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「許したことはない」息子のやさしさに甘える身勝手な夫…マジトーンでキレる妻<食料を食いつくす夫>

  • 2023.7.31

夫は、妻の料理を残さずキレイに食べてくれる、明るくてやさしい人。新婚当初、たくさん食べる夫をほほ笑ましく思っていた妻ですが、数年後、夫の身勝手な食い意地に苦しめられていました。翌日の分を想定して作ったものまで、すべて食べてしまう、“食いつくし系夫”。あまりガミガミ言わないようにしていた妻ですが、息子のものを食べてしまった際は、さすがに激怒。しかし、夫の自分勝手な行動が直ることはありませんでした。そんな中、家族で夫の実家に帰省すると、同じタイミングで帰省していた義弟の妻から、お菓子の詰め合わせをもらった息子。大喜びで「少しずつ、みんなで食べよう」と目を輝かせていました。しかし、妻と息子が就寝後、晩酌をしていた夫と義弟が詰め合わせの袋を勝手に開け、食べてしまったのです。悪びれる様子もなく、あっけらかんとしている夫に、妻はイライラを押し殺しながら、息子に謝るよう夫を促します。しかし、息子に謝りに行った夫はあろうことか、「あんなところに置いておくのも悪いんだぞ?」と、まるで息子が悪いかのように息子に話したのです……。

夫の話に、心底悲しそうな表情を浮かべる息子。妻の怒りが爆発しそうになったところで、声を上げたのは話を聞いていた義妹でした。ヘラヘラしながら息子に謝る夫と義弟に、「いや、どうして笑えるんですか?」と真顔で冷たく言い放ちます。

そして、妻と息子とは離れた場所で、夫と義弟に説教を開始。義妹の迫力に負け、おどおどしながら言い訳するふたりに、「泥棒と一緒です。盗み食いです。大人として恥ずかしいです」と義妹はきっぱり伝えました。

話し合いが気になり、こっそり様子を見ていた妻は……。

溢れ出た妻の思い

妻がその場に現れると、すぐに助けを求める夫。

「あ! お前からも言って! 息子はそんなに食うほうじゃないし、すぐケロッとしてるんだよ。ウチじゃよくあることで……」

夫の言葉に、「そうなんですか? 私、もしかして余計なことを……」と妻に対し申し訳なさそうな顔をする義妹。

妻は首を振り、冷たい表情で、夫に話をしました。

「私、今まであなたの盗み食いを許したこと、一回もないよ? 何度もやめてって伝えてきた。でもあなたはまるで反省せず、同じことを繰り返してたでしょう」

「許してないよ。ただ、ムダだって失望してただけ」

妻の話に「兄貴……何回もってマジで? それはちょっと……」と引き気味の義弟。

「義妹ちゃんの言うとおりだよ。本当に恥ずかしい」

妻は今まで悩まされてきたことを言葉にし、夫に正直な気持ちを伝えるのでした。

義妹の説教をきっかけに、今までにないほどストレートな言葉で、夫を責めた妻。自分の夫に「恥ずかしい」と伝えるのは、妻としても気分のいいものではありませよね。これまで失望して諦めていた妻ですが、家族のためを思い、毅然とした態度で夫に反論しました。

家族であってもネガティブなことを伝えるのはちゅうちょしてしまうもの。今回は、度が過ぎた夫の行動に妻が耐えきれなくなったかたちですが、皆さんはパートナーに対して、言いにくいことをきっぱり伝えた経験はありますか?


著者:マンガ家・イラストレーター あべかわ

ベビーカレンダー編集部

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