夫婦といえど、結局は他人。お互いの性格や価値観が合わないことも当然あるでしょう。しかし中には、結婚相手を選ぶにあたって絶対に無視してはならないポイントが存在するようです。今回は、離婚経験者の女性たちから聞いた「結婚してはいけない男性のタイプ」を紹介します。
「コスパ悪くない?」が口癖
「恋人として付き合うだけならいいと思いますが、結婚するとなるとお金の価値観は何より大事だと言っていいかもしれません。
元夫はよくいえば節約家ですが、はっきり言ってかなりケチでした。結婚前からデートの時も10円単位できっちり割り勘だし、私が人気の飲食店に行きたいと言っても『コスパ悪くない?』が口癖。それでも彼のことが好きだったので結婚したんですが、結婚式の準備の段階で金銭感覚が合わずに大げんか。その後も何かとお金のことで衝突してばかりで、結局2年で離婚してしまいました」(友里/33歳)
愛されあればお金なんて関係ない! と言いたいところですが、現実はきれいごとでは済まないようです。
特に家庭を築いていくにあたって、お金の問題はとても大事。収入面も大切ですが、それ以上に、何にどれだけお金をかけたいかという価値観が一致していないと、夫婦でトラブルになりやすいという声も多く聞きました。
こちらの都合を無視して猛アプローチ
「元夫とは、彼からの猛烈なアプローチを受けて付き合うことになりました。最初、私は彼に全く興味がなかったのですが、どんなに断ってもめげなくて、なんと7回も告白してきたんです。
当時の私は結婚に焦っていたし、ここまで私のことを好きになってくれる男性は他にいないかもしれない…という思いから、彼の猛アプローチに折れて付き合い、そのままの勢いでスピード婚。ところがあれほど私のことを好きだと言っていたのに、たった3年で気持ちが冷めて、離婚したいと言い出したんです…。
皆が皆そうではないかもしれませんが、こっちのペースを無視するくらい押しが強い男性って、結局自分の気持ちが常に優先なので、別れる時も自分都合なんだと思いました」(祐実/34歳)
男性から猛アタックされて結婚した…と聞くと、うらやましいと思う女性は多いのではないでしょうか? 情熱的に愛情を注いでくれるような男性と結婚できたら素敵ですよね。
少し気をつけたほうがいいのは、相手の立場を無視して自分の気持ちだけを一方的に押し付けてくるタイプや、情熱と勢いだけで突っ走ってしまうようなタイプの男性。うまくいく場合もありますが、将来を考えるのであれば、少し冷静になって本当に彼と結婚して大丈夫そうかを見極めることが大切です。
家族や知人への態度が横柄
「結婚前、私に対してはすごく優しかった元夫。でも周囲の人への態度には問題があったんです。例えば自分の母親に信じられない暴言を吐いたり、友達や同僚を見下す発言や失礼な態度を取ってばかり。
でも当時は、あまり気にしていませんでした。むしろみんなに優しいより、私にだけ優しい方が愛されているような実感が持てたんです。ところが結婚してみたら、私に対する態度もだんだん横柄になっていき、結局典型的なモラハラ男でした。結婚する前に、周囲に対する態度に問題がないかちゃんと見たほうがいいと反省しました」(遙/35歳)
モラハラ男性は、後になって本性を現すことがほとんど。結婚前は優しかったのに結婚してから豹変したというエピソードが非常に多いです。
あなたに対する態度を見るだけでなく、周囲への対応を見れば、どんなに猫をかぶっているモラハラ男性でも本性が垣間見える瞬間があるかもしれません。
離婚経験者に聞いた「結婚してはいけない男性」を紹介しました。
結婚前に小さな違和感を抱いたり、問題点に気づいていたものの、「彼もいつか変わってくれるだろう」と信じて結婚してしまう人は多いです。しかし人はそう簡単に変わることはありません。
もちろん結婚には勢いも大事なのですが、どんなに好きだとしても、人生を共にするパートナー選びはある程度の慎重さが必要だと言えるようです。
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文・小澤サチエ