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【目黒】「和のあかり×百段階段2023 ~極彩色の百鬼夜行~」エコでサスティナブルなあかりも!@ホテル雅叙園東京 9月24日(日)まで

  • 2023.8.5
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目黒にある日本美のミュージアムホテル、ホテル雅叙園東京では東京都指定有形文化財「百段階段」にて「和のあかり×百段階段2023 ~極彩色の百鬼夜行~」展が9月24日(日)まで開催されています。

出典:リビング東京Web

今年は「極彩色の百鬼夜行」をテーマに、7つの部屋を繋ぐ長い階段廊下を進みながら、様々な技法で演出された和のあかりの空間の中に妖怪や鬼の姿が現れ、現世から異界へ迷い込むような世界への没入感が堪能できる展覧会です。 展示室のお部屋の一部を紹介したいと思います。

出典:リビング東京Web

名古屋ちょうちんが並ぶプロムナードは異界へと続く道

十畝の間(じっぽのま)

階段を一歩一歩上り進めると、部屋毎にテーマに合わせたオリジナル楽曲が流れ、アロマが香るなど、五感を刺激される演出となっています。十畝の間(じっぽのま)では、幻想的ないけばなに誘われるかのように遠くから叫ぶ声のサウンドが演出されています。

出典:リビング東京Web

十畝の間・展示テーマ「異界へと続く道」

中野形染工場×ハナブサデザイン

20台以上もの籠染灯籠の影が床を染める幻想的なあかりといけばなとのコラボレーションです。中野形染工場は埼玉県越谷市にあり、1908年(明治41年)創業の日本で唯一の藍染技術「籠染め」でゆかた生地を生産してきた工場です。伊勢型紙から刷りとられた和柄模様を真鍮板にエッチングし、円筒状にした型が灯籠として展示されています。壁に投影された照明の模様が「和のあかり」の趣を感じさせます。

出典:リビング東京Web

籠染灯籠

静水の間(せいすいのま)

「静水の間」のテーマは白き狐の世界。狐の姿は歌舞伎の「義経千本桜」の演目をモチーフに演出されています。源義経の家臣・佐藤忠信の姿に化けて静御前の警護をしている白狐は、静御前が「初音の鼓」を打つとどこからともなく現れます。静水の間の欄間絵のススキが部屋に設えてあるススキとリンクしています。展示作品と文化財の融合感も魅力のひとつです。

出典:リビング東京Web

「白き狐の世界」

草丘の間

エリアテーマは異界の四季、一堂に四季が現れる空間です。(歌舞伎に観る四季)藤娘は若い娘に姿を変えた藤の精です。松竹衣裳株式会社と歌舞伎座舞台株式会社の空間演出です。

出典:リビング東京Web

草丘の間展覧会風景

草丘の間の中心には七夕飾り作家、櫻井俊氏の作品が展示されています。照明の明るさと龍の柄がインパクトある作品です。

出典:リビング東京Web

展覧会風景

頂上の間

エリアテーマが神々の園です。大島エレク総業の大島望氏が手掛ける空間装飾ディスプレイです。花をモチーフとしたライティングデコレーションです。とてもユニークなカラーとデザインです。

出典:リビング東京Web

大島エレク総業

漁樵の間

テーマは鬼の住処。展覧会ポスターのメインビジュアルとなっている作品です。赤色に輝く水晶と、妖しく光る花々と音楽で鬼の住処の雰囲気が感じられます。

出典:リビング東京Web

漁樵の間 鬼の住処

照明の色が変化すると、水晶の色が艶めかしく感じます。

出典:リビング東京Web

漁樵の間 ペットボトルアート

展示作品の水晶や花の素材はペットボトルを再利用したものです。エコでサスティナブルなアート作品です。

出典:リビング東京Web

漁樵の間 ペットボトルアート

和のあかり×ビアテラス

山口県柳井市の民芸品である「金魚ちょうちん」がCafe&Bar「結庵」に展示されています。

出典:リビング東京Web

柳井の民芸品 金魚ちょうちん

オープンテラス席で心地良い風を感じられる、フランスの家庭料理をベースとしたブラッスリーです。洋食メニュー、スイーツやカフェメニューが堪能できます。

出典:リビング東京Web

柳井の民芸品 金魚ちょうちん

累計来場者数44万人の人気の企画展

「和のあかり展」は2015年から開催され、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け中止となった2020年を除き、毎年夏の人気催事として今年で8回目を迎えます。来場者は累計44万人を超える、夏の人気の企画展です。

今年の夏はホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」で、現世から異界へ迷い込むような世界観のアートに没入し、涼を感じてみては如何でしょうか。

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