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「プール遊びやだ!」水遊びが苦手な子ども【保育士解説】どう対応するのがいい?

  • 2023.7.26

子どもは水が大好き!…と思っている方も多いと思います。水遊びは、暑い夏の日はとっても気持ちのいいものです。でも、プールを苦手に思うお子さまは意外と多くいます。では、園などで行うプール遊びが「いやだ!」という子どもには、どんな対応をするのがいいのでしょうか。この記事では、保育士ママ5人で運営している【いつママ(@itsumama_home)のるなママ】が対応策をお伝えいたします。

水が苦手、プール遊びやだ!…そんな時、どうする?

バケツや水道でパシャパシャやるのは大好きでも、実際プールとなると話は別。と、いう子は多くいます。

お風呂よりも深くて大きなプール。浅くても、お風呂のように慣れた環境ではない場所は、お子さまにとって「怖さ」を感じることもあります。大人にとっては大したことないことも、子どもにとってはそうではありません。

では、どうしてそんなに苦手に感じるのでしょうか?

嫌な理由はそれぞれ

プール遊びをいやがる理由はさまざまです。「慣れない水着を着るのがいや」「水が冷たい」「突然、水がかかってびっくりした」「水着に着替えるのが難しい」「ぬれた水着が脱ぎにくい」「ぬれたままの髪を不快に感じる」などなど、あげ出したらキリがないくらいです。

そのくらい「水遊び」というのは、子どもによっては、大きなハードルに感じるものなのです。

「入りたくない」と子どもに言われたらどうする?

保育園などで、プール遊びや水遊びがスタートし、「そのうち慣れるかな?」なんて思っていたら、「入りたくない」と言われることがあるかもしれません。

では、子どもにそう言われたら、どのように対応すればいいのでしょうか。ご家庭でできることをお伝えします。

お家でできること

「毎日入り続ければ、慣れるから頑張って入ってきて」と、無理に慣れさせようとするのは、かえって逆効果になる場合もあります。

「入らなくてはいけない」というプレッシャーがつらく感じたり、「自分の気持ちを受け止めてもらえない」と、悲しくなったりするお子さまもいます。「水遊びしたくない」という気持ちから「幼稚園に行きたくない」など、行き渋りにつながることもあります。まずは気持ちを受け止めてあげてくださいね。

どうやって受け止める?

もし、プールに入るのいやがっていたら、「そっか、プールに入りたくないんだね」と、子どもの気持ちをそのまま受け止め、伝えてください。

お子さま自身の不安な気持ちをしっかりと受け止めたあと、どんなところが苦手なのか、嫌なのか、少しずつ、ひも解いていくのがいいでしょう。

「どんなところが心配かな」「プールの時、何か困っていることがあるならおしえてね」など、問いかけてみてください。もし、お子さまが伝える言葉に迷っているようなら、「お水が顔にかかるのが怖いのかな?」「お着替えで困ってるところあるかな?」など、サポートしながら聞いてみるのもおすすめです。

いやな理由がわかったら

もし、プール遊びを苦手に思う原因がわかったのであれば、「一緒にお着替えの練習しようか」「もし、お水が顔にかかっていやだったら、お顔にかけないでねって伝えてね」など、対応策を提案したり、一緒に考えたりすることもできますね。

それ以外にも「先生にもお話ししてみるね」と、伝えることで安心する子もいるので、お子さまの様子によって、園側に伝えてみてください。お子さまによっては「先生に伝えてほしくない」と思う子もいるので、お子さまのお話によく耳を傾けてご判断くださいね。

いやなら「見学」あり?なし?

体調も良好なのに「いやだから」…という理由で見学させたら、先生はどう思うのかな…と、心配になる方もいると思います。

ですが、入りたくないと泣き出すほど、プールを苦手に思っている子もいます。泣いている子をプールに入れることはとても危険です。プール遊びは、特に慎重にクラス全体を見なければいけない活動でもあります。

その状態で、泣いているお子さまのサポートもしなければならないとなると、安全面の配慮もかなり必要になります。双方デメリットしかないのであれば、お子さまの気持ちを尊重し、思い切って見学をするという選択も大切ではないかと思います。

見学の際は園に確認して

昨今は、暑さが年々厳しくなり、見学のお子さまは、クーラーのある室内で過ごす場合もあります。プール遊びの様子を、見学のお子さまが見られない場合もあります。

プールの活動の様子を見せたいのか、見せなくてもいいのか、足だけでもつけさせてもらえるのか、タライやバケツなどに水を入れ、簡単な水遊びはさせてもらえるのか…など、園によって対応はさまざま。見学の場合、どのような対応ができるのか、どのような対応をしてほしいのか、確認しておくといいでしょう。

見学者はどんな風に過ごしてる?

園にもよりますが、例としては、見学者だけを集めて室内で遊んだり、一時的に職員室や他のクラスで遊んだりする場合もあります。

または、プールサイドの日陰や風通しのいいところで、水分を取りながら見学をしていたり、水鉄砲やスポンジ、空のペットボトルなどで簡単な水遊びを楽しんだりする場合もあります。

いずれにしても、お子さまが安全に無理なく過ごせるような環境づくりをしていますので、一度確認してみてくださいね。

先生になんて伝える?

「子どもが苦手と言っているから」「休みたいといっているから」という理由で、先生に直接伝えるのは気が引ける…という場合もありますよね。

心配になる方は、伝え方として、こんな伝え方もあります。例えば、どの園もプールカードがあると思います。園にもよりますが、基本的には、保護者が「入水可」にしなければ、保育者側はプールに入れることはできません。直接伝えるのが苦手な保護者の方は、プールカードで意思表示をしてみてもよいでしょう。何かあれば、園から電話があると思うので、その際に伝えれば大丈夫です。

プールの期間、どう過ごす?

プールの期間はだいたい、7月から8月いっぱいのところがほとんどです。一年を通してみると、わずか2か月間。大人にとっては短い夏ですが、子どもにとっては、1年のうちの2か月間はとても大きいです。

その夏の思い出を、「プールがいや」という思い出で終わらせてしまうのは、実にさびしいものです。

苦手なことに挑戦するのは、とてもすてきなことです。もし、少しでも参加するのであれば、園側とも連携をとって、お子さまにとって、楽しい夏の思い出がたくさんできるといいですね。

著者:itsumama55

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