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元銀行員は見た!カードローンでお金を借りて…借金まみれになってしまう人ときちんと返せる人の大きな違い

  • 2023.8.5

カードローンは、住宅ローンやマイカーローンに比べると敷居が低く、ついつい借りすぎてしまったり、なかなか返済できなくなってしまったりする人がいます。

この記事では、元銀行員の筆者が、カードローンでお金を借りても返済できる人と、返済できず借金まみれになってしまう人の特徴について解説します。

■具体的な目的を持って借りているか

カードローンを利用する際には、金融機関から資金使途の確認はありません。そのため、事業資金以外であれば基本的に何でも利用することができてしまいます。

たとえば、海外旅行のための資金、欲しい時計を買うための資金など「具体的な目的」に対して借り入れする場合は、返済の意思も強くなります。

しかし一方で、生活費が足りない、なんとなくお金が足りないという理由で借り入れてしまう人は、ダラダラと借り続けてしまい返済できなくなってしまうケースも少なくありません。

■追加の借り入れをしない強い意志があるか

カードローンは、設定した極度内であれば繰り返して何度も借り入れできます。そのため、借金を増やさないためには、追加の借り入れをしない「強い意志」が必要になります。

借り入れのしやすさから、何回も繰り返して借りてしまう人は借金が膨らみ、返済できなくなってしまうので、追加の借り入れをしないという自制心が必要です。

■お金の使い方を変えられるか

お金が必要になるということは、自分の身の丈に合っていないお金の使い方をしていると言えます。

とくに、生活費が足りなくなってしまう人は、使いすぎている可能性があります。そのため、カードローン利用に至った時点で、自分のお金の使い方を改められる人は、きちんと返済を進められます。

■お金を稼ぐ方法も考えられるか

お金が足りないのであれば、収入を増やすのも一つです。昨今は副業解禁の流れを受けて、会社員でも副業がしやすくなっています。

本業の収入が足りないのであれば、収入を増やせばカバーできるでしょう。このような考え方ができる人は、収入を増やすことができ、お金を借りる必要もなくなります。

■借り入れを増やさないよう要注意!

カードローンは、極度内であれば簡単に借り入れを繰り返すことができてしまうため、返済を進めようとする強い意志が大切です。そうしなければ、いつまでたっても借金を完済することができなくなってしまいます。

また、お金が足りないことに危機意識を持ち、お金の使い方を改めたり、収入を増やそうとしたりするのも大切です。

カードローンを利用する場合は、借り入れを増やさないように十分注意してください。

文・勝目麻希(元銀行員/FP)
新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャル・プランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。

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