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今話題の「ケトジェニックダイエット」とは?やり方を解説!|最強のバランス食で美しく痩せる

  • 2023.7.31
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「ダイエットをして、余分な脂肪を落としたい」

「糖質ダイエットをしても、なかなか痩せない」

そのようなお悩みを持つ方におすすめなケトジェニックダイエットをご紹介します。

炭水化物を極力制限し、代わりに脂質を多く摂取することで体内の脂肪を燃焼させる、今注目のダイエット方法です。

ケトジェニックダイエットとは

ケトダイエット
出典:Unsplash

ケトジェニックダイエットは、炭水化物を制限し脂質を多く摂るというもの。

体内の糖分を使い切ることで 、からだが脂肪をエネルギー源とする状態を作り、脂肪を燃焼させるダイエット方法です。(※1)

スポーツで求められる体力や筋肉量を損なうことなく、短期間に脂肪量を減らすための減量法として、アスリートやスポーツ愛好家のなかでも話題になっています。

ケトジェニックダイエットと糖質制限の違い

牛肉
出典:Unsplash

ケトジェニックダイエットと糖質制限は、糖質を制限するという点では同じです。

糖質制限と異なるのは、炭水化物の量を極力減らし、代わりに高脂質の食事を摂るという点です。

ケトジェニックダイエットでは脂肪を主なエネルギー源とするため、持続的なエネルギー供給が可能です。

ケトジェニックダイエットをすると脂肪燃焼が促進され、糖質制限よりも効果的な減量が期待できます。

また、糖質制限に比べると、ケトジェニックダイエットは、食事における脂肪の摂取量が増えるため、満腹感が得られやすいのも特長です。

ケトジェニックダイエットの進め方

カロリー計算
出典:photoAC

ここからは、ケトジェニックダイエットのやり方を説明します。

1.1日の摂取カロリーを計算する

まずは、1日に必要な摂取カロリーを知ることが必要です。

日々の活動量にもよりますが、一般的なライフスタイルの女性は1日2,000kcal前後のカロリー摂取が推奨されています。(※2)

ただし、デスクワークでほとんど動かない場合、逆に激しい運動を日常的に行う場合は個別に算出しましょう。

2.たんぱく質・脂質・炭水化物の摂取カロリーを算出する

つぎに、1日に摂取する「たんぱく質:脂質:炭水化物」の量をカロリー単位で「3:6:1」と割り振ります。

たとえば、1日の摂取カロリーが2,000kcalの方は、摂取カロリーの割合をたんぱく質から600kcal、脂質から1,200kcal、炭水化物から200kcalにするということです。

3.カロリーをグラムに換算する

最後に、算出した摂取カロリーを、グラム数に換算します。

たんぱく質と炭水化物は1gあたり約4kcal、脂質は1gあたり約9kcalとなるため、それぞれの目標摂取カロリーに合わせて摂取する栄養素の量を計算しましょう。

たとえば、先ほどの例の場合、以下のように変換できます。

たんぱく質:600kcal→150g

脂質:1,200kcal→133g

炭水化物:200kcal→50g

栄養素の配分を正しく行っていない場合、思うように効果が出なかったり、体調を崩したりする危険性があるので注意しましょう。

また、妊娠中の方や持病をお持ちの方は自己判断で実践せず、医師に相談してください。

体質に合わないと感じる場合は、無理に続けず中断しましょう。

毎日飲むだけ! 漢方薬はダイエットに有効

漢方薬
出典:photoAC

ダイエットは、手軽に取り入れられる漢方薬との併用もおすすめです。

漢方薬は自然由来の治療薬として、実際のダイエット外来でも処方されています。

漢方薬は、「脂肪太り」「水太り」「ストレス太り」などの症状に効果が認められています。

ダイエットには

  • 代謝を上げることで、運動効率をよくする
  • 脂肪の燃焼を促進する
  • 自律神経を整え、ストレス過食を防ぐ

といった作用のある漢方薬が選ばれます。

漢方薬を併用することで、ケトジェニックダイエットとの相乗効果が狙えるばかりでなく、太りにくく痩せやすい体質へ根本からの改善が目指せるでしょう。

<ダイエットにおすすめの漢方薬>
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

比較的体力があり、食欲も旺盛で、おなか周りに脂肪がつきやすい方にむいてます。

余分な老廃物の排泄を促し、代謝を上げて脂肪の燃焼を促進します。便秘でお悩みの方にもおすすめです。

防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)

いわゆる水太りタイプといわれる、色白でむくみやすい方に処方される漢方薬です。

からだの余分な水分の排泄を促し、むくみや肥満を改善する効果があります。

漢方薬を活用すれば、ダイエットができるだけでなく、ほかの不調も改善するので、心もすっきりとエネルギッシュな毎日を過ごせるようになるでしょう。

<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>

漢方薬は、体質との相性に効き目が左右されます。

自分のからだに合ったものでないと、効果が得られないだけでなく、副作用が生じることもあります。

初めて漢方薬を飲むときは、専門家に相談して選んでもらうのがベストです。

最近では、オンラインで漢方の相談ができる「あんしん漢方」のようなサービスも登場しています。

薬剤師がAIを活用し、ぴったりの漢方薬を選んで自宅に郵送してくれるので、興味のある方はチェックしチェみてください。

ケトジェニックダイエットできれいに痩せよう!

ケトジェニックダイエットは、適切な摂取カロリーの計算や栄養バランスの調整を行いながら実践することが重要です。

糖質制限と比較すると脂肪の落ちやすさも期待できます。

また、手軽に飲むだけでいい漢方を試してみるのもひとつの方法です。

自分に合ったダイエットをみつけて、無理なく体型維持に取り組みましょう。

参考文献
(※1)健康長寿の秘訣は糖質よりも脂肪にあり!?

(※2)農林水産省 一日に必要なエネルギー量と摂取の目安

<この記事を書いた人>

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。

「健康は食から」をモットーに健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘル-youtubeチャンネルで簡単薬膳レシピ動画を公開するなど精力的に活動している。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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