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きらめく鉱物を眺め、幻想的な空間でゆっくり過ごすひとときを。「鉱物Bar by 鉱物アソビ」

  • 2023.8.4

吉祥寺にある「鉱物Bar by 鉱物アソビ」は、日本初の“鉱物”をテーマにしたカフェバー。オーナーは著書『鉱物アソビ 』『鉱物見タテ図鑑』を手がけ、鉱物ブームを引き起こしたフジイキョウコさん。 ギャラリーのように整えられた静謐な空間で、鉱物の神秘的な美しさを目で楽しみ、鉱物モチーフのカラフルなドリンクやスイーツを楽しんでみませんか。

きらめく鉱物を眺め、幻想的な空間でゆっくり過ごすひとときを。「鉱物Bar by 鉱物アソビ」
きらめく鉱物を眺め、幻想的な空間でゆっくり過ごすひとときを。「鉱物Bar by 鉱物アソビ」
吉祥寺にひっそりと佇む、日本初の「鉱物バー」
きらめく鉱物を眺め、幻想的な空間でゆっくり過ごすひとときを。「鉱物Bar by 鉱物アソビ」
ことりっぷ

吉祥寺駅北口から徒歩約6分。ビルの2階にある「鉱物bar by 鉱物アソビ」は、日本初の鉱物と鉱物みたいなお菓子と飲み物をテーマにしたカフェバーです。

オーナーであり、ライター編集者のフジイキョウコさんは、幼いころからの鉱物好きが高じ、2008年に、鉱物の新しい楽しみ方と魅力を紹介した初の著書『鉱物アソビ』を上梓。科学的なことも踏まえ、従来の図鑑にはない暮らしの中に鉱物を取り入れる提案が鉱物ファンの輪を広げました。読者からの圧倒的支持により、 by 鉱物アソビを体感できる場として「鉱物bar」も開店。当初は期間限定の予定が、全国から来店が続き、2020年満を持して現在の吉祥寺に店舗に移転しました。

きらめく鉱物を眺め、幻想的な空間でゆっくり過ごすひとときを。「鉱物Bar by 鉱物アソビ」
紫外線から守るため昼もカーテンを引いている店内はほのかに暗さで幻想的

店名にはBarとありますが昼からオープンしているので、カフェとしてノンアルコールの鉱物みたいなドリンクやスイーツをいただくことができます。

「見知らぬお客さん同士でも自然と会話が始まるのがBarの良さ。だから、鉱物に興味のある人なら誰でも気軽に鉱物の情報交換をしたり、鉱物のことなら何でも楽しめる空間にしたかったんです」と、フジイキョウコさんが由来を教えてくれました。

ギャラリーを思わせる空間に並ぶ天然のアート=鉱物標本
きらめく鉱物を眺め、幻想的な空間でゆっくり過ごすひとときを。「鉱物Bar by 鉱物アソビ」
通常は席以外での撮影は禁止されているため、展示スペースにある鉱物の美しさは目に焼き付けて

店内の奥には、お菓子みたいな蛍石や、個性的な水晶、とても自然そのままなのが信じられない見事な立方体形の黄鉄鉱など、カラフルで多種多様な鉱物が並びます。壁にはアンティークの精密な鉱物画が飾られていたり、まるで魔術師のアトリエのようにファンタジック。

「もっと近くで鉱物を見たい。触ってみたい」そんな時は必ず、店主のフジイさんにお声掛けを。初心者の方にも優しく丁寧に、鉱物の取り扱い方や、その鉱物種ならではの特徴や魅力を教えてもらえます。

きらめく鉱物を眺め、幻想的な空間でゆっくり過ごすひとときを。「鉱物Bar by 鉱物アソビ」
ことりっぷ

やってくるお客さんは、いくつも集めている鉱物コレクターから、単純にきれいなものを見るのが好きという方まで興味の幅はそれぞれだそう。鉱物に詳しくなくても大丈夫とフジイさんは話します。

綺麗なもの、心ときめくものは身近に飾っておきたくなります。季節の花や、お気に入りのアート作品のように、鉱物も楽しんで。
ただ、天然の美しさを大切にするために注意は必要。紫外線を当てないこと、破損しない方法で保管し飾ること。

毎月異なるテーマで鉱物の魅力にアプローチする「鉱物Bar by 鉱物アソビ」。企画ごとに鉱物もディスプレイも変わっていくので、鉱物の飾り方や楽しみ方の参考になるのも魅力です。

結晶の透明感や鮮やかな色が引き立つ工夫を凝らしたガラス製スタンドや、水晶の形をした鉱物専用照明など、鉱物Bar限定の作家作品も販売しているので、目が離せない鉱物があったら、合わせて家に迎えてみるのも素敵です。

色や形で鉱物らしさを表現した美しいドリンク&スイーツ
きらめく鉱物を眺め、幻想的な空間でゆっくり過ごすひとときを。「鉱物Bar by 鉱物アソビ」
いちばん人気のカクテル「Fluorite 蛍石」(1100円)は、リキュールを混ぜて実験のように色の変化も楽しめる。ノンアルコールカクテルバージョンもある(1200円)

鉱物をテーマにしているため、ドリンクメニューに連なるのは、一般的なコーヒーや紅茶ではなく鉱物のように美しい色のカクテルとノンアルコールカクテルです。

全4席あるカウンターには、色とりどりの鉱物標本がズラリと並ぶショーケースが設置され、目の前に設置され、博物館よりも間近に鉱物鑑賞ができるようになっています。特注のライトに照らされた鉱物は、一言では何色と表せないほどに複雑に輝き、眺めていると心が静かになっていきます。

きらめく鉱物を眺め、幻想的な空間でゆっくり過ごすひとときを。「鉱物Bar by 鉱物アソビ」
月替わりの鉱物菓子(1100円)。食べるのが惜しくなるほどの細やかな美しさで、毎月通うお客さんも多いそう

スイーツは、展示テーマに合わせて月替わり。誕生石や季節にちなんだり、企画テーマに合わせたり、鉱物を多彩に表現したオリジナルです。

取材時のメニューは、チーズムースのローズクォーツケーキ。岩石の隙間から結晶を見つけたような気分になるリアルな鉱物らしさに驚きます。繊細な見た目とめくるめく味わいに、わくわくしながら食べ進められます。パティシエが美味しさにもこだわって丁寧に仕上げているため、味も本格的。まさに「食べる鉱物」です。

自分にとっての「かわいい鉱物」を見つけて癒されるひとときを
きらめく鉱物を眺め、幻想的な空間でゆっくり過ごすひとときを。「鉱物Bar by 鉱物アソビ」
ことりっぷ

魔法使いのアトリエのように不思議なことが起こりそうな店内は、鉱物を用いた実験で科学の源となった錬金術にちなんだアンティークや理化学硝子も並び、知的好奇心をくすぐられます。内容やスイーツの最新情報は公式インスタグラムで発信しているのでぜひチェックして。席数が限られているため、週末のティータイムは特に予約してから訪れるのがベターです。

日常から切り離されたような静けさが漂う、鉱物に彩られた空間でゆったり自分だけの時間を過ごしてみませんか。

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