「お金が貯まりません（涙）」【輝かしいジュエリー業界】の衝撃の裏側とは！？

女性ならば誰もが、ジュエリーショップに足を踏み入れた途端、その眩さに圧倒されてしまうことでしょう。
数多くの宝石に囲まれる販売員の方達もまた、洗練された空間に相応しい、華やかなオーラを纏っていますよね。
今回は、ジュエリー業界で活躍する現役販売員の実録インタビューをお届けします！

宝石の世界に魅了されて……

ファッショナブルな装いと、メイクの映える美貌が目を引く、宝飾店の販売員Iさん。
Iさんは幼少期から宝石が好きで、大学卒業と同時に宝飾店に就職しました。
「昔からキラキラした物が好きだったので、宝飾店に勤務した時は夢心地でした。大好きな宝石に囲まれながら仕事出来るなんて、最高だと思ったんです」
そう言って微笑むIさんですが、同時に就職時は苦労することもあったそうです。
「就職したばかりで、お金にも余裕が無いんですが、やはり宝飾店に相応しい装いが求められますよね？ メイクもしっかり勉強して、髪型もそれに相応しくセットして、オマケに服も揃えるとなると大変でした。ですが頑張っているはずなのに、先輩達に比べると何処か垢抜けない印象で、そんな自分を情けなくも思いました」
確かに人前に出る仕事ということもあり、尚更、身だしなみに気を使う必要がありますよね。
「綺麗な物が好き！」だけでなく、それに見合う努力も販売員には求められるのです。

カラーコーディネートで似合う色を提案

自身の魅力を引き出す為にも、Iさん曰く、宝石のチョイスに重点を置く必要性があるとのことです。
「もちろん、見た目が好みという観点も大事なんですが、誰しも似合う色ってありますよね？ 私はカラーコーディネートの資格も取得しておりますので、ご購入の際は、その点も踏まえてご紹介させて頂いております。自分に合ったジュエリーを纏った瞬間、まるで光が溢れ出すみたいに、魅力が倍増するんですよ」
目を輝かせて、Iさんはご自身の宝石論を語ってくれました。
光が溢れ出すなんて、素敵な表現ですよね。Iさんの豊かな感性とセンスあってこそ、お客様達も満足のいくお買い物が出来るのに違いありません。

苦労より遣り甲斐が勝る

宝飾店にはノルマが設けられているのもあって、Iさん自身、販売時に苦労した経験も多いそうです。
ですがIさんはそれでも、ジュエリーと関わり続けていきたいとのこと。
「大変なこともあるし、思うように業績を出せない時は落ち込みます。それでも宝石を見ると元気が出るし、お客様の笑顔を見ると、悩みも吹っ飛んでしまうんです。なんだかんだ、自分の天職なのかな？ と自惚れかもですが思っています」
そう言って、前向きに仕事に取り組むIさんの姿は眩しいばかりです。
インタビューをしている中で、ジュエリーに対する情熱が強く伝わってきました。
Iさん、本日は貴重なお話をありがとうございました！

ftnコラムニスト：六条京子