「この幼稚園、合わないわ（泣）」【転園先に苦手なママ】→ 絶望していたら？

子育てをしていると、それまで自分が関わってこなかったような人達とも接することがあります。人を見かけで判断しちゃダメと言いながら、心の奥では偏見をもっていたり……。今回は、友人から聞いた園ママにまつわるエピソードをご紹介します。

急な転勤で幼稚園を変更することに

私は夫と一人娘の三人家族。幼稚園入園を控えた年明けに、急遽夫の転勤が決まりました。
幼稚園への入園手続きなど終わっていたのですが、とても通える範囲ではないため、すぐに新しい土地での幼稚園探しに奔走。
どこの幼稚園も入園募集は終了している状態でしたので、その土地で一番大きな幼稚園に無理を言って入れてもらいました。
まったく縁もゆかりもない土地に引っ越すことになり、それまで仲良くしていたお友達やママ友とも離れ、私も娘も正直落ち込みました。

転勤先の幼稚園にはギャルママが

当初入園予定だった園は、お勉強や習い事に力を入れていて、どちらかというと落ち着いた雰囲気でしたが、通うことになった園はのびのび育てる方針。
子供たちも大人しい子ばかりでなくヤンチャな子がいたり、ママさんも私がそれまで絡んだことの無いようなタイプの方もいました。
同じクラスのママさんの中にも今どきの派手なギャルママさんがいて、正直ギャルママにあまりいい印象を持っていなかった私は、関わらないでおこうと思っていました。

運動会でやっかいな父兄に遭遇

入園して初めての運動会に参加した時のことです。
参観日などはほとんど母親ばかりですが、この日ばかりは家族参加で父親の姿も多く見られました。その中に、見た目もやんちゃで腕や足に大きなタトゥーの入っている父兄がいたんです。
うちの娘は初めて実物を見ることになり、他の子供の中にも「あれなぁに？」「怖い人のやつだ」とさまざまな声が出ていました。
私は子供に見せないようにして、そのうち先生が注意してくれるかなと思っていたんです。

注意したのはなんとギャルママ！

すると、例の同じクラスのギャルママさんが、その父兄に対して「子供が怖がるんで隠してください」と毅然とした態度で注意しました。
その様子にびっくりしていると、撮影ゾーンを無視して撮影を続ける父兄にも「ちゃんとルール守りましょう」と、移動をうながすギャルママ。
私ができないことをさらっとやってのける彼女に、思わず拍手を送りそうになりました。

勝手な偏見を持っていた事を反省

自分と違うから、見た目がギャルママだから……と偏見をもって彼女を見ていたことをとても恥ずかしいと思った出来事でした。
人は見かけによらないと言う言葉がありますが、まさにそのとおり！
これをきっかけに見た目だけで人を判断することはやめようと考えるようになりました。

ftnコラムニスト：karira