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夜も熱中症に注意「夜間もエアコンを利用して」メーカー呼びかけ

  • 2023.8.28
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PBXStudio/shutterstock.com

「そこまで気温が高くない夜なのに、熱中症になってしまった」という経験がある方もいるのではないでしょうか?もしかすると、“時間差熱中症”かもしれません。

熱中症が起こるリスクは、気温が高い日中だけではないんです。今回は、空調機メーカーのダイキン工業が公表しているデータを元に、時間差熱中症のリスクと注意すべきポイントについて詳しく解説します。

時間差熱中症ってなに?

時間差熱中症とは、暑い環境で過ごした熱ストレスが原因で、熱中症の症状が“時間差で現れる”ことを指します。

東京消防庁のデータ(※)によると、東京都で令和4年6月~9月に救急搬送された人のうち、約6分の1の1,000人以上が18時~午前6時の間に救急搬送されたようです。

※東京消防庁:熱中症の統計資料

日中より気温が下がる夜も要注意

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MrcTeam/shutterstock.com

熱中症に詳しい帝京大学 医学部附属病院 高度救命救急センター長・三宅康史先生は、「日中より気温が下がる夜間も熱中症で搬送される方は多い」とお話されています。

時間差熱中症は、自宅に帰ってきて緊張がほぐれる夜に、日中の熱ストレスが原因で発症するとのこと。日中暑い環境で過ごしたときは、夜間の過ごし方に注意が必要です。熱ストレスをケアするために、エアコンを付けて涼しい環境で過ごすようにしましょう。

時間差熱中症に気を付けて!

今回は、日中の熱ストレスが原因で発症する時間差熱中症について解説しました。初めて耳にする方もいたかもしれませんね。

猛暑の今、気温が下がる夜でも油断は禁物です。夜間もエアコンを利用して涼しい室内で過ごすようにしてくださいね。

 

参考資料:ダイキン工業「睡眠時のエアコン使用に不満や困りごとがあるのは2人に1人 熱帯夜にも役立つ上手なエアコンの使い方のヒントをご紹介」

※記事内の画像はイメージです。
※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。