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息子「見えないの?」→ 私「えっ?」【水筒を人にあげた息子】一緒に公園に探しに行くと?

  • 2023.8.4
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子供の時は見えたけど、大人になったら見えなくなっちゃった! 昔は霊感があったけど、大人になった今は、見えなくなってしまうこともあるみたいです。これは、作者の友人が経験した、ちょっと怖い感じがするけど、微笑ましくもあるお話です。

画像: ftnews.jp

公園に遊びに行く、と言う息子に

真夏日でした。外にいるだけで、ダラダラと汗が吹き出してしまう日だったと思います。息子は外遊びが大好きな小学3年生の男の子です。
暑さなんか、へっちゃらーと言う具合に近所の友達と公園で待ち合わせをして鬼ごっこやかくれんぼをして遊ぶ予定を立てていました。
熱中症が流行っていましたし、息子が具合が悪くなったら大変だと思って麦茶を入れた水筒を持たせてあげることにしました。

氷をたくさんいれて冷たい麦茶に

息子、お気に入りの水筒。そこに氷をたくさん入れて、冷たい麦茶を息子に手渡しました。
「こまめに水分補給するんだよ。気持ち悪くなるまえに、喉が渇く前に飲んでね」と教えました。
やがて近所の友達が迎えに来て、ふたりは近くの公園に出かけて行ったのです。

帰宅後。水筒を忘れてきた息子に尋ねると

2時間ほどでしょうか。息子は友達と共に帰って来ました。
ですが、持たせた筈の水筒を持っていません。「水筒はどうしたの?」と尋ねると、「ブランコに乗ってた小さい男の子にあげた」と言うのです。
更に、「男の子が喉が渇いたって言ったから、ハイこれって言ってあげたの」と満面の笑み。良いことしたな、と息子の友達が息子の肩をポンポンと叩いていました。

気になって公園に行くと、確かに水筒がありました。

息子の話が気になり、息子とともに公園に行ってみることにしました。ブランコのそばの石垣のところに、息子に持たせた水筒が置いてありました。持ってみると、中身は空。誰かが飲んだみたいなんですが……。
違和感を感じていると、「あ、ほら、あの子にあげたんだよ。この暑いのに、まだ遊んでるよ!」と息子が叫んだんです。息子が指差した方向には滑り台があるのですが、そこには誰もいませんでした。
私には何も見えないのに、息子には見えるみたいでした。

ftnコラムニスト:サンマ雲

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