1. トップ
  2. ヘア
  3. 【40代の若返り前髪】!白髪・薄毛・ぺたんこ悩みを美容師が一挙解決!

【40代の若返り前髪】!白髪・薄毛・ぺたんこ悩みを美容師が一挙解決!

  • 2023.7.31
  • 1140 views
教えてくれたのは…

芸能人からの指名多数! カリスマ美容師

朝日光輝さん

ヘアサロン「SUNVALLEY」代表。美容師歴28年の、日本のヘア界を牽引し続けるトップヘアスタイリスト。多くのメディアで最新ヘアトレンドを発信しながら、サロンワークでは人それぞれの悩みに寄り添い、魅力を最大限に引き出すヘアスタイルを提案。

白髪・薄毛・疲れた印象……40代は【前髪】のお悩み勃発期!

40代読者

前髪が長いと、疲れた印象になったり、老けて見えたりする。かといって短くすると、前髪だけが幼くなり、年相応にならない!


40代読者

40代になり、さらに薄毛が進行。癖も強くなって、思うように流れない。


40代読者

白髪をごまかしたくてメッシュを入れてみたけど、オシャレというよりなんだか汚い印象に……。


ボリュームダウンやうねり、白髪などのエイジング悩みが顕著に出てくる40代。読者アンケートでも、そういった髪の変化からくる前髪悩みが多数で、エイジングをうまくカバーしながら、オシャレさや清潔感もある前髪を求める人が多いよう。

40代は髪のお悩みをカバーできる前髪にアップデート!

〈40代が気をつけるべき! 前髪3ヵ条〉

01

薄毛が気になるなら、分け目を変える時間をつくるべし

朝日光輝さん(以下朝日さん)

年齢を重ねると分け目が目立つようになりますが、これは日々の積み重ねで髪の根元が寝て“分け目グセ”が
ついてしまうせい。家にいる間はいつもと逆側で髪を分ける、分け目部分をゴムで結んで根元を起こすなど、分け目グセを緩和するよう心がけて。


02

老け印象を払拭したいなら、ツヤを与えるべし

朝日さん

夏場はどうしても髪がペッタリしやすくなります。スタイリングである程度はカバーできますが、限界があるのも事実。髪の質感を整えるだけでも髪の平均点は上がるので、パサつきを抑えてツヤを足す方向から老け感の解消を!


03

白髪はごまかそうとせず、定期的にリタッチするべし

朝日さん

白髪を目立たなくするためにメッシュにすることがありますが、加齢毛にブリーチはダメージが大きいのであまりおすすめしません。目立たなくするなら、少しずつ全体のトーンを上げる方がダメージが少なくおすすめ。リタッチだけ繰り返すのも◎。


悩める40代のVOCE読者が集合! カリスマ美容師・朝日さんが解決!

40代のVOCE読者のリアルな前髪悩みを、朝日さんがカット&スタイリングで解決! 髪質や顔立ちの悩みまで解消してしまう前髪チェンジのポイントを、しっかりチェック!

Case1.いつも長い前髪を耳にかけてしまうけど、もっと立体感を出したい!

VOCEアンバサダー・佐藤和恵さん
VOCEアンバサダー・佐藤和恵さん(40)

おでこが狭く、前髪が似合わないので前髪はいつも長め。でも仕事中は耳にかけることが多く、ペッタリ見えるし、顔が大きく&キツく見えてしまうのも悩みです。


朝日さん

目力が強くてキリッとした顔立ちなので、長い前髪が似合うけれど、ハマりすぎてキツい印象に。ただ、おでことの兼ね合いで短く切るのは難しいので、リップラインでカットして動きをつける方向で解決しようと思います!


【AFTER】長い前髪をリップラインでカットして動きをつける!

VOCEアンバサダー・佐藤和恵さん
朝日さん

前髪をリップラインでカットして、根元を少し立ち上げるようにスタイリング。こうすると立体感が出て顔が奥に入ったように見えるため、小顔効果が生まれるんです。根元が立ち上がると髪にゆるい動きも出るので、キツい印象も和らぎます。


VOCEアンバサダー・佐藤和恵さん

40代にして未知の世界を体験しました(笑)。今までは前髪がおでこに張り付いていたのに、今はおでこに前髪の陰影ができていて、輪郭の見え方も顔全体の印象も全然違う!


〈プロセス〉

【1】長い前髪を取り分ける
長い前髪を2分割

前髪を取り分けて、さらに表面と内側の2つに分ける。根元を立ち上げた時に前髪の長さが同じになるように、表面と内側で長さを変えてカットするための下準備。

【2】前髪の内側は唇下でカット!
前髪の内側は唇下でカット!

表面はあご下でカットし、内側は唇のやや下でカット。表面と内側で長さに少し差が出るようにカットしたら、スタイリングしたときになじみやすくなるよう毛先にレイヤーを入れる。

【3】ヘアカーラーで前髪の根元を立ち上げる
ヘアカーラーで前髪の根元を立ち上げる

前髪全部を太めのマジックカーラーで内巻きにして、根元が立ち上がるようにクセづけ。クセがつきにくい人は、ハードスプレーで補強を。クセがついたらカーラーを外して手グシで整えて。

\完成!/

横から見てもキレイ!

横から見てもキレイ!

Case2.たまには前髪を下ろしたいけど、玄関を出た瞬間にふにゃふにゃとワカメみたいになってしまいます……

VOCEアンバサダー・奏(かな)さん(44)

シースルー前髪を試すんですが、すぐにフニャフニャとうねってしまいワカメ状態に。そのままだと老け感が出てしまうので、結局いつも流してしまってマンネリぎみです。


朝日さん

前髪に長さがあると、その分うねりが出やすくなるので、真ん中だけ少し短くしてみましょう。特に夏場、シースルーで完全にうねりを抑えるのは難しいので、少しのうねりさえも狙ったニュアンスに見せるために、質感をつけてカバー!


【AFTER】オシャレなシースルーバングに変身!

朝日さん

前髪の真ん中だけ短くカットし、うねりを目立たなくしました。さらに、うねる毛束があってもオシャレに見えるように、バームでしっかりツヤと束感をプラス。精密にやりすぎずOKラインの幅を増やして、ハラハラっとしたニュアンスを楽しむ余裕も必要です!


VOCEアンバサダー・奏さん

うねりは敵と思っていましたが、質感をしっかりつけさえすれば、ちょっとうねってもニュアンスとして成立するということを知りました! これからは前髪を楽しめそうです!


〈プロセス〉

【1】前髪の真ん中を目にかかる長さにカット
前髪の真ん中を目にかかる長さにカット

前髪の真ん中部分を目の下ギリギリの長さでカットして、流さずにハラハラと落ちる前髪をつくる。

【2】バームでツヤ感をプラス
バームでツヤ感をプラス

バームを指先によくのばしたら、細く毛束をつまんで取り出しながらなじませて、前髪にツヤと束感をつけていく。流す前髪や髪全体にもバームをなじませ、質感を統一させて。

\完成!/

エイジング悩みが出てくる40代の髪は、100%思い通りとはいかないことも。パサつきを抑えてツヤ感を出すという基本ルールをおさえたうえで、ニュアンスを楽しむ余裕を持つことが、正解前髪に出会う近道なのかもしれません!

撮影/市谷朋美 ヘア/朝日光輝(SUNVALLEY) 取材・文/宮下弘江

元記事で読む
の記事をもっとみる