電気料金の値上げも影響?
体重計など計測器大手のタニタが、「熱中症に関する意識・実態調査2023」を実施し、結果を発表しました。電気料金の値上げが影響してか、「今年の夏は節電を心掛ける」と回答した人が7割超、また就寝時にエアコンを使用しない人は1割超となりました。
調査は2023年6月14日(水)~15日(木)の2日間、全国の15歳以上の男女1000人を対象にインターネット上で実施。2019年から同様の調査を行っており、今回が5回目です。
それによると、「夏は室内温度を28度以下に保つようにしている」と答えた人は、「非常に当てはまる」「やや当てはまる」を合わせて60.5%で、2022年の63.5%より微減しました。
「今年の夏は節電を心掛けようと思う」と考える人は、「非常に」「やや」が計70.6%。若い世代では、20代が65.1%、30代が68.5%でした。
就寝中も熱中症リスクあり!
「在宅時の日中にエアコンを使わない」人の割合は、8.0%。20代女性で4.8%、30代女性で8.3%です。一方、「就寝時にエアコンを使わない」人は全体で13.0%(前年比1.2ポイント増)、特に30代女性は15.5%と多い傾向がうかがえました。
調査を行ったタニタは、「起きているときと比べ、寝ているときは体の不調などを自覚しにくくなるため、暑い時期には就寝中であっても熱中症リスクが高まります。就寝中にエアコンを使用することは夜間の熱中症対策として有効」としています。
(LASISA編集部)