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手に謎のコブが!? 若い女性に多い「ガングリオン」の原因と治療法

  • 2015.12.23
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【女性からのご相談】

手の甲に、ぐりぐりとしたできものができてしまいました。今度病院に行くつもりなのですが、家族に聞いてみたら、「ガングリオンなんじゃないの?」とのこと。

ガングリオンって何でしょうか? 明日の仕事を休んででも、すぐに病院に行った方がよいものなのでしょうか……。

●A. ガングリオンはこぶの一つ。悪性ではないので放置していても問題ありません。

こんにちは、健康ライターの鍋谷萌子です。

腕や手にできものができると不安ですよね。

相談者さまは今度病院に行かれるということですから、正確な判断は医師にゆだねるとして、今回は『ガングリオン』についてお話ししていこうと思います。

●ガングリオンについて

ガングリオンというのは、こぶの一つです。このこぶのなかには、ゼリー状態のものが詰まっています。このゼリー状態の物質というのは、髄液 だと言われています。

髄液がこぶのなかにたまり、密度が高くなることによって、ゼリーのような形に変わると言われています。

●ガングリオンができる原因とは?

ガングリオンは比較的よく知られた症状です。しかしながら、その原因というのははっきりしていません。

腕を使う仕事や生活をしているとガングリオンになる、とも言われていますが、これもはっきりと断定されたわけではありません。

また、ガングリオンは腕によく見られますが、それ以外の部位にもできます。

このガングリオンは、相談者さまのような若い女性に起きることが多い と言われています。

●ガングリオンの治療方法について

ガングリオンは、注射器で中のゼリー状態の物質を吸い取ることで治療します。

それでも治らない場合は、ガングリオンを圧迫して押し出す方法がとられたり、レーザーによって治療されたりします。

それでも治らない場合は、手術によって状態を改善します。

ガングリオンは、一度なると再発もしやすいもの。その都度対応していく必要はありますが、それほど怖い病気ではありません。

ガングリオン自体は、放置していても悪性の腫瘍に変わることはありません。

そのため、痛みがまったくなく、また大きさも小さいものであるのなら、そのまま放っておいても問題はないと言われています。

しかしながら、ガングリオンだと思っていたらほかの病気だった……という可能性も捨てきれません。

そのため、相談者さまが考えているように、一度病院に行って正しい診断を受ける方が安全です。

【参考リンク】

・ガングリオン | 公益社団法人 日本整形外科学会(http://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/ganglion.html)

●ライター/鍋谷萌子(フードアナリスト)

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