助産師を目指すモクコ(@fufufufutago)さん。このお話は、モクコさんと友人たちが、自分自身や妊産婦と向き合い続け、助産師になるために駆け抜けた、病院実習の日々の記録です。なかなかお産が進まないイケノさん。緊張や痛みをほぐすため、手を尽くします。皆んなのサポートで徐々に力が抜けたイケノさんは、陣痛が少しずつ強まっていき…。『私の助産師タマゴ時代』第11話をごらんください。
ノッコや和久田助産師のサポートもあって、リラックスできた様子のイケノさん。長かった陣痛を乗り越え、無事に出産を終えられ、ホッとしたようですね。
一生懸命になるあまり、つい前に出過ぎてしまうノッコにとって、産婦さんとの関わり方を見直す、貴重な体験になったのではないでしょうか。
チームで母子の命を守る、助産師の世界が少しだけ見える作品
助産師を目指し、約5か月間の病院実習が始まった、モクコさんと友人たち。実習は妊産婦への保健指導から、産後のママと赤ちゃんの受け持ちまで、多岐にわたります。また、分娩介助では、24時間いつ呼び出されてもおかしくないほど、過酷なものでした。
初めて出産を目の当たりにし、命の重さに感動することもあれば、妊婦さんへのサポートがうまくいかず、悲しくなったり落ち込んだりすることも…。実習生ごとにそれぞれ異なる困難が立ちはだかり、その度に自分自身や妊産婦と、一生懸命に向き合います。モクコさんたちは、先生や先輩助産師のアドバイスを受けながら、少しずつ、着実に助産師への道を進んでいくのでした。
出産は何度経験していても、その度に状況が違い、不安なものです。だからこそ、何でも相談できたり、不安を解消してくれたりと、助産師の存在は心強いものですよね。助産師の世界が少しだけ見える、情熱的で温かい作品です。
著者:NAKAMA