思ったとおり出張はなく、密会の計画を立てる内容のやり取りを見つけました。証拠として、そのやりとりを写真におさめました」

不倫の証拠を突きつけて…

「夫が出張と偽って出かけた数日後。その日は、藤島さんにベビーシッターの依頼をしている日でした。
私は藤島さんと話をするつもりで仕事を休み、子どもを実家に預け、自宅で待機。時間になってやって来た藤島さんは、すぐに様子がおかしいと察したようで、いつもの穏やかな表情を、サッと険しくさせました。
私は藤島さんをリビングのソファに座らせ、自分のスマホを差し出しました。先日の夫のスマホを覗いたときの、藤島さんとのLINEのやり取りを撮った写真を見せたんです」

逆ギレするベビーシッター

「私が、“これはなに?”と尋ねると、藤島さんが肩を震わせ始めました。そして、顔を紅潮させ、“あなたが悪いんです”と言ってきたのです。
“家庭を顧みていない”と言い、“彼はいつも不満を漏らしている”と言ってきました。私が産後早々仕事に復帰したことを良く思っていないとのこと。
さらに、“夫婦生活にも満足していない”“子どものことを一番理解しているのも私だ”と、まくしたてるように言ってきました。
それを私は、いたって冷静に、どこか冷めた感情で聞いていました。逆に藤島さんはだいぶ混乱していたようなので、その日はそれ以上問い詰めることはせず、帰ってもらうことに。そしてその夜、夫にすべてを話しました」

関係修復は不可能だと判断

「実は藤島さんとの会話は、ボイスレコーダーで録音していました。それと合わせてLINEのやり取りの写真を見せると、夫はすぐに観念して、“申し訳ない”と謝りました。
謝罪は受けたものの、夫にはもう不信感しかありません。仕事に対する姿勢、子どもとの向き合い方、すべてを否定されたようで、完全に冷めていました。
離婚に向けて話を進めるために、弁護士に相談。証拠はすべてそろっているので、話は早かったです。親権も私が持つことができ、慰謝料もしっかり取ることができました。
藤島さんに関しては、ベビーシッターの会社に報告を入れました。すると、実は以前にも藤島さんは同じようなトラブルを抱えた経験があることが分かりました。今回は2度目ということで、見逃すことはできないと言い、最終的に彼女は退職に至ったようです。
私は今は実家に戻り、両親の助けを借りつつ、働きながら子どもと穏やかに暮らしています」

“不倫夫を追い詰めた妻の告白”をご紹介しました。
不倫の証拠を掴んで完全決着となったものの、夫の裏切りで失ったものも多いはず。穏やかな日々を過ごすなかで、少しずつ取り戻していけるといいですね。

©yamasan0708/takayuki/shutterstock

文・塚田牧夫

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