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「どこがわからなかった?」息子を執拗に追い詰める母。教育に執着しすぎるワケは<教育ママがこわい>

  • 2023.7.27

2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。公園で偶然出会ったことがきっかけで、娘のクラスメイトであるヨウタくんのママと立ち話をするように。ただ、ヨウタくんママは、ユキさんのプライベートを詮索してきたかと思えば、娘の習い事に「そこは安いよね」と失礼な言葉を投げてきて、困惑することも……。

さらにヨウタくんママは、ユキさんの娘がすでに九九を覚えていたり、計算が得意であったりすることに焦ったのか、塾を聞き出し、数日後に息子を同じ教室に入会させていました。子どもたちを待つ間、ヨウタくんママは中学受験は当たり前で小学校から教育環境を整えるべきなどと自分の教育論をユキさんに主張し続けます。そして、自分の息子とユキさんの娘の勉強の進み具合を比べてしまったヨウタくんママは……。

ママ友から怒りのまなざしを向けられた理由は…

※英王幼稚園及び明聖実業初等部は実在するものではありません。

塾が終わるまでヨウタくんママとカフェで話をすることになったユキさん。

ヨウタくんママは、息子に明聖実業初等部を受験させる予定なのだと張り切っている様子。

それを聞いて「私立小トップの……」とユキさんは驚きを隠せません。

塾の終了時間になったため、ヨウタくんママとユキさんは一緒に子どもたちを迎えに行きます。

するとユキさんの娘がとてもうれしそうな表情で「ママー! 終わったよ! ヒナ次からかけ算だって!」と報告をしてきました。

娘の頑張りを知って笑顔になったユキさん。その一方で、ヨウタくんママは塾講師から次のような言葉をかけられます。

「ヨウタくんはまだあと2問解けていなくて……もう少しかかりそうですね」

その言葉を聞いたヨウタくんママは少し曇った表情に。

そして、ユキさんがヨウタくんママに先に帰ることを伝えると、一瞬険しい目つきでユキさんのことをにらみ付けたのです。

しかし、ヨウタくんママはすぐに笑顔に戻り「また明日ね!」とユキさんに挨拶をしてくれました。気のせいだと思いながらも、少し困惑してしまったユキさん。

ヨウタくんママは、ユキさんの娘と比べて息子が課題を終えるのに時間がかかってしまったことが悔しかった様子。帰宅するなり息子に、どこがわからなかったのか、何分かかったのか、先生に聞いたのかなどを必死に確認しました。

◇ ◇ ◇

ヨウタくんの勉強がユキさんの娘さんより遅れていると知ったヨウタくんママは、焦ってしまったようです。勉強は早いうちからできた方が良いと考えているようですね。しかし、ある小児科医は、子どもに先き取り教育などの早期教育は必要ないと考えているそうです。人間は発達する生き物なので、先き取り教育をしても放っておいても、段階的に子どもたちは発達していくとのこと。焦らずに子どもの成長を見守って、その時に応じて適切にサポートすることで、子どもは能力を獲得していくのだそう。つい、早くできた方がいいように思ってしまうこともあると思いますが、子どもの成長を信じておおらかな気持ちで見守れるとよさそうですね。


著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母

ベビーカレンダー編集部

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