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「ダメだよ!」浮気相手の家に嫌がる息子を連れて行こうとする夫。葛藤した妻は?<夫の二重生活>

  • 2024.7.21

ユナさんは夫と2歳の息子と3人暮らし。息子のタイチは保育園に通い、ユナさんはフルタイムで復職。忙しい毎日を送っています。夫の郁夫は積極的に息子のお世話をするイクメン。そんな夫に対して感謝していたユナさんでしたが、その裏で夫は職場の同僚である黒利さんと不倫をしていたのです。

郁夫の言動を不審に思ったユナさんは、タイチのリュックにGPSをつけ、郁夫が内緒で通っていると思われるマンションと、その不倫相手が黒利さんであることを突き止めました。

ユナさんは、不倫の証拠集めをすることに。しかし、証拠集めを進めようにも未だに実行できたのはGPSの設置だけ。「本当にこの決断で良かったのか?」とユナさんの気持ちも揺らぎ始めます……。

証拠を集めなきゃ…でも本当にこれでいいの?

郁夫と離婚するのか、それとも許すのかを自問自答するユナさん。それに加え、郁夫を泳がすためとはいえ、このままタイチを黒利さんの元へ行かせていいのかどうか思い悩んでいました。


そして迎えた日曜日。

家族3人で過ごそうとユナさんが提案しても、やはり郁夫は受け入れません。ところが、この日はタイチもご機嫌斜め。「ロロチャ、ない!」と泣いて嫌がるタイチを強引に連れ出そうとします。

今日は無理に連れて行かなくていいと言うと「ダメだよ!」と怖い形相で大声を出す郁夫。その必死さは異様なほど。

ボイスレコーダーは仕掛けた。

証拠を集めないといけないのは分かってる。

でも、タイチが嫌がってるのにこのまま行かせていいの……?

ユナさんは悩んでしまうのでした。

不倫の決定的な証拠を手に入れるためには、郁夫とタイチを黒利さんの元へ送り出さなくてはなりません。しかし証拠を手に入れると同時に、郁夫の身勝手な不倫にタイチを巻き込み続けることにもなります……。

その葛藤はかなり大きく、ユナさんが決断しきれないのも無理もないのではないでしょか。タイチがこれ以上、郁夫の都合で悲しい思いをしないことを願うばかりです。


著者:マンガ家・イラストレーター ネギマヨ

ベビーカレンダー編集部

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