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「支払い方法の変更が必要です」→Amazonじゃないかも!《年末に注意したい詐欺》

  • 2023.12.14
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写真:PIXTA

ひと目では詐欺かどうかわからないAmazonを装ったフィッシング詐欺メールが横行しています。EメールだけでなくスマートフォンのSMSにも届くようになり、さらに手口が巧妙化しているので一段と注意が必要です。


色々なことに気が逸れがちな年末、スマホを使った詐欺の被害にあわないための対策を解説します!

Amazonを装った詐欺メールにご注意を

Amazonを装った「支払い方法の更新」を促すメールが急増しています。

メールの文面はAmazon公式のメールを真似ているため、初見では本物と偽物の判別がつきにくいのが特徴。リンクしているURLに個人情報を入力してしまうと、詐欺業者にアカウントが乗っ取られたりクレジットカード情報を盗まれてしまうので注意が必要です。

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画像:筆者撮影

また、最近はSMSを使ったなりすまし行為も横行中。メール以上にあの手この手で消費者を騙そうとしています。

たとえば、これまではサインインするように促す内容でしたが、最近は「拒否する場合はコチラ」というように気を抜いた瞬間を狙った手口になっています。

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画像:筆者撮影

さらに、配送業者を騙り不在のため商品を持ち帰ったという内容のSMSなども届くようになっています。

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画像:筆者撮影

 

フィッシング詐欺メールを見破る

基本的にAmazonは銀行口座やクレジットカードなどの情報提供をメールで促すことはありません。

フィッシング詐欺メールの多くは「○○日までに登録しなければ会員資格が失効」「アカウント停止」などと強い言葉で重要性を強調してくるので、その場合は詐欺を疑うといいでしょう。

[フィッシング詐欺メールの見破り方]

・メールの発信元を確認
差出人のEメールが以下の画像である場合はフィッシング詐欺メールの可能性があります。

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画像:筆者撮影

・リンク先のアドレスを確認
詐欺メールに記載しているURLはAmazonを模した偽サイトです。アドレスがAmazonの公式サイトである「https://www.amazon.co.jp」になっていない場合は詐欺なので注意しましょう。

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画像:筆者撮影

 

・不自然な日本語になっていないか確認
他言語を翻訳したような不自然な日本語になっているケースがあります。

フィッシング詐欺メールが届いても焦らないこと

フィッシング詐欺メールは緊急性や重要性を強調し、不安を煽ってくるのが常套手段です。

はじめて受け取った方はどのように対処してよいのかわからず記載されているURLをタップしがちなので、見覚えのないAmazonからのメールを受け取った場合は、焦らずAmazon公式サイトにアクセスして真偽を確かめましょう

アカウントサービスにあるメッセージセンターを確認するとAmazonで送受信したメールを確認できるので、届いたEメールが詐欺業者のものかどうかを判断できます。

[Amazon公式サイトでメールの真偽を確認する方法]

1.Amazon公式サイトにログインして「メニュー」をタップ

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画像:筆者撮影

2.「アカウントサービス」をタップ

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画像:筆者撮影

3.「アカウントサービス」をタップ

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4.「メッセージセンター」にある「メッセージ」をタップ

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画像:筆者撮影

5.「すべてのメッセージ」をタップ

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画像:筆者撮影

受信箱に該当のメールがあればAmazon公式から送られた本物のお知らせで、なければフィッシング詐欺メールであることがわかります。

フィッシング詐欺メールに記載されたURLはアクセスしてはダメ!

今回は知名度の高さを利用したフィッシング詐欺メールとその回避方法について解説しました。

詐欺業者はAmazonのほかにも銀行やクレジットカード会社などさまざまな会社を騙って個人情報を抜き取ろうとしています。気の緩みがちな年末年始に、知らないメールを不用意にタップしないよう注意してください!



ライター:ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。