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「風邪ひかんようにね」母と交わす最後の言葉になるとは知らず<親に捨てられたおばあちゃん>

  • 2023.7.28

2児の母であり、インスタやブログでエッセイマンガを連載しているゆっぺさんが、尊敬する祖母・キヨさんの壮絶な人生をつづったマンガです。山奥の農村で暮らしていたキヨさんは、6歳のときにお父さんが急死。訪ねて来た叔父から「おじさんの家へ来るか?」と言われ、「ごちそうが食べられる」と思って喜んで行くことにしました。ところが……。

父の四十九日が済んで落ち着いたころ、キヨさんの叔父が訪ねて来て「一緒におじさんの家へ来るか? バスに乗せてやるぞ」と声をかけました。叔父の家はキヨの家と違い裕福だったので、ごちそうが食べられると思ったキヨさんは大喜びで「行くー!」と返事をしました。

それが、母との最後の会話とは知らずに……。

バスから見る景色に心躍らせ…

こんにちはゆっぺです。

叔父の家に遊びに行くつもりのキヨは、いつものように母に「行ってきます!」とあいさつをしました。

歩き出した背中に母から「風邪ひかんようにね……」と声をかけられ、元気よく「うん!」と返事をしたキヨ。

これが母との最後の会話だとわかっていれば、もっと違うことが言えたのに……。

バスに乗ったキヨは自身の身に何が起きているのか知る由もなく、初めて見る景色に胸を躍らせていました。

気付いたらバスの中で眠っていて、叔父に起こされて着いたことを知りました。

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お母さんは「風邪ひかんようにね」以外にもきっといろいろ声をかけたかったでしょうが、何を言ったらいいかわからず、言葉にできなかったのかもしれません。その心情を思うと、切ないですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ゆっぺ

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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