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ミニスカ+ハイソックスに両手グローブ、当たり前じゃない⁈ 帰国子女ゴルファーが見た、日本ゴルフ事情のビックリ!

  • 2023.8.2

海外でゴルフをしたことがある方は、クラブハウスやランチタイムなど色々なことが日本と違い、戸惑った経験があるかもしれませんね。それは、海外でのラウンドに慣れた人が日本でゴルフをする時も同じこと。
今回は、海外でのラウンドに慣れ親しんだ帰国子女たちが、日本のゴルフカルチャーについてフリートーク。私たちが普通だと思っていたことが、実は違う!? 今回は「ファッション」にまつわるカルチャーショック(?)をお届けします!

イメージ画像/Getty Images
座談会に参加してくれた覆面帰国子女は…

Aさん(20代)
高校卒業までをカナダと香港で過ごしたバイリンガルゴルフ女子。幼いころから家族で海外のゴルフ場やトーナメント会場へ訪れていた。大学入学と同時に日本に帰国し、ゴルフ部に入部。マナーや上下関係で、日本のゴルフカルチャーの洗礼を受ける。
Bさん(40代)
小2からゴルフを始めプロを志し、高校3年間オーストラリアにゴルフ留学したアスリートゴルファー。現在は経験を活かしてコーチとしてジュニア育成の道へ。アメリカや韓国のゴルフ場事情にも詳しい。
Cさん(30代)
大学時代はゴルフ部に所属し、ゴルフ関連メディアにも勤務。大学~社会人時代に、世界各国へ計3回のゴルフ留学を経験。

◆ミニスカ+ハイソックスのコーデ、実は日本特有?!

Regina誌面でも毎回多くのページに登場する「ミニスカ+ハイソックス」スタイル。しかし、この人気の定番スタイルが帰国子女ゴルファーの皆さんには「???」らしいんです!

A「海外だと、ミニスカートにはアンクルソックスが多い印象です」
B「私も最初、違和感がありました! 日本の女性ゴルファーは、日焼けをすごく気にしますよね。アームカバーとかもしているし。だからハイソックスにしているのかな?」
A「スカートとハイソックスの隙間だけ、変に日焼けしそう……」
B「日焼けしたいのか防ぎたいのか、わからないよね」
C「私もそうなんですけど、30~40代の女性って、90年代の“女子高生ブーム”世代。ミニスカート+ハイソックスのシルエットで当時を思い出して、履きたくなっちゃうのかもしれないですね」
A&B「なるほどー!(笑)」

そもそも、日本のゴルフウェアブランドの多さにもビックリな3人。デザインの豊富さも海外とは比較にならないそう。

B「日本にはゴルフウェアのブランドそのものが多くて、帰国してビックリした思い出があります」
A「帰国する前、私の周りの海外ゴルファーが着用していたのは、アディダスやナイキなどのスポーツブランドがメイン。デザインもボーダーや無地などのシンプルなデザインが多かったように思います」
B「色やデザインも、ゴルフ場ならではの派手なデザインが多い気がする。私は現在コーチとしてアマチュアゴルファーを教えているんですが、ゴルフウェアならではのおしゃれがしたくてゴルフを頑張る! っていう人が意外にもとても多いんです。街中では着られないようなウェアが、ゴルフ場では許される、というのが魅力なのかもしれませんね」

◆衝撃! 両手グローブは日本だけ!?

非力な女子の強い味方の「両手グローブ」。日本の女性ゴルファーの間では、選択肢のひとつとして比較的浸透しているものと思っていましたが……帰国子女たちに衝撃を与えたアイテムなのだそう。

A「帰国して入部した日本のゴルフ部で、初めて“両手グローブ”をしている人を見てビックリしました! ポケットから小物を取り出しづらいし、私にとっては違和感があるんです。どうして日本では、両手グローブが浸透したのでしょうか?」
C「力が弱い女性ゴルファーは、両手グローブの方がグリップしやすいと聞いたことがあります。手も痛くならなそうだしね」
A「確かに! コーチをしていて思いますが、初心者の時は強く握りすぎるということもありますよね。そのせいでマメができちゃうことも。両手グローブは、手を保護する意味ではいいかも!」
C「夏は紫外線対策に、冬は寒さ対策にもなるのも大きなメリットですよね」

◆小物類の豊富さは日本ならでは!

両手グローブ以外にも、日本は小物アイテムが豊富。帰国子女たちの納得の理由とは?

A「私、日本でゴルフ部に入部するまで“ボールポーチ”って持っていなかったんです。ポケットにボールを入れることもしていなくて、部活では先輩に厳しく指導されました(笑)」
C「なるほど。私も海外でプレーするときは、カートでボールのある場所まで行けることが多いからか、カートにボールを置いてた気がしますね」
B「そもそも、海外のゴルフ用スカートって、ベルトループさえ無かったりしませんか? テニスのスコートみたいなデザインが多いんじゃないかな」
C「ボールポーチはもちろん、クリップマーカーやティなどの小物にもたくさん種類があって、どれも凝ったデザインで素敵。レインウェアさえも可愛いなんて、雨の日のゴルフがはかどります!」
A「初心者の方が使うスコアカウンターも、日本に来て初めて見ました。ボールを事前に複数持てるような準備をしたり、雨でもゴルフを楽しむためにおしゃれしたり、スコアをしっかり数えたり……ゴルフマナーや楽しみ方に対して、すごく真剣だって感じます」
B「確かに。おしゃれ好きであること以上に、真面目なのかもしれないね!」

以上、帰国子女の視点で見ると驚きが満載の“日本ゴルフ事情”をお届けしました。日本のミニスカ&ハイソックスや両手グローブには驚いていた帰国子女たちも、小物類の豊富さを絶賛。3人とも帰国後は、ゴルフ場ならではの色や柄を取り入れてゴルフファッションを楽しんでいるようです。

まだまだ続いた3人のゴルフトーク。次回は、ゴルフ場にまつわる「???」をお届けします!

◆REMIQUESTプロフィール

REMIQUEST/ライター。学生時代に家族の影響でゴルフを始め、一応大学ゴルフ部出身。スコアはイマイチだけれど、先輩に叩き込まれたマナーとプレーファストは今も健在。男2人のママ。出産後はなかなかゴルフができてないのが悩み。子どもに将来養ってほしいと、稼ぐゴルファーにすべく、密かに企み中。

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