ママ友同士のトラブル。わが子はどうなる？『画面の向こうは誰』

皆さんはSNSでのトラブルを経験したことはありませんか？掲示板などは匿名での投稿が可能なので、言葉を選ばないこともあるかもしれません。しかし、それを投稿した先に、読んで傷つく人がいるということを忘れたくないですよね。今回ご紹介する作品はそんな掲示板での匿名投稿のトラブルを描いています。ママリの描き下ろし作品『画面の向こうは誰』をダイジェスト版でご紹介します。どうぞご覧ください。

仲良し三人組のママ友。ずっとこの関係が続くと思っていた

このお話は仲良しのママ友同士で起きたトラブルを描いています。主人子はカナ。カナにはサヤカ、アキコという仲良しのママ友がいました。

同じ歳の子どもがいて、子育て支援センターで出会い、そこからの付き合いでした。そして幼稚園へ入園します。このまま仲良く素敵な関係が続けばいいのですが…。

次々書き込まれる誹謗中傷、一体だれが？

幼稚園での新しい生活がスタートし、ママ友とも相変わらずよい関係を構築できていると思っていました。そんな矢先、保護者の掲示板で投稿された内容。それは、個人を特定できる誹謗中傷でした。

本来、保護者の交流のために作られた掲示板をそのように使うなんて、信じられませんね。しかも相手が誰かを分かるように書くなんて、それを読んだ本人はどれだけ傷ついたでしょうか…。

後日、カナさんに中傷めいた書き込みがあります。カナさんはとても心を痛めます。書いた方はすっきりするかもしれません。でも、匿名を使うのはフェアではありません。親同士のコミュニケーションツールなのですから、ルールやマナーは守ってもらいたいですよね。

ママ友同士のトラブルは、子どもたちにまで影響するかもしれない

ママ友とはとても特殊な関係で、自分たちだけでなくそこの子どもたちの付き合いも関係しています。もしママ友との関係にヒビが入ったとき、子どもたちの環境に影響が出る可能性も十分にあります。

匿名と聞くと好きなことを好きなように書いてよいような錯覚があるかもしれません。また、顔が見れないSNSでは心ない言葉を書きやすくなるでしょう。

ママ友という特殊な関係。そして、秘匿性の高いSNSの書き込み。この作品では最終的には関係が再構築することができますが、現実では難しい場合も…。この作品は、人の弱さ、そして友人の大切さを知ることができる作品です。

著者：ゆずプー