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「結婚した人のほうが老後に孤独を抱えることになる」世界的にシングルを選ぶ人が急増している本当の理由

  • 2023.7.28

結婚は人を幸せにし、孤独感を和らげてくれるのか。世界30カ国を対象とした調査分析で、結婚したことがある人のほうが老後の孤独が強くなることが明らかとなった。イスラエル・ヘブライ大学で教壇に立つエルヤキム・キスレフさんの『「選択的シングル」の時代』の一部を紹介しよう――。

※本稿は、エルヤキム・キスレフ『「選択的シングル」の時代』(文響社)の一部を再編集したものです。

晴れた日に犬と公園を散歩するシニアカップル
※写真はイメージです
結婚は孤独の解決策になるのか

結婚を支持する人たちは、カップルとして生きること、あるいは家族で生きることは、孤独を防いでくれると主張する(※1)。

しかしながら、結婚生活が本当に孤独を減少させるかどうかという問いとそれへの答えは、検証が可能であり、また、検証するべきものだ。もちろん、幸せな子どもたちのいる、幸せな結婚生活で、家族が愛しあっているなら、当然、恩恵はあるだろう。

問題は、あらゆる年齢層のすべての人々にとって、さまざまなシチュエーションにおいて、たとえば、別離や離婚、配偶者の死亡に終わった場合であっても、結婚が平均的に見てすぐれた解決策かどうか、ということだ。

それを考慮に入れて、結婚は孤独に対するよいソリューションかという質問への回答をシンプルな図にまとめてみた(しかし、もっと複雑な事情があることは、後に紹介する)。図表1を見てほしい。

【図表】年齢と結婚しているかどうかの違いによる孤独感の程度
※エルヤキム・キスレフ『「選択的シングル」の時代』より
結婚はシニアの生活を孤独にするという衝撃データ

図表1では、30カ国でおこなわれた、複数の年齢グループを対象とした欧州社会調査(European Social Survey)の結果の「孤独指標」を分析している。その結果、驚くべきことがわかった。

この図では、回答者を2つのグループに分けている。「結婚したことのある人たち」、つまり、「結婚というソリューション」を人生のどこかの時点で選択した人たち(もちろん、そのなかには、今でも結婚生活を続けている人たちも含まれている)と、結婚というソリューションを選択したことのない、つまり、「結婚したことのない人たち」だ。

縦軸があらわしているのは、回答者たちが調査前の1週間に感じていた孤独の程度を推定したものだ。

図表1によれば、孤独感に対する結婚の効果は時間がたつにつれて低下していく。78歳になると、この統計では、そもそも結婚しなかった人たちのほうがましだということになる。平均からすると、結婚という道を選んだことは、この年齢以上の人たちにとっては、プラスではなく、マイナスの効果をもたらしている。

力を込めた右手の拳を左手で包んでいるシニアの手元
※写真はイメージです
結婚というソリューションの効果は極めて弱い

さらに図表は、「幸福な人たちほど、そうでない人たちよりも結婚を決意しやすい」という、自由選択のメカニズムは考慮に入れていないことを覚えておく必要がある。

したがって、現実には、2本の線が交差するのはもっと低い年齢においてだと考えるべきであり、この図で見るよりもっと低い年齢で、まったく結婚しないほうが孤独を感じずに済んだということになるわけだ。

結婚と独身のメリットとデメリットを比較
※写真はイメージです

言い換えれば、結婚する人たちは結婚前から、結婚しない人たちより幸福だったという事実を考慮に入れ、そして、その人たちを同等のウェルビーイング(健康と安心)の基準をもつ、結婚したことのない人たちと比較すると、結婚というソリューションの効果はさらに弱いものと考えることができる。

この驚くべき調査結果の背後にあるものは明白だ。それは、離婚した人たち、配偶者に先立たれた人たちの人数の多さである。

この点については、後に詳しく述べるが、離婚した人たちや、配偶者に先立たれた人たちは、孤独を感じる程度も、幸福でないと感じる程度も、結婚したことのない人たちや今も結婚生活を続けている人たちよりも強くなっている。離婚したり配偶者に先立たれたりする割合も年齢とともに上昇するわけだから、この点は高齢の人たちにとっては重要なことだ(※2)。

結婚は例外なく悲劇的な終わり方を迎える

もちろん、「結婚しているカップルを、離婚した人たちや配偶者に先立たれた人たちと一緒のグループに入れるのはおかしい。したがって、この図表は間違っている」と考える人もいるだろう。しかし実際には、結婚したことのない人たちを、結婚しているカップルだけと比較することのほうが、論理的に馬鹿げたことなのだ(※3)。

その理由は簡単だ。残酷な言い方になるかもしれないが、あなたがどういう行動をとるにしても、結婚は以下の3種類の――ある種、悲劇的な――終わり方のどれかを迎える。離婚する、配偶者が先に死亡する、そして、自分が死亡する、のいずれかだ。

結婚がシニア期の幸福に与える影響を解読するには、このことをよく理解しておくことが非常に重要だ。結局のところ、自分の結婚生活がどのように終わるか、わかっている人などいないのだから。

結婚は離婚と配偶者に先立たれるリスクを抱えること

私たちは、自分の状況は人よりいいと考える傾向があるし、自分の選択のもたらす運命は自分でコントロールできると思いがちだ。しかし、自分の予想するところと、実際に結婚がどのように終わるかには、残念ながら相関関係がない(※4)。

人は結婚したままでいたいと望み、いつまでも幸せに暮らしたいと思っている。だが、結婚しているということは、その定義から考えても、自ら離婚する、あるいは配偶者に先立たれるという「リスク・グループ」に入ることになるわけで、そのことを常に頭に入れておかねばならない。

離婚届と印鑑
※写真はイメージです

とはいえ、私は先ほどの図で、何かを「ごまかしている」という印象を読者の皆さんに与えたいとは思わない。これらの驚くべき調査結果の背後に何があるのか理解するため、続く部分では、結婚というシナリオをきちんと分類し、それぞれのグループにどんな違いがあるか、見極めていきたい。

データが示す「結婚がもたらす幸せ」の知られざる真実

先述の調査結果にさらに最新のデータも付け加えたうえで、正確な分析をおこなうために、結婚に関連して分類した4つのグループ、つまり、①結婚している人たち、②未婚の人たち、③別離・離婚した人たち、④配偶者に先立たれた人たちのそれぞれの孤独と幸福について、個別に検証してみた。

教育、収入、健康状態、宗教、社交性、それに居住国など、多様な、そして相互に関連しあう要因も考慮に入れた。その結果を、65歳以上の年齢層について検証し、75歳以上の年齢層については、さらに詳細な分析をおこなった。

これらのデータを分析した結果、結婚している人たちや一度も結婚したことのない人たちと比べると、別離・離婚した人たち、そして、配偶者に先立たれた人たちが最も幸福感が低いうえに、最も孤独を感じていた。誰かと同居しているシングルの人たちを除外して比較した場合も同様だった。

0〜10の尺度で比較した場合、今も結婚している男性に比べて、結婚したことのない男性は0.45ポイント、離婚した男性は0.5ポイント強く孤独を感じており、配偶者に先立たれた男性は0.8ポイント強く孤独を感じていた。女性の場合、結婚している女性と比べて、未婚の女性は0.35ポイント、離婚した女性は0.4ポイント、配偶者に先立たれた女性は0.6ポイント、強く孤独を感じていた。

幸福感についての調査でも、似たような結果が出た。離婚した人たちと配偶者に先立たれた人たちが最も幸福感が低く、前者は結婚している人たちに比べて、0.8ポイント、後者は0.6ポイント、幸福感が低かった(この場合は、離婚した女性が最も幸福感が少なかった)。一方、結婚したことのない人たちのグループの幸福感の低さは0.4〜0.5ポイントだった。

「条件付き」の幸せ

結婚している人たちは、全グループのなかで――少なくとも主観的な意味では――間違いなく最も幸福で、最も孤独感の低いグループだ。しかし、この結論にも、2つの条件が付いている。

第一に、カップルの人たちは、幸福感、人生に対する満足感、孤独感の低さのどれをとっても数値が高めだが、彼らはそもそも結婚前からこのような数値が高めだという点だ。長期的な研究によれば、いつかは結婚する人たちというのは、そもそもの幸福感の基準ラインが約0.3ポイント高い(尺度は0〜10)(※5)。

結婚式で誓いのキスを交わすカップル
※写真はイメージです

この点を考慮に入れると、結婚していることが、高齢者の幸福感のレベルを上げ、孤独感を下げる程度は(この2つのあいだには強い相関関係がある)、あるとしても、非常に低いということになる。

結婚している人とそうでない人の「孤独」の差は小さい

第二に――これはより重要なことだと考えられるが――これらの調査結果は、第二次世界大戦中あるいは、戦後すぐに生まれた世代のものであるという点だ。

それを踏まえると、結婚の価値も持続性もますます下がっているこんにちでは、シニア期における孤独感に対して結婚が与える影響は、彼らより後の世代にとってはもっとマイナスのものになっているだろう。より若い世代にあっては、結婚期間は短くなりがちだし、別れる人たちも増えているからだ(※6)。

また、離婚することが以前に比べてたやすくなっているからこそ、離婚者の数が増えているともいえる。多数の支援グループもあり、離婚という同じ境遇にある人も多いからだ(※7)。

最近のピュー・リサーチセンターの調査結果によると、いわゆる「グレー(熟年)離婚」が急激に増加している。たとえば、アメリカの50歳以上の離婚率は1990年に比べると約2倍になっている(※8)。

こうした離婚経験者たちは、すぐに「結婚したことのある人たち」という大きなグループの一部となり、結婚という選択肢をますます魅力のないものにしている。離婚者の増加は、「いつまでも幸せに」暮らしている人たちが減少したことを意味するからだ。

以上のような保留条件を認めるか、認めないかはともかくとして、結婚している人たちと結婚していない人たちのあいだの孤独と幸福の差は驚くほど小さい。

結婚がもたらす「孤独」

そもそも、結婚している人たちが「孤独を感じる」とは、いったいどういうことなのだろう? 奇妙なことにも思えるが、結婚しているカップル、特に高齢の人たちは、実際に孤独を感じているのだ。私の調査結果では、カップルの人たちが感じている孤独は年齢が上がるにつれて強くなっている。

また、私の別の試算では、結婚している人たちのうち、60歳で孤独を感じている人の割合は、30歳の人たちの数字より50%高くなっている。90歳になると、その倍になる。

たとえば、49歳のダンはその典型のようなもので、自分の感じていることをこんなふうに投稿している。

私は結婚している。問題は、私の結婚は情熱のない、見かけだけのもので、私がそこにはまり込んでしまっているということだ。でも、私はひとりで年をとるのが怖いんだ。まるで罠にはまって動けないような気持ちだよ。いったい、どうしたらいいんだ?(※9)

結婚しているのに孤独を感じる理由は、よくない関係、あるいは単に退屈な関係に縛られているという以外にも、いろいろある。

互いの顔さえ見ない、けんか中の高齢カップル
※写真はイメージです

「家族のために長年尽くしてきた後で、社会的に孤立している気がする」「社会的ネットワークを大切にしてこなかった」「手を貸してくれる人がまったくいない状態で、病気のパートナーの世話をしていて、無力感にとらわれている」などの理由だ。

配偶者がいることによって生じる孤独

研究者たちはよく、孤独感を社会的な側面と感情的な側面に分けて考える(※10)。

「社会的孤独」とは、帰属意識、仲間意識、コミュニティーの一員であるという意識を提供してくれるような友人・知人の広いサークルをもたないことだ。たとえば、友人との交流、共通の趣味の活動、外出などといった様々な社会的活動の減少、近隣の人たちとのつながりの欠如などが含まれる(※11)。

一方、「感情的孤独」とは、誰か頼れる人がまわりにいないというような感覚だ(※12)。

この区別は高齢のシングルにとっては、特に重要といえるだろう。ここから、孤独の理由にはさまざまなものがあり、配偶者がいることは必ずしもその解決策になるとは限らないことがわかるからだ。

社会的孤独のほうが問題だという場合もあるが、それはパートナーがいないことよりも、むしろ、パートナーがいることから生じていることもある(※13)。

実際、あまりにも長い年月、家族のことしか考えてこなかったために、高齢になってから社会的に孤立していると感じる人々もいる(※14)。

それとは対照的に、多くのシングルの人たちが、友人や仲間といった別のかたちの人間関係によって、孤独に対処することができている。

結婚によって失うもの

これらの調査結果は、結婚は多かれ少なかれ試してみる価値があるのかどうかという議論を考えるとき、特に重要なものだといえる。

失うものがあるわけじゃない。うまくいかなかったら、別れて、カップルでいるのをやめればすむことなんだから。

そう思う人もいるかもしれないが、しかし、その答えはこうだ。どうやら、失うものはたくさんある。

多くの研究からわかったことだが(※15)、結婚は私たちを「離婚する」「相手に先立たれる」というリスクにさらすだけではない。それ以上に重要なのは、私たちは結婚することによって、将来シングルとして生きることに対して準備のできていない人間になってしまうということだ。

結婚したことのない高齢のシングルの人たちはもともと、配偶者を失ってシングルになった人たちよりも、ひとり暮らしに順応できている。いろいろな物事への対処の仕方も知っている。支援のシステムも確立できている。彼らは良くも悪くも、妻あるいは夫に依存して生きてきたわけではないからだ(※16)。

また、長い年月、シングルとして生きてきた人たちは、高齢になってから離婚した人たちや配偶者を亡くした人たちと比べれば、突然ひとりぼっちになったという烙印らくいんに苦しめられることはない(※17)。

なぜ人は結婚に伴う「長期的リスク」を考えずに結婚するのか

結婚したカップルが、婚礼の直前・直後に以前よりずっと幸福になったように感じる論理的根拠としては、結婚がシニア期に備えるための「魔法のソリューション」だと思われることもあるだろう。

しかしながら、統計的には30歳前後で結婚する人たちが感じていることと、その40年後、つまり、結婚によって安心な身の上になっていたいと人々が期待した年齢に抱く孤独感のあいだには、まったくなんの関連もないことがわかっている。

ボードゲームで結婚のマスの目の上にいるカップル
※写真はイメージです

ほとんど逆説的といっていいだろうが、こんにちの人口統計と結婚に関する統計からみるなら、結婚したから高齢になってもパートナーがいてくれるはずと期待していた年齢に達したときには、離婚したり、配偶者に先立たれたりするリスクがどんどん増えていくのだ。

これを聞いて、こう尋ねる人もいるかもしれない。それなら、なぜ人々は長期のリスクを考えもせずに結婚しているのか、と。この質問に対しては、2つの回答ができるだろう。

だから結婚率が下がっている

第一に、人々はそのリスクにちゃんと気づいており、それに対する反応として、結婚率が下がっているのだ。特に、人々が自分の個人的なニーズをよく認識し、自分で自分の人生を選ぶことができると考えている個人主義的な社会では、そうなっている。

エルヤキム・キスレフ『「選択的シングル」の時代』(文響社)
エルヤキム・キスレフ『「選択的シングル」の時代』(文響社)

第二の答えはこうだ。人々はリスクとメリットをちゃんと比較して考えてみようとしてはいる。だが、そういう人たちにとっても、長期的なリスクを察知し、試算することは難しいのだ。このことは、これまでの研究結果からも明らかだ(※18)。

年金問題においては、これは「近視眼的問題」と呼ばれており、その結果、多くの国の政府が国民に対し、引退後のために貯金をすることを合法的に強制している。結婚に関しても、これと同じことがいえるかもしれない。短期的なメリットに目がくらんで、長期的なリスクを考えることのできない人が多いのだ。

長期的な研究からすれば、結婚は幸福感を高めるためには短期的な要因にしかならない。結婚する人たちは結婚前後の時期にだけ結婚の恩恵に与あずかり、その効果は約2年後には低下し(※19)、遠い将来にはリスクが待ちかまえている。この点は年齢の高い人の場合には特に当てはまる。彼らのほとんどにとって、結婚の一時的な効果ははるか昔のことになっているからだ。

幸福に年をとるために学ぶべきこと

以上の事柄をすべて考えあわせると、結婚をシニア期における孤独に対しての唯一のソリューションだとみなすのはやめるべきだということになる。

パートナーなしで幸福に年をとるという選択肢からも、学ぶべきことがあるということだ。結婚したことのない人たちはそういう生き方にずっと適応してきているわけだが、彼らの生き方は、離婚した人たちや配偶者に先立たれた人たちにとっては、見習うことのできるひとつの例にすぎない。

これら3つのグループのすべての人たちが、パートナーなしにいつまでも幸せに暮らすための戦略を採用することができるはずだ。

1. Steven Stack, “Marriage, Family and Loneliness: A Cross-national Study”, Sociological Perspectives 41, no. 2(1998): 415‒32.
2. Helena Znaniecki Lopata, “Loneliness: Forms and Components”, Social Problems 17, no. 2 (1969): 248‒62;Matthijs Kalmijn and Marjolein Broese van Groenou, “Differential Effects of Divorce on Social Integration”,Journal of Social and Personal Relationships 22, no. 4 (2005): 455‒76.
3. Bella DePaulo, Marriage vs. Single Life: How Science and the Media Got It So Wrong (Charleston, SC:DoubleDoor Books, 2015).
4. Christina M. Gibson-Davis, Kathryn Edin, and Sara McLanahan, “High Hopes but Even Higher Expectations:The Retreat from Marriage among Low-Income Couples”, Journal of Marriage and Family 67, no. 5 (2005):1301‒12; Maureen R. Waller and Sara S. McLanahan, “‘His’ and ‘Her’ Marriage Expectations: Determinants and Consequences”, Journal of Marriage and Family 67, no. 1 (2005): 53‒67.
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9. Dan, response to “Aging Alone Doesn’t Have to Mean Lonely”, Senior Planet , January 25, 2017,
10. R.S. Weiss, Loneliness: The Experience of Emotional and Social Isolation (Cambridge, MA: MIT Press, 1973).
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19. Bella DePaulo, Marriage vs. Single Life: How Science and the Media Got It So Wrong (Charleston, SC:DoubleDoor Books, 2015); Alois Stutzer and Bruno S. Frey, “Does Marriage Make People Happy, or Do Happy People Get Married?” Journal of Socio-economics 35, no. 2 (2006): 326‒47.

エルヤキム・キスレフ
社会学者
イスラエル・ヘブライ大学の公共政策・政府学部で教鞭を執る。マイノリティー、社会政策、シングル研究が専門。米国・コロンビア大学で社会学の博士号を取得したほか、カウンセリング、公共政策、社会学の3つの修士号を有する。リーダーシップ、移住、社会・教育政策、エスニック・マイノリティー、グループ・セラピー、シングルなどのテーマで、多くの記事・書籍を執筆・編纂している。

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