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武蔵浦和の隠れた名店「カフェ・デ・コマ」で絶品オムライスと自家製ケーキを堪能

  • 2023.7.28

こんにちは!埼玉地域特派員のひぐち☆みわです。

暑くて食欲が落ちるこの時期、ボリューム満点の洋食をガッツリ食べてスタミナチャージしたい!そう思い立って、ご近所にある「オムライスが美味しい」と評判のカフェに家族で出掛けてきました。

仲良し姉妹が営む人情味溢れる“町の喫茶店”
出典:リビング埼玉Web

まるでNYの街角にあるレストランやホテルのエントランスのような、緑色のテントが目印です

国道17号沿いの白幡四丁目(中)交差点付近に店舗を構える「カフェ・デ・コマ」は、1980年の開店以来、地元の常連さんに愛され続けているお店。元気ハツラツな70代の姉妹が営む昔ながらの“町の喫茶店”です。

喫茶店とはいえ、お店で全て手作りされるオムライスやナポリタン、ドリアなどの料理はどれも洋食店にも負けない本格派。ほかにも、自家製ケーキやサイフォンで淹れるコーヒーなど、こだわりのメニューをゆったりと落ち着ける店内で味わえます。

出典:リビング埼玉Web

気さくな高麗芳子さん(左)と、芳子さんが「名シェフ」と太鼓判を押す由美子さん(右)。二人はまさに名コンビ!

ドアを開けると親しみ深い笑顔で迎えてくれるのが、店主の高麗芳子(こま よしこ)さんと妹の由美子さん。以前は別の場所で喫茶店をやっていましたが、一度閉店。51歳のときに「子どもも成長し、また何かやりたい」と、この地で再び喫茶店を始めることにしたそうです。

それから23年、由美子さんがシェフとして厨房で腕を振るい、芳子さんがホール業務全般を担いながら、二人で力を合わせてお店を切り盛りしています。

出典:リビング埼玉Web

居心地が良くてついつい長居したくなります

店内は間口からは想像がつかないほど奥行があり、広々とした空間が広がっています。丸テーブル、4~6人掛けのテーブル、ソファ、カウンターと席のバリエーションも豊富。心地良いジャズが流れる落ち着いた雰囲気の中、お気に入りの場所でゆったりとくつろいだひと時を過ごせそうです。

平日の開店時はご年配の一人客、お昼時は近所の会社に勤めるサラリーマンや主婦のグループ、休日には若いカップルや家族連れと連日賑わっているそうですよ。

奥の席は最大で15~16人入れるため、予約すればマンションの理事会や、その他団体の会合などで利用することも可能です!

出典:リビング埼玉Web

別の棚にはファッション誌や料理本なども

一人の方もくつろげるよう、新聞や週刊誌、雑誌も種類豊富に用意されています。

出来立て熱々!お皿から溢れんばかりの大盛り料理は優しいお袋の味

「どれも私の家庭料理だったのよ」という自慢のフードメニュー。定番の洋食を基本としながらも、千切りキャベツが山ほど入ったドリアや、クラブハウスサンド風に卵焼きが挟んであるBLTサンドなど、芳子さんならではの一ひねりを加えたオリジナル料理が揃っています。

出典:リビング埼玉Web
出典:リビング埼玉Web

オムライスはご飯をちゃんと炒める、ナポリタンは強い火力で手早く作る、など調理法にもこだわって丁寧に作っているから「どのメニューも味には自信を持っている」と芳子さん。全て注文を受けてから作るため、ランチタイムで混んでいるときには少し待つこともあるかもしれません。でもその分、出来立て熱々の美味しさは格別です!

出典:リビング埼玉Web

お皿からはみ出しそうな巨大サイズ

私は一番人気の「デミグラスソースのオムライス」(950円)と「スパゲティ・ナポリタン」(900円)で迷いましたが、オムライスを注文。次はぜひナポリタンも食べてみたいです。

出てきた大きなオムライスに家族からは「美味しそう~」と歓声が上がりました!

出典:リビング埼玉Web

「卵がフワフワで美味しい」と子どもが大喜び

ハム、玉ねぎ、マッシュルームとともに炒めたご飯を、フワフワの卵で包み、その上にデミグラスソースをたっぷりとかけてあります!毎朝仕込むというデミグラスソースは、玉ねぎを炒めてブイヨンとワインで煮込むところから全て手作りだそう。

余計なものが入っていないから、濃厚なのにスッキリとした味わいで、ボリューム満点なのにサラっと食べられてしまいます。あっという間に完食しました!

出典:リビング埼玉Web

中が見えないくらいチーズがたっぷり!

続いて夫が注文した「キャベツとミートソースのドリア」(1,000円)が登場!こんがりと焼けたチーズの香りに食欲をそそられます。こちら、一見すると普通のドリアですが…

出典:リビング埼玉Web

芳子さんが家庭で作っていたアイディア料理をヒントに生まれたオリジナルメニュー

なんと中には、パセリご飯とミートソース、そして生の千切りキャベツがどっさり入っているんです!チーズとミートソースが濃厚でこってりしていますが、シャキシャキと爽やかなキャベツがあることであっさりとした味わいになり、スプーンを口に運ぶ手が止まりません。

こちらもペロリと平らげてしまいました!一皿でお野菜もたっぷり採れて栄養バランスも抜群。これなら夏バテぎみのお腹にも優しそうですね。

出典:リビング埼玉Web

トーストメニューも充実しています

トースト好きの私としては、「こんがりピザトースト」(800円)も外せませんでした。外側はサクッと、中はフワフワの厚切りトーストに、シャキシャキのピーマンと玉ねぎ、ハム、マッシュルーム、チーズをたっぷりのせて焼き上げてあります。お家ではなかなか再現できない「THE・喫茶店のピザトースト」を堪能しました♪

ケーキ教室の先生でもある三女が作るオリジナルケーキ

実は、高麗さん姉妹にはもう一人妹さんがいて、ご自宅でケーキ教室を主宰されているとのこと。その妹さんが手作りしてお店まで運んでくれる、食品添加物を極力使わないシフォンケーキやクリームブリュレ、レモンケーキなども大人気だそうです!

お腹いっぱいでしたが、デザートは別腹…。ということで、「レモンの生クリームケーキ」と「紅茶のシフォンケーキ」を注文しました。

出典:リビング埼玉Web

シンプルながら良質な素材にこだわって丁寧に作られたケーキを味わえます

「レモンの生クリームケーキ」(600円)は、爽やかなレモンフレーバーが効いたスポンジを、甘さ控えめのホイップクリームで包み、はちみつ漬けのレモンをのせた完全オリジナルのケーキ。コアントローが隠し味に入っているというスポンジはしっとりとしていて、濃厚な生クリームとよく合います。

人気メニューながら、作るのに手間がかかるのであまり置いていないのだそう。食べられたらラッキー!?

出典:リビング埼玉Web

しっとりとして、ほのかに紅茶が香るシフォンケーキ

「紅茶のシフォンケーキ」(550円)は、柔らかくてフワッフワ!大きさもあって食べ応えがあります。しっかり目に立てた生クリームがたっぷりと添えられていて、子どもたちも喜んで食べていました♪

出典:リビング埼玉Web

妹の由美子さんは、30代の頃にチモトコーヒー本店で修業した経験を持つほど、コーヒーへのこだわりは強い

コーヒーは、100年の歴史を持つ老舗のコーヒーブランド「チモトコーヒー」で、同店用にブレンドしてもらったオリジナルブレンドコーヒーを味わえます。豆はひきたて、サイフォンで淹れたてのコーヒーは香りが良く、コクのある味わいが特長です。

「うちのコーヒーのファンも多い」というブレンドコーヒーを、美味しいケーキとともに。至福のひと時でした~♪

出典:リビング埼玉Web

エスプレッソ系や、アイスのメニューも揃います

まとめ

カフェ・デ・コマは、豆からこだわった美味しいコーヒーを味わえるのはもちろん、ボリューム満点の食事や自家製デザートなども充実する喫茶店でした!芳子さんとのおしゃべりも楽しい人情味溢れるお店で、思い思いの素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

「広告を出したりといったことは、特にしていないの」と芳子さんは言います。それでも23年間お店が続いているのは、こちらの味と雰囲気を求めて通ってくる本当の意味での“ファン”がいる証。大っぴらに宣伝しなくても、常連さんや口コミに支えられ根強い人気を誇る、そんな「隠れた名店」の魅力を知ることができた取材でした!

ちなみに…

出典:リビング埼玉Web

トイレも広々として綺麗なのが嬉しいです!

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