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ゴールドカラーとグリーンの花々で華やぐお正月~蘭やマム、そして運気上昇の雲龍梅で和モダンアレンジ~

  • 2015.12.25
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暖かな年の瀬を迎えています。なかなか年末気分にならず、仕事が納まりません(笑)
街の花屋さんは、大晦日までお客様が絶えないので年内いっぱい頑張り時! 忙しさMAXの花屋さんたちにとっては、少しでも暖かい年末はありがたいかもしれないですね。

昨年、こちらのコラムでご紹介したお正月のアレンジはコンパクトなデザインでしたが、1年間コラムを楽しんでくださいました読者に皆様には、今年は枝モノを使ったちょっとボリュームのあるアレンジをご紹介しましょう!

迎春の花といえば、松竹梅、千両や南天などの縁起物たち。シンビジウムなど華やかな蘭や、可愛らしいマム(菊)、早春の香りがする日本水仙もおすすめです。伝統的な花々ながらも、色の組み合わせや品種のチョイスによってぐっと和モダンなあしらいになります。

ご紹介するふたつのアレンジに共通している花材は「雲龍梅(うんりゅうばい)」と「マム・アナスタシアグリーン」。合わせる花材や器によって雰囲気が異なる様子をご覧いただき、ご自宅のインテリアや食器との組み合わせのご参考にされてくださいね。

天に龍が昇るがごとくうねる「雲龍梅(雲竜梅)」。江戸時代末期頃から、庭に植えると家運興盛をもたらすめでたい庭木とされています。ごつごつした枝が力強くくねくねと曲がる様は、小さな枝でも迫力がありますね。いまぷっくりと膨らみかけている小さな蕾、ちょうどお正月頃咲いてくれるでしょうか。白い八重咲きの可憐な花をつけ、その芳香は梅独特の清々しく甘やかな香り。百花に先がけて咲く梅の香気と、上昇気流な枝ぶりが美しい「雲龍梅」で、来る新年の運気を呼び込みましょう♪

白い梅の花に、ゴールドに輝く蘭・オンシジウムと、いかにも福福しい花姿の別名「女王のスリッパ」と呼ばれる蘭・パフィオペディラムをあわせれば、まさに2016年風水のラッキーカラー"白×ゴールド"! 財産や人との出会いを助ける効果が期待できるそうですよ(笑)

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【雲龍梅と蘭で華やぐマムのアレンジ】

◆材料
雲龍梅1/2本(60cm程度)
根引き松1本(先端部分のみ使用)
マム・アナスタシアグリーン2本
スプレーマム・ダンテイエロー1〜2本
パフィオペディラム(グリーン系) 2本
オンシジウム(極小輪系)1本
モス(苔)適量
ワイヤー(#26番)4本(1本を4等分にカットし、Uピン状にする)
大皿1枚(画像は直径40cm)
吸水性スポンジ 1ブロックの2/3を高さ半分にスライスした大きさ

◆作り方
1. 吸水性スポンジをカットし、水につけます。
2. 大皿に吸水性スポンジをのせ、側面にぐるりと一周モスを貼っていきます。小さくUピン状にしたワイヤーでちくちく留めていきます。
3. 雲龍梅の枝を挿します。この際、あらかじめ枝の下部をカットして枝を二分し、上部と下部を別々に挿します。上部と下部が繋がって1本の枝に見えるように挿しましょう。(画像は下部の枝を挿す手前)

4. 短くカットしたマム・アナスタシアグリーン2本と根引き松を活けます。
5. 中心の目立つ部分にパフィオペディラムを挿します。
6. オンシジウムは茎の下の方の花を小分けにしながら、器の左側に流れるように挿します。
7. 隙間を1輪ずつにばらして短くカットしたスプレーマム・ダンテイエローで埋めていきます。
出来上がり! 吸水性スポンジに毎日少しずつ水を足しましょう。

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もうひとつご紹介するアレンジは、同じ雲龍梅とマム・アナスタシアグリーンを使いながらオリエンタルかつ北欧っぽい雰囲気に。
最近、様々な種類が出回るようになった「ミニ葉ボタン」。葉ボタンといえば、キャベツのような大玉の鉢物をイメージしますが、アレンジメントやブーケに入れてもかわいらしいミニタイプがこのところ人気です。今回は珍しいパープルのギザ弁の品種をあわせてみました。

大きな器にたっぷりと活けるのも、おめでたいお正月ならではの醍醐味ですが。大きな器がそもそもない、少ない花材で豪華に見せたい、そんなときのテクニックとしてちょうど良いのは、"ふたつの器に活けて並べる"という方法です。ひとつひとつは小さくても、同じものをふたつ並べてデザインを繰り返すことで、連続が生み出す広がり感が生まれるから不思議です。お持ちの対の塗りのお椀や陶器でもOK、ツインズマジックをぜひお試しください♪

今年は夏からの天候不良で全国的に「千両」の出荷が少ないそうです(「南天」の実は状態も良いようです)。赤い実を入れずとも迎春イメージのアレンジをご紹介しましたが、もちろん赤い実が加われば一層日本のお正月らしい雰囲気になると思います。

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【雲龍梅とマム、ミニ葉ボタンのツインアレンジ】

◆材料
雲龍梅小枝2本
若松1本を細かくカット
マム・アナスタシアグリーン 2本
ミニ葉ぼたん2本
花器2点(画像は直径9cm、高さ13cm)
水引3本
切花栄養剤 2袋(小袋)

※お正月のアレンジは特に、花器の下に黒塗りか朱塗りのお盆を敷くと、それだけでお正月感やしつらえ感がアップします。

◆活け方のコツ
アレンジの材料に枝モノがある場合は、枝モノから活けていきます。今回は、雲龍梅と細かくばらした若松の小枝3~4本をまず入れます。花留めが何もないので、枝は立たせにくいかもしれませんが、器の縁などもうまく利用して立てます。次に大輪のマム、ミニ葉ボタンの順に挿し、最後に輪に結んだ水引をあしらいます。

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おせちや初詣など、お正月には「縁起」ごとがたくさんありますが、花飾りの場合は、花選びだけでなく「飾るタイミング」がとても重要なのです。1年前のコラムでもご紹介していますが、大事なことなのでおさらいしましょう。

まずは玄関の「門松」や「しめ飾り」のお話から。
門松は、神様が宿る場所とされ、歳神様(別称・お正月様)がお正月に家に降りてくる際の目印だそう。つまり、お正月に神様を迎え入れるためのものですので、年末28日頃までに飾るのが慣わしです。しめ飾りや家の中に飾るお正月花も同じです。
29日に飾るのは「二重苦」となり縁起が悪いとされ、31日に飾る「一夜飾り」も神様に対して失礼との理由でNGなのです。忙しくて28日までにはどうにも間に合わなーい! という方は、頑張って何とか30日中に飾ってくださいね(笑)

気忙しい年末の日々ですが、お正月を迎える花をぜひご自身で活けてみてください。
心静かに居住まいを正し、1年の出来事に感謝しながら、来たる新年に想いを巡らせ花と向き合うひととき。自然と背すじが伸びて、来年も良い年にしよう! という前向きで清々しい英気を、神が宿りし植物たちから授かることができます。

丁寧にゆっくりと、心をこめて。
素敵な花々とともに、よいお年をお迎えください。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。


<INFORMATION>

花の国日本協議会では、今秋より本格的に

「WEEKEND FLOWER」企画をスタート!

家族や友人が集う食卓に、一週間がんばったご褒美に。ウィークエンドに花があるだけで、会話がはずんだり、笑顔が増えたり、心がほっとしたり。"日常の素敵"――花のある暮らしを提案します。


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◆WEEKEND FLOWER ティザーサイト
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