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「誰か警察呼んで!」娘を泣かせた非常識おばさんに声をかけようとすると<お風呂でバトル>

  • 2024.8.3

木村アキラさんが2人の子どもたちを連れて銭湯へ行ったときのお話です。親子で銭湯タイムを楽しんでいる最中、娘のダナちゃんの様子がおかしいことに気づいたアキラさん。「どうしたの?」とたずねると、見知らぬおばさんに髪型のことで怒られたと戸惑っています。アキラさんが見る限りきちんと髪の毛は結んであり、問題ありません。落ち込むダナちゃんをなだめていると、ダナちゃんは泣き始めました。すると、泣いている顔を見たがる様子で、おばさんがわざわざ近づいてきました。

感じの悪いおばさんのやり方を見て「これはもう言ってやらないと」と思ったアキラさん。子どもたちの安全を確保したうえで、おばさんに声をかけました。「あのーすみません」と、アキラさんが声をかけると、おばさんはまさかの無視! アキラさんは戸惑いつつも再度「すみませーん」と声をかけますが、おばさんは無視してお風呂を出て歩き始めたのです!

追いかけようとしたアキラさんですが……!?

警察を呼んで!

※わずかな水深でも子どもは溺れることがあります。また、大人が少しの時間目を離している隙に発生する事故が多いと言われていますので、子どもだけで入浴させないようにしましょう。

おばさんにひとこと言おうと、アキラさんは声をかけますが、おばさんは無視。しかも、そそくさとお風呂をあがり、向こうへ歩いて行ってしまいます。

けれども逃げるということはやはり、おばさんに後ろめたい気持ちがあるのだろうと考えたアキラさんは、追いかけようと立ち上がります。

しかし……。

このまま追いかけて、おばさんが「警察呼んで」などと騒ぎ出したらどうしようと、アキラさんは躊躇しました。

そんなことを考えているうちにおばさんが露天風呂の方へ行ってしまいます。

露店風呂まで追いかければもう逃げられることはあるまいと、アキラさんはつかまえるチャンスだと考えました。

が、今度は子どもたちを置いていってお風呂で溺れたりでもしたらと考えると、やはり動くわけにもいきません。

かといって、露天風呂に連れて行くとしたら、子どもたちの前で言い争うことになりかねませんが、そんな姿は見せたくありませんでした。

考えあぐねている様子を見かねた娘のダナちゃんが、アキラさんに言いました。

「ママ、もうあのおばさん放っておこう! だってすごく意地悪だよ!」

ダナちゃんが9歳にしておばさんの人物像をつかんでいることに驚くアキラさんでした。

「意地悪な人だから放っておこう」と大人は発言をしたダナちゃん。きっと、ママの迷いや状況を悟っているのでしょうね。そしてママがおばさんに意地悪されたらどうしようと心配しているのではないでしょうか。健気なダナちゃんのためにも、平和に解決するといいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター 木村アキラ

ベビーカレンダー編集部

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