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【森永製菓の工場見学行ってみた】無料見学&試食OK「森永エンゼルミュージアム MORIUM(モリウム)」がレトロ可愛い

  • 2023.8.5

筆者もせっせと集めていた“エンゼルマーク”でお馴染みのお菓子メーカー「森永製菓」。神奈川の「森永エンゼルミュージアムMORIUM&鶴見工場」では、商品展示や工場をなんと無料で見学できるんです。親子連れだけでなく、大人1人で訪問する方もいるほど話題のおでかけスポット。スイーツ好きの夢の舞台、お菓子工場を見学してきました。試食やオリジナル限定商品のグッズ販売、レアなお土産、見学の流れから所要時間までしっかりルポします!

森永製菓・鶴見工場の新見学施設オープン

2023年7月3日(月)にパワーアップ、神奈川・鶴見工場に新設した森永製菓の見学施設「森永エンゼルミュージアム MORIUM(モリウム)」。「MORIUM」とは、「森永(モリナガ」)とラテン語の「場所(アリウム)」を組み合わせた造語。施設見学は「平日限定・完全予約制(見学無料)」です。すでに年齢問わず多くのファンが訪れている、話題の施設なんです。

1889年に創業し、120年以上も歴史がある「森永製菓」。創業者は森永太一郎。1階は、森永製菓の歴史や商品の展示があり、物販エリアも。2階がワークルームとなっており試食まで楽しめます。敷地内の工場見学も体験できて、夢のようにお菓子の世界に浸れます。

キョロちゃんが出迎えてくれる「モリウム」。室内は、近未来を思わせる白を基調とし、眩しくて広いワンフロア。各柱では、アイスやビスケットなどのお菓子について、ポップに紹介しています。

まずは、3m×15mの巨大スクリーンの前に座って「映像作品」の鑑賞から見学開始。森永製菓の歴史や人気のお菓子の製造工程の映像を見ていると、自然と笑顔になってきます。その後、アテンド付きで「モリウム」と「鶴見工場」の両方を見学し、最後は「試食・自由内覧」という流れ(所要時間約80分間)。

製造ラインの見学

「モリウム」から徒歩数分、敷地内にある工場へは徒歩にて移動。

チョコレート菓子の「小枝」と、ムニュっとやわらかい食感のソフトキャンディ菓子「ハイチュウプレミアム」をメインに製造している様子を見学できます。製造ラインの一部を窓越しに間近で見れるという貴重な体験。機械が銀ピカに輝いてかっこいいです!

1箱に4種類の味が入った「ハイチュウミニ」も製造しており、大型モニターには、目では見えない機械の内部でハイチュウを丸める様子が映し出されています。興味深い映像です! 工場の機械が稼働していないときは、モニターで動画が流れます。小枝の製造ラインの従業員とマーケターによる、製造工程のこだわりや小枝の発売当初の話を聞くことができる、レアな映像です!

こうして不良品が出ないようしっかり検品されたお菓子たちが全国へと旅立ってゆくのです!

お菓子の展示

「モリウム」では、ハイチュウ」「ビスケット」「アイス」などの看板商品の歴史や製造技術をわかりやすく紹介しています。

1975年、大人向けのお菓子として誕生した「ハイチュウ」。日本国内外で展開している人気菓子。商品を展示しているオブジェにも色々と面白い仕掛けが工夫されているので、見学時はきっと驚くことでしょう!

ハイチュウは、スティックタイプから袋入りまで形態も進化して、味も見た目も色とりどり。オブジェの棚を開けたら、カラフルさに圧倒されました!

ハイチュウの伸びがよく柔らかい食感の秘密は「砂糖の結晶」ということで、結晶の大きさで伸び具合の違いを比較する実験映像も公開しています。子どもも大人もビックリ仰天の映像ですよ。

巨大冷蔵庫の形をしたオブジェは、森永製菓のアイスの中でも人気商品が詰まったコーナーです。

中には、最もファンが多い「チョコモナカジャンボ」をはじめ、革新的な氷菓子「アイスボックス」、リッチなミルクアイス「ビスケットサンド」、分厚いチョコでサンドした「板チョコアイス」などがギュッと詰まった憧れの冷蔵庫!

映像では「チョコモナカジャンボ」の製造の様子を公開しています。1972年生まれの「チョコモナカジャンボ」。2023年には 中のバニラクリームの両側面に「チョコの壁」を付けて、一層パリパリ食感になり、モナカ、チョコ、クリームは常に進化し続けているロングセラー。

「ビスケット」のコーナーは、「チョイス」や「マリー」などお菓子のデザインを散りばめたファンタジックな雰囲気。

こちらでも、型抜きから梱包までの製造ラインの様子を映像に流しています。白い生地がキツネ色に焼かれて、映像越しでも今すぐ食べたくなりました! スタッフさんからクイズが出題されたり、盛り上がるコーナーです!

「ダース」「カレ・ド・ショコラ」などチョコレート菓子のコーナー。カカオ一貫製造する「ビーントゥバー」ですが、実は森永製菓が日本で初めて行ったとのこと。2008年からは、「1チョコ for 1スマイル」というカカオ生産国への支援活動も続けています。

歴史の展示

壁側を取り囲むように展示している森永製菓120年の歩みは、レトロでデザイン性も高く、今見ても色褪せてないものばかり。

2023年で発売110周年を迎えた「森永ミルクキャラメル」。日本の人々に栄養価の高いお菓子を提供したいという創業者・森永さんの想いがこめられた、森永製菓の原点とも言えるお菓子。

大正12年(1923年)の関東大震災では、ミルクやキャラメルなどを無料配布し被災者を支援したり、戦時中には「慰問袋用缶入りミルクキャラメル」も配布していたそう。その当時の黄色いブリキの缶や、歴代の広告やキャンペーンの景品など、ミルクキャラメルに関連するグッズには感慨深いものがありました。

2023年は、イラストレーターのしんたにともこさんが描いた優しいタッチの3Dアートの新装パッケージに。

歴代の「おもちゃのカンヅメ」。今ではキョロちゃんが定番ですが、1967年の初代のカンヅメは小さいオモチャが詰まった「まんがのカンヅメ」という名で登場していました。

他にも、森永製菓の発売当時からの商品パッケージや広告ポスターなどの展示が年代別に並べてあって、今では販売終了しているものもあったりと、どれもこれも貴重なものばかり。「これ食べてた!」と、当時の思い出も彷彿とします。

2階・試食へGO

見学後には、2階のワークルームで試食タイム。商品のアレルゲンも説明されますが、もし試食を食べない場合は1階の展示見学と物販をそのまま楽しめます。

この日の試食は「チョコモナカジャンボ」と「小枝<クロネージュ>」。小枝・ハイチュウプレミアムなど、季節に合わせて商品が登場するので、何が登場するのかは当日のお楽しみ。

アイスの1人分の試食は、半分サイズで提供。

できたてならではのモナカの歯切れが軽やかで大感動! 板チョコもパキッとして、バニラクリームの風味もよくてリッチ!

鶴見工場で製造された小枝もいただきましたよ。

お部屋では「チョコモナカジャンボ」のTVCMがメイキングと一緒に流れていて、アイスの魅力満載の試食のひとときでした!

グッズ販売

1階の入口付近にあるグッズ販売は、オリジナル限定商品も多数そろっていて、お土産にはもってこい!

2023年7月に販売したモリウム限定の新商品「MORINAGAピンズ」(全5種類/税込550円)。マリービスケットや小枝などをモチーフにしたピンズはさりげなくオシャレ度をアップ!

1975年発売当時のデザインを再現した限定「MORIUMハイチュウ(5本入)」(税込1,080円)はばらまき土産にもピッタリ。

オンライン販売している「TAICHIRO MORINAGA キャラメルバウム」(税込2,160円)は、こちらの施設限定で8月まで店頭販売しています。

歴代の広告はポストカードになってもやっぱりお洒落。他にも、デザインTシャツの「グラニフ」とコラボしたTシャツや靴下、文具、エコバッグ、ご当地ハイチュウなど、種類豊富にそろっています!

お菓子のおいしい秘密や、歴代の広告などにもふれる価値があるだけでなく、幼少の頃を懐かしめる「森永エンゼルミュージアム MORIUM」。お菓子たちに”子ども時代を一緒に過ごしてくれてありがとう”と心の中で素直に思えて、お金には代えられない宝がいっぱい詰まっていました。

森永製菓

森永エンゼルミュージアム MORIUM

住所:神奈川県横浜市鶴見区下末吉2‐1₋1

休業日:土日祝・工場休業日

問い合わせ/月~金(祝日を除く)9:30~15:30(11:30~12:00以外):080-8744-3102

見学対象:小学生以上(未就学児は不可)

見学時間:10:00~、12:30~、13:45~(所要時間約80分)

予約(完全予約制):1ヶ月前の1日9:00~受付開始

定員: 1~6名(7名以上の団体予約不可)

交通:JR京浜東北線「鶴見駅」東口・京浜急行「京急鶴見駅」 西口から、バス乗り場「1番・2番」から乗車し「森永工場前」下車(乗車時間約10分)

*見学は公共の交通機関でお越しください。

[all photos by kurisencho]

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