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医療ミスを主張して「1億円」得た男性→『全額返金+1800万円』の支払いを命じられる(米)

  • 2023.8.1
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外科医の手術ミスで重いものを持てなくなったとして、賠償請求を行った男性。しかしフェイスブックに載せた写真や動画がきっかけで、高額の損害賠償の支払いを命じられ、懲役刑の可能性まで出てきている。

※アイキャッチ写真はイメージです

空のやかんより重いものは持てないが、20kgの「やかん型ダンベル」は持てる?

ラグビーで負傷した上腕二頭筋の手術後に、大好きなラグビーや仕事、服を着ることすらも自力ではできなくなったとして、病院側を訴えていた英ヘレフォードシャー州に住む男性。しかしその後もラグビーをしたりジムでトレーニングをしたりしている写真や動画が発見され、男性の偽証の疑いが出てきている。

DailyMailやMirrorなどの英メディアが報じたところによると、男性は手術後、「空のやかんより重いものは持ち上げることができない」と主張していたが、フェイスブックに投稿された写真や動画には、やかん型をしている20kgのケトルベルを男性が持ち上げる姿などが映っていたそう。58万ポンド(約1億円)の損害賠償請求は昨年却下され、男性にはすでに支払われていたお金や弁護士費用を合計した10万ポンド(約1800万円)以上の返還が命じられたうえ、懲役刑が下される可能性もあるという。

NHS(イギリスの国民保健サービス)は男性に一部損害賠償を求める権利があることを認めたものの、請求額は症状の誇張によって大幅に水増しされていると指摘。昨年10月に高等裁判所で行われた裁判で損害賠償請求は棄却されたが、NHSの弁護士はこのほど、「公共の利益」のために男性の懲役刑を求める手続きを始めたという。

「法廷に来る者にとって、自分の主張を正直に述べることが最も重要です。このような過ちを犯すことを抑止するため、また不誠実で詐欺的な請求を行って司法制度を弱体化させようとする者を罰するためにも、侮辱訴訟が提起されることは必要不可欠です」と、男性を訴える意義について強調するNHSの弁護士。写真や動画はずっと前に撮られたものだと主張している男性側は、不正疑惑について「まったくくだらない」と断じたうえ、自分が投獄される可能性があることについては「バカバカしいにもほどがある」と話し、現在も障害が残っていると改めて主張しているという。

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