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今年の韓ドラ・映画は“伝説の演技ドル”が再び! 2PM・ジュノに始まりド・ギョンス、イム・シワン

  • 2023.7.31
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韓国ドラマ界では最近、再び“演技ドル”(演技+アイドル)たちの活躍が注目されている。

「アイドル出身の俳優は演技ができない」という風潮は、今や昔のことだ。ここ数年は確かな話題性に加えて演技力も申し分ないアイドルたちが一人前の役者となり、ステージだけでなくドラマや映画でも存在感を発揮している。

例えば、以前から演技活動に積極的であった2PM・ジュノは俳優として“第二の全盛期”を迎えている。グループがデビュー15周年を迎えて注目されるなか、一人の役者としても確かな地位を固めたところだ。

これまで『キム課長とソ理事 ~Bravo! Your Life~』、『ただ愛する仲』、『油っこいロマンス』といった数々のドラマ作品を通じて多彩なジャンルとキャラクターに挑み、俳優としての経歴を積み上げてきたジュノ。

現在放送中のドラマ『キング・ザ・ランド』では少女時代・ユナとのロマンス演技が反響を呼んだだけでなく、視聴率の面でも10%超えをキープし続けるなど、新たな「ラブコメキング」の座についたといっても過言ではない影響力を誇っている。

(写真提供=JTBC)ジュノ

スクリーンで特別な存在感を放っているのは、人気K-POPグループEXOのメンバー、D.O.(ディオ)だ。俳優としての活動は本名のド・ギョンス名義で行っており、信頼感抜群の演技力も相まって世間では「アイドルであることを忘れそうになる」との声も上がる。

そんなD.O.は、来る8月2日に韓国で公開日を迎える『THE MOON』(原題)でスクリーンに舞い戻り、主演俳優として存在感を引からせる予定だ。予期せぬ事故により、ひとり月に残された宇宙隊員ソンウを演じ、緊迫感あふれる演技で観客をSFの世界に引き込むことが期待されている。

D.O.(ド・ギョンス)

『神と共に』シリーズや『あの日、兄貴が灯した光』『スウィング・キッズ』など映画俳優の印象が強いD.O.だが、スクリーンだけでなくドラマでもその演技力は格別だ。2014年にドラマ『大丈夫、愛だ』に出演して俳優デビューを遂げ、その後も数々のドラマ作品に出演している。とくに、主演を務めたラブコメ時代劇『100日の郎君様』は同時間帯視聴率1位を記録。これはケーブルテレビで放送されるドラマとしては前例のない事態で、俳優ド・ギョンスの並みならぬ影響力を視聴者に実感させた。

ドラマ『ミセン-未生-』でお馴染みのZE:A出身イム・シワンもまた、俳優としてさらなる高みを目指す見通しだ。去る6月に『イカゲーム』シーズン2への出演が明らかになり、多くのファンが期待を寄せている。

イム・シワン

2010年にZE:Aのメンバーとしてデビューしたイム・シワンは、現在も「役者に転向したアイドルの成功例」に挙げられる。2012年にオーディションを経てドラマ『太陽を抱く月』に出演し、その後も映画『弁護人』、ドラマ『他人は地獄だ』といったジャンルを問わない作品で確かな演技力を見せつけてきた。

そんなイム・シワンが『イカゲーム』シーズン2を通じてどのように視聴者を楽しませるのか、放送前からその期待は大きい。

ある業界関係者はこういったアイドル出身俳優の活躍について、こう語る。

「数年前までは、アイドルの俳優活動に対して“演技力問題”が浮上するのが通過儀礼のようなものだった。世間からの目がいいものでなかったことは事実だ。しかし、『準備もなしにスター性だけを前面に押し出す』という風潮が変化し、今は俳優に劣らぬ演技力でこれまでの“偏見”を破るアイドルたちが活躍している。俳優を夢見る若手アイドルたちにとっても前例として語られているようだ」

アイドル出身俳優の“良い前例”が浸透しつつある昨今。新たな演技派俳優の誕生もまた、アイドルを応援するファンにとって楽しみのひとつなのだろう。

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