職場不倫の末に…29歳の私が迎えた悲劇すぎる結末

職場不倫は、仕事にも大きな影響を及ぼす話が少なくありません。安易に不倫の道に走ってしまった当時29歳の有紗さん（仮名）は、不倫が明るみになったあとに予想もしなかった結末を迎えることに…。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、甘い気持ちで職場不倫をした女性の悲劇的な末路をご紹介します。

既婚の先輩から食事に誘われて不倫

有紗さんは、既婚の先輩男性から食事に誘われ、軽い気持ちでOKをしたのが不倫の始まりとのこと。

「特に深く考えることなく『美味しい焼き鳥のお店を見つけたから、一緒に行かない？』と誘われてOKしました。しかもご馳走してくれるって言うので、ラッキーとしか思っていないくらい、かなり軽いノリだったんです。でも食事に行ったらお酒も進み、気づいたらその日の夜はふたりでホテルに行ってしまっていました」

不倫半年で関係が職場に知れ渡り…

「私も先輩も、不倫を甘く捉えていたところがあったと思います。職場の同僚何人かには、自分達が付き合っていることを話してしまっていたので、噂になるまでわずか半年しかかかりませんでした。気づいたら職場のみんなが私たちの関係を知っていたから誰かが彼の奥様に伝えたのか、ある日彼から『妻に関係を知られた』ってLINEが届いて、状況が一変しました」

会社に乗り込んできた彼の妻…。私は職場に居づらくなり退職

「数日後には彼の奥様が職場に乗り込んできて、彼と私を大声で罵り、みんなの前で恥をかきました。小さな職場だったので、奥様が怒鳴っている内容は社員みんなに聞こえていて、その日をきっかけに私は職場に行きづらくなり欠勤を続けるように…。すると、しばらくしてから上司から退職を促されてしまったので、まだ会社に行く元気がなかった私は退職をすることに決めたんです」

このときはまだ、その後に起きる展開について楽観視をしていたと話す有紗さん。しかし状況は有紗さんが感じていた以上に深刻なものだったのです。

すぐに転職できるつもりがドン底から這い上がれない日々

「当時の私は、仕事なんて辞めてもまたすぐに新しい仕事が見つかるだろうくらいの軽い気持ちでした。だけど、退職と同時に彼の奥様から慰謝料の請求文書も届き、私のメンタルがやられてしまって…。自分が悪いことをしたのは事実なので、慰謝料は全額を払いました。でもそれから少ししても私のメンタルがなかなか元に戻らなくて、仕事をするモチベが上がってこないんです。転職活動も思うように進まないまま時間ばかり過ぎてしまって結局、前職の退職から１年経っても無職のまま。たまにアルバイトに行って最低限の生活費を稼いでいるけれど、キャリア形成には、同世代から大きく遅れをとっているんだろうなって気がしていますし、友人と会って説明するのも面倒で、引きこもるようになってしまいました…。もはやドン底。いつになったら這い上がれるのか先が見えません」

早く社会復帰したい気持ちはあるものの、メンタルや体がついてこないことに強い焦りを感じているという有紗さん。不倫をきっかけにして人生が大きく狂ったことを、後悔してもしきれないと話していました。

安易な気持ちで不倫に足を踏み入れたが最後、取り返しのつかない結末を迎えることも少なくないだけに、どんなに解放的な気持ちになっていても既婚男性と深い仲になるのは絶対に避けるべきなのは言うまでもありません。

書いたのは

並木まき。元市議会議員・時短美容家（一般社団法人 時短美容協会・代表理事）。20代から魑魅魍魎（ちみもうりょう）な人間模様への分析を生かし、美容や恋愛に関するコラムを女性誌を中心としたさまざまな媒体に寄稿。