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つみたてNISAは銀行でやらないほうがいい⁉FPが「ネット証券」を本気でおすすめする5つの理由

  • 2023.8.5
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つみたてNISAは多くの金融機関で取り扱っているため、どこで口座開設するか迷うのではないでしょうか。

これから始めるなら、銀行は避けたほうがいいでしょう。では、なぜ銀行でつみたてNISAをやらないほうがいいのでしょうか。

5つの理由とおすすめの金融機関を紹介します。

■つみたてNISAを銀行でやらないほうがいい5つの理由

つみたてNISAを銀行でやらないほうがいい理由は5つあります。

●①証券会社より取扱商品数が少ない

2023年6月現在、つみたてNISAの対象商品は222本(ETFを除く)です。しかし、銀行は取扱商品数が少ない傾向にあり、例えばメガバンクでは10本前後しかありません。

選択肢が少ないため、自分に合った商品を選べない可能性があります。

●②ボーナス設定に対応していない

多くの銀行が、特定月の積立金額を増額できる「ボーナス設定」に対応していないのもデメリットです。年の途中でつみたてNISAを始める場合、ボーナス設定がないと年40万円の非課税投資枠を使い切れません。

●③ポイント投資ができない

最近では、保有中のポイントで投資信託を購入できる証券会社が増えていますが、銀行はまだ少ないのが現状です。ポイントプログラムがない銀行も珍しくありません。

●④ポイントが貯まらない

投資信託の購入にポイントを充てられるだけでなく、クレカ積立や投資信託の保有額に応じてポイントが貯まる証券会社もあります。しかし、銀行ではいくら投資信託を購入してもポイントが貯まりません。

●⑤店舗型の場合、不要なセールスを受ける可能性がある

店舗型銀行の場合は、つみたてNISA以外の商品・サービスを勧められる可能性もあるので注意が必要です。

■つみたてNISAはネット証券で始めるべき!

つみたてNISAは、SBI証券や楽天証券などのネット証券で始めるのがおすすめです。理由は5つあります。

●①商品ラインナップが豊富

SBI証券と楽天証券は190本以上の投資信託を扱っています。

●②ボーナス設定を利用できる

ボーナス設定も利用できるので、年の途中で始めても非課税投資枠を使い切ることが可能です。

●③ポイント投資ができる

ネット証券はポイント投資にも対応しています。例えば、SBI証券はTポイント・Pontaポイント・Vポイント、楽天証券は楽天ポイントを使って投資信託を購入できます。

●④ポイントプログラムが充実している

SBI証券や楽天証券はどちらも投信保有や株取引などでポイントが貯まるサービスも提供しています。

●⑤不要なセールスの心配がない

ネット証券はパソコンやスマホで取引するため、不要なセールスを受ける心配がないのもメリットです。

■つみたてNISAを始めるときの注意点

ただし、今からつみたてNISAを始める場合は以下2つの点に注意しましょう。

●ボーナス設定を使わないと非課税投資枠を使い切れない

年の途中で始めると、毎月の積み立てだけでは年40万円の非課税投資枠を使い切れません。非課税枠を無駄にしたくない場合は、ボーナス設定を忘れないようにしましょう。

●ポイントの種類は金融機関によって異なる

証券会社によって対応しているポイントの種類は異なります。貯めているポイントに対応しているネット証券を選んで口座開設するのがおすすめです。

■つみたてNISAをやるなら銀行はやめたほうがいい

つみたてNISAを始めるなら、銀行はやめたほうがいいでしょう。取扱商品数が多く、ポイントサービスが充実しているネット証券がおすすめです。

2024年からは新しいNISAが始まるため、つみたてNISAの新規口座開設は2023年末までとなります。つみたてNISAに興味があるなら、今すぐ始めましょう。

文・大西勝士(ファイナンシャル・プランナー)
早稲田大学卒業後、会計事務所、一般企業の経理職、2017年より現職。FP資格や投資経験をもとに、大手金融機関を含む複数の金融・不動産メディアで記事執筆を行っている。

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