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延滞滞納だけじゃない!ブラックリスト入りしてしまう危険なNG行為4つ

  • 2023.8.6

ブラックリストといえば、返済滞納が頭に浮かぶかもしれません。しかし、それだけがブラックリスト入りの原因ではありません。

実際には、さまざまな理由がリスト入りの原因となります。4つのNG行為について解説します。

■「ブラックリスト入り」の意味

ブラックリストとは、信用情報に事故情報が記載されることの俗称で、そのようなリストが存在しているわけではありません。

信用情報とは、クレジットカードやローンの契約・申し込みに関する情報のことで、信用情報機関が管理しています。

事故情報が記載され、「ブラックリスト」に入ってしまうと、クレジットカードやローンの審査に通らなかったり、分割払いができなくなったりといった弊害が発生します。

■ブラックリスト入りする4つの行為

ブラックリスト入りしてしまう行為は以下の4つです。

・多重申込
・延滞
・代位弁済
・債務整理

●多重申込に注意!

多重申込とは、短期間で複数のクレジットカードに申し込むことです。クレジットカードは確実に審査が通るわけではないため、念のために複数のカードに申し込む人がいるかもしれません。

しかし、これはNG。クレジットカード会社は信用情報機関を通じて申込情報を共有しているため、短期間に多数の申し込みをしていると、そのことがクレジットカード会社に分かってしまいます。

カードが増えすぎると、返済能力(与信額)を超えているとみなされ新規のカード発行が難しくなる可能性が高くなります。

●延滞/代位弁済

数カ月を超えるような長期間の延滞や、自分で支払うことができず、保証会社や連帯保証人に支払ってもらう代位弁済の履歴が残っていると、返済能力がない顧客とみなされ、カードの審査が通らなくなります。

●債務整理

債務整理には任意整理・自己破産・個人再生などがあります。

いずれも債務を減らしたり免除してもらったりする手続きであり、貸し手にとってリスクとなる内容です。ゆえに、債務整理の対象者はブラックリストに入れられてしまい、新規の借入が困難となります。

■ブラックリスト入りしないよう気を付けよう

今回紹介した4つの行為のうち、最も可能性が高いのは延滞です。

日々の生活に忙しく、ついうっかり、引き落とし口座にお金を入れ忘れてしまうことがあるかもしれません。

しかし、こうした延滞情報は事故情報として記載されます。

こうしたミスを防ぐため、クレジットカードの数はある程度絞り込み、支払いもできるだけ一本化するなど工夫し、リスト入りしないよう気を付けましょう。

文・馬場正裕(ファイナンシャル・プランナー)
高校教師・学習塾・予備校の講師を経て、現在は金融・保険などのマネー系Webライターとして活動中。主に、金融メディア、SDGsメディア、教育メディアに出稿している。

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