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夫の不倫相手を突き止めろ! 3人の“容疑者”を追いかけた「サレ妻の執念」【前編】

  • 2023.7.30

パートナーの不貞行為を疑いはじめたとき、相手となる人物を特定しようとする人は多いでしょう。琴乃さん(仮名・34歳)もかつて夫の不倫を疑い、その相手を突き止めようとしたそう。果たしてどんな結末を迎えたのか、詳しく話を伺いました。

不倫を疑ったキッカケ

「夫である淳人(仮名)が不倫をしているのではないかと思ったのは、ベランダに出てスマホをいじっている姿を見たときでした。
子どもが寝たあと、私がシャワーを浴びて出てくると、リビングに夫がいませんでした。ベランダにいて、おそらく誰かとLINEをしていたんだと思います。その姿に違和感をおぼえ、相手が女性ではないかと思いました。
そこで私は、夫が寝ている隙にスマホを覗いてみることに。夫は眠りが深いため、多少の動作では起きません。夫の指をつまんで、スマホのロックを解除しました。
ところが、ロックが二重にかかっていて、なかを見ることができませんでした。でも、その厳重さが逆に疑いを強めることになりました」

不倫相手としてあやしい女性は…

「夫が不倫をしているとすると、相手として怪しいと思える女性が3人いました。その筆頭が、夫の昔からの友人である、亜紀(仮名)という女性。
私よりも古い付き合いらしく、ふたりで食事に出かけることもありました。ただ、夫は“女性とは思っていない”と言っていて、スルーしてはいたんですが、やはり疑わしくはありました。
もうひとりが、職場の後輩の美玲(仮名)。20代半ばと若く、容姿もいいタイプ。美玲のSNSを覗いたとき、夫とのツーショット写真が投稿されていたこともありました。そこには、“尊敬する先輩”として紹介され、むしろ美玲のほうが好意を寄せているような印象を受けました」

3人の“容疑者”

「最後のひとりは、私の妹の雪乃(仮名)です。雪乃は私たちの家にもよく遊びに来ていて、子どもの面倒を見てくれていました。
夫を含め3人でお酒を飲むこともあったんですが、あるとき雪乃のことを“お前”と呼んでいた気がしたんです。
そこでは気にしていませんでしたが、ずいぶんと距離が近いなとは思いました。
そこから私は、容疑者である彼女たちのSNSを遡って見てみたり、夫のことを知っている信頼できる友人などに相談して、独自に調査を進めました」

目撃者からのタレコミ

「私は、子どもが幼稚園に入ってから職場に復帰しました。基本は定時退社なのですが、たまたま残業をした日があったんです。
その帰り、夫の不倫疑惑を相談していた友人からLINEが届き、彼を駅で見かけたと言うのです。間に合うか分かりませんでしたが、踵を返してその駅へ。急ぎ足で向かうと、改札を抜けた奥に、夫の姿がありました。
待ち合わせをしているようで、丁度そのタイミングで相手が到着。その相手に、にこやかに手を振る夫。その相手というのが、職場の後輩の美玲でした。
肩を寄せ合い歩くふたり。その様子から、ただならぬ関係であることは伝わってきました。こうして私は、夫の不倫相手を突き止めたのです…」

“執念で夫の不倫相手を突きとめた妻の告白”をご紹介しました。
夫側は、疑われていることすら気付いていなかったのでしょう。スマホに二重にロックをかけ警戒していたとしても、その行動がかえって、疑いを深めてしまうこともあるのです。

©Tero Vesalainen/metamorworks/shutterstock

文・塚田牧夫

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