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【第35回】年下彼氏との付き合い方が難しい!辛酸なめ子さんが解決【美人からの生相談】

  • 2023.8.4

漫画家・コラムニストとして大活躍中の辛酸なめ子さんのWEB限定連載! 美人たちから寄せられたリアルなお悩みに独自の視点でお答えします。→ 第34回もチェック♡

出典: 美人百花.com

【第35回】

年下彼氏との接し方に悩んでいます!

「年下彼氏との付き合い方が難しいです。本当はもっと若い子と付き合いたいんじゃないか…と卑屈に考えてしまいます」(ペンネーム:nさん)

辛酸なめ子さんのアンサー
出典: 美人百花.com

まだ卑屈に考えるのは早いかもしれません。自分のことを「おばさん」という風に定義付けず、できれば年齢に対して無心になるのが良さそうです。

もうおばさんだし……と思っているとそれが見た目や仕草ににじみ出てしまいます。例えば、後ろ姿に加齢感が漂ったり、「よいしょ」を連発したり、声に貫禄が出たり、瞳がどんよりしたり、過去の栄光にこだわったり。年下彼氏が萎えてしまう言動が多くなってしまいます。自立していて余裕があって、知識も豊富、という大人の女性の良いところを意識して出してみては?

勇気を与えてくれそうなのは最近出版された、実話がベースの小説『J』(幻冬舎)。著者は有名なラジオプロデューサーの延江浩氏です。延江氏の友人でIT企業社長の母袋晃平氏(仮名)が生前の瀬戸内寂聴先生と交際していたということで、延江氏が母袋氏に取材を重ね、小説として出されました。寂聴先生のことは小説の中では「J」と表記されています。当時寂聴先生は85歳で母袋氏は37歳。なんと48歳差です。このお便りを下さった方も48歳年下の男性を想定したら、マイナスになってしまうのではないでしょうか? 生涯、恋多き女性だった寂聴先生。花見や蛍狩り、能や狂言など京都での雅な遊び方や、一流のファッション、レストランなどにも詳しく、文学的な知識も豊富で、年下男性にとっても魅力的な女性だったのでしょう。若い女性には太刀打ちできません。尼僧の姿だけれど官能的、というギャップも良いです。2人は肉体関係もあって、なんと寂聴先生から1日2回をリクエストする日も! 母袋氏いわく行為中の無邪気な顔が魅力的だったそうです。年齢を重ねると少女のようになるのでしょうか。また、記憶が曖昧になり、昔の男性と母袋氏を混同し、嫉妬させることもあったとか。天性の魔性です。

寂聴先生のような境地にはなかなか到達できませんが、とりあえず教養と体力を身に付けておくのが良さそうです。また、もう年だから、もう◯歳だし、とあきらめない精神が重要だと教えられました。

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