ハロウィンの夜に起きた、ジーンとくる物語。1人の町長が教えてくれた“生き方”とは？

日常の中の非日常を描いた創作漫画『物語断片集』とエッセイ漫画をX（旧Twitter）やnoteで発信している、ミヤギトオル（@mitume333）さん。

町長選挙に当選したのはおばけ！今回は、おばけのパットの活躍とちょっとジーンとくる物語です。

死者たちの組織票により、町長となったパット。死者が気持ちよく過ごせる町づくりと、ハロウィンでの町おこしを公約に掲げ、町民の力を借りながら精力的に活動していきます。

ハロウィン当日。楽しむ町民を見て、パットは生きていた頃の記憶が蘇ります。それはお母さんとお祭りに行った思い出。自分の名前も鮮明に思い出したパットは、公約をすべて果たし天国へと旅立ったのでした。

異質な存在でありながらも、みんなの心をつかみながら公約を実現していくパットの姿は素敵ですね。この世に思い残すことがなくなり、やっと成仏できた様子。少し寂しいですが、心温まる物語でした。

X（旧Twitter）：ミヤギトオル（@mitume333）