【京都ランチ】西陣の大衆食堂で昭和懐かしい『冷麺』で涼む☆鉄道模型も走る「相生食堂」

おおきに～豆はなどす☆今回は上京区西陣エリアにある昭和懐かしい大衆食堂。鉄道模型も店内を走り、アトラクション要素もある地元民御用達のランチ。

上京区西陣エリア。昭和懐かしい街並みが今でも残る千本出水にある昔ながらの大衆食堂『相生食堂』。この日は猛暑を通り越し熱波の市内。映画の帰りにどこかでランチをしようと歩いていましたが、サクッと早めに店を決めて入店しないと、身の危険を感じるほどの暑さ。で、こちらのお店のことを思い出し、前々から一度来店したかったのでやってきました。

創業年数については不明ですが、店名『相生（あいおい）』や店構えから、おそらく昭和の頃から存在し、古くから地元に根付いている大衆食堂であることがわかります。

今では数少なくなりましたが、京都には昔からうどんそば丼一式そろい中には手づくりのおはぎやいなり寿司なども扱い、しかも同じ屋号で営業する大衆食堂があります。代表的なところでは『力餅食堂』などがその一つ。そして、こちら『相生食堂』もそれと同じく、昔から関西にある大衆食堂の一派。『相生』は兵庫県の地名で、力餅食堂も元は兵庫発祥だったことを考えると、業態自体は似てますが差別化を図り『相生食堂』と名乗っていたのかな、と想像します。屋号は同じでもチェーン店のような画一的メニューではなく、それぞれのお店で独自色があり、お店によって麺推しだったり定食推しだったり。要は家庭的な雰囲気の、昭和のファミレスといった風情のお店になります。

そんな大衆食堂もご高齢夫婦で営まれていることが大半で、徐々に廃業されるお店も増え、今では絶滅危惧種の業態。

そんなお店の中でも、こちらの注目『電車が走る店』の札。鉄ヲタというほどではありませんが、多少鉄道好きということもあり、以前から店前を通りかかると気になっていました（笑）

ショーケースにも食品サンプルが並びますが、それ以外に日替わりのサービスランチがあり、それもかなり破格の様子。ちょうど入れ違いにファミリー層が食べ終えて店を出る様子で、家族連れの京都旅には最適なお店かもと思えたり。

店内はわりと広々としていて、明るい雰囲気。テレビやマガジンラックもあり地元民が集う普段使いのお店といった雰囲気。現にご近所らしき年配の男性客も数人。

すると、壁側にこのお店の特等席らしき鉄道模型がかぶりつきで見えるテーブル席。どこでもお好きな席へ、ということだったので、もちろんこちらへ。

けっこうしっかりめなNゲージの鉄道ジオラマになっていて、時折客室の照明点灯の電車が走り抜けていきます。ディテール（笑）

模型撮影に夢中になっていて、注文そっちのけでした（笑）メニューは麺類、丼、定食一式あるスタイルです。洋食定食がわりと充実していて、特にハンバーグ定食は自家製でちょっとそそられました。

が、とにかく涼やかなものが食べたい！と、お寿司のついた冷麺セットもありましたが、単品冷麺750円を注文。

で、再びNゲージ（笑）

かなり凝っています。今週の運転列車、次週の予定列車も表示され、それも3種類くらい列車のローテーションがあるみたいですね。

鉄道ファンの聖地・余部鉄橋のジオラマも特化。かろうじて憶えています（笑）

他、駅発車メロディーボタン。マイルドに流れていました（笑）まあ、鉄道ファン以外のお客も集うお店なので、常識的範囲の鑑賞にとどめる注意書きも。

そうこうしているうちに登場の冷麺がこちら。

なんとも昭和懐かしい雰囲気の冷麺で、このガラス製の器、うちにも天神さんの骨董市で買った同じタイプのものがあります（笑）涼やかな器に、具材は海老、錦糸玉子、千切りキュウリ、ハム、キャベツ、ワカメ、紅ショウガ。そして器のふちにたっぷりと練がらし。気取らない雰囲気の冷麺ながらバラエティー豊かな具材たち。

まずは麺。

昔懐かしい味わいの中華そば。冷やして〆てあるので、のど越しもいいです。味付けもシンプルで酢醤油ベースのあっさりとした食堂らしい味わい。出汁感もあり。

海老入りは豪華ですね。お寿司やエビフライでも使用される大きめのやつ。

ワカメといっしょにさっぱりと。

で、途中練がらしで味変しつつ、タレも心地よい酸味だったので飲み干し、完食完汁ゴチ！

熱波の中やってきて、冷麺でクールダウンし、しばらくジオラマ眺めて涼み、和むひと時でした。地元の日常的ランチを味わいたい方はぜひ！ヨ～イヤサ～♪

詳細情報

名称：相生食堂
場所：京都市上京区千本通出水下る尼ケ崎横町３５０−７ シャトル出水
電話：075‐841‐8001
営業時間：11:00～14:30 17:00～19:30
定休日：木・金曜日