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「産む前に戻りたい…」一緒に子育てしたいだけなのに!夫への不満が爆発するワンオペママ<産後レス>

  • 2023.8.6

妻の彩(30)は、夫・将生(33)との間にやっとの思いでわが子を授かり、幸せな妊娠生活を送っていました。子どもが生まれると、彩は慣れない育児に追われ、将生は家族のためにと仕事に奔走。その結果、夫婦間に溝ができ始め、ある晩、彩は「あんなにやさしかった夫が私に触らなくなった」と、ひとりやるせない気持ちでいました。そんな中、育児や家事に疲れ切っていた彩は、泣き続ける息子につい怒鳴ってしまいます。帰宅した将生に弱音をこぼすと、将生は彩をいたわる様子もなく、「俺も疲れたよ……」とひと言。将生の態度にモヤモヤが止まらず、逃げるようにお風呂に駆け込みます。「もう疲れた」と空想の天使に愚痴ってしまう彩。翌日、気分転換に子育て支援センターに行くことにしました。

気分転換のはずが、支援センターでは息子を追いかけ回し、疲労困憊。彩がげっそりしていると、支援センターにいたママ・悠亜に声をかけられました。
悠亜とは最寄りの駅が同じことがわかり、連絡先を交換することに。さっそく翌日、ふたりで支援センターに行くことになりました。

支援センターで絵本の読み聞かせが始まりましたが、泣き止まない子どもに困り果てているママに目を奪われるふたり。帰り際、先ほどのママが、まだ泣き続けている子どもをあやす様子を見かけ、悠亜は……。

ママ同士、共感の声に救われる

泣き止まない子どもに困り果てた様子のママに、思わず声をかけた悠亜。

「こんにちは! 今、何カ月ですか?」

そのママの子どもは9カ月。月齢が近いことがわかると安心したのか、「今日初めて参加したんですけど、ずっと泣いちゃってて……」と切り出すママ。

「全然普通ですよ! ママが大好きなんだもんね〜」

悠亜の言葉に、思わず涙ぐむママ。お茶に誘い、3人でゆっくり話すことになりました。

子どもの月齢が近いママ同士、共感できることが多く、話が盛り上がります。そして、それぞれの夫の話に。

仕事を優先し、育児をしているママに「お疲れさま」のひと言もない、激務で子どもと全然遊んでくれないなど、それぞれの状況を語り合う3人。

「子どもはかわいいけどね……」
「子どもができる前といろいろ変わったなって思うよね……」
「夫婦の関係性は産む前に戻りたいっていうか……」

3人とも、同じような理由で夫に対する不満がたまっているのでした。


子育て支援センターで困っているところ、「大丈夫ですよ」と声をかけられ涙ぐんだママ。「周りに迷惑をかけていたらどうしよう」「みんな楽しく遊んでるのに……」など、子どもが泣き続けていると、いろいろなことを考えてしまいますよね。そんなとき、人から気持ちに寄り添った言葉をかけられると、安堵して涙ぐんでしまう気持ちはよくわかります。

子育てをしていると、共感したり、時には愚痴を言い合ったりできる存在は貴重。今回のことをきっかけに、3人が互いに支え合えるような関係性を築いていけるといいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター はぐはぐ

ベビーカレンダー編集部

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