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「え、ヨーロッパでしょ?」→いえ、新潟県です!コスパ最強の“人気スポット”とは?

  • 2024.4.28
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筆者撮影

ヨーロッパでは、ぶどう畑のなかで食事を楽しみ、宿泊もできるワインツーリズムが大人気。日本にもそんなワイナリーがあるのをご存じですか?そこで結婚式を挙げた友人によると、とても素敵な場所で、なんと温泉もあるのだそう。これはぜひとも体験してみたい!というわけで、実際に行ってきました!

ぶどう畑のなかでいただく本格フレンチ

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筆者撮影

電車とバスを乗り継いでやってきたのは、新潟市南西部にあるワイナリー「カーブドッチ」。角田山のふもとに広がるぶどう畑の絶景を前に、思わずため息。日本にこんな場所があったなんて!予約した「レストラン・カーブドッチ」へ入ると、大きな窓からぶどう畑が見渡せました。想像以上に素敵な空間で、すっかり夢心地に…。

そこへ登場したのは、天然酵母のバゲットと自家製リエット、ズッキーニの冷製ポタージュ。どれも丁寧な味でこれから始まるコースへの期待が高まります。

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筆者撮影

ランチは前菜、メインを選べるプリフィックススタイル。

前菜に選んだのは「カツオと水茄子のサラダ 神楽南蛮のラヴィゴットソース」。耳慣れない単語がメニュー名にありますが、神楽南蛮はピーマンに似た唐辛子で新潟の伝統野菜。ラヴィゴットとは野菜のみじん切りを加えたフレンチドレッシングの一種なのだそう。ぴりっと辛みのあるソースが爽やかで、暑くなってくる季節にぴったり。

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筆者撮影

メインは「スペアリブのラケ 生姜の香り じゃがいもと胡瓜のエクラゼ」をチョイス。照り焼き仕立てのスペアリブは、カーブドッチの軽やかな赤ワインと相性バツグンです。

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筆者撮影

最後の1品は「サングリアコンポート 安田フロマージュブランのソルベ」。ボリューム満点のコースのしめくくりに相応しい、さっぱりしつつも華やかなデザートでした。

ランチコースはコーヒーか紅茶が付いて税込2,750円~。本格フレンチがこんな素敵な場所でこの値段でいただけるなんて、衝撃のコストパフォーマンス!

温泉と本を楽しめる、大人のためのスパ

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筆者撮影

ランチを堪能した後は、本屋さんでもある温泉「ヴィネスパ」へ。池のある中庭に面した吹き抜けのラウンジでは、アフタヌーンティーを楽しんだり本を読んだり、みんな思いおもいに過ごしています。

角田山麓の深い地層から引いているお湯は肌に柔らかく、美人の湯と評判。四季の花々に囲まれた露天風呂につかっていると、心身の疲れがじんわりと癒やされていくようでした。

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筆者撮影

ヴィネスパの館内にはいたるところに本が並んでいます。湯あがりにコーヒーやデザートをいただきながら読書でくつろげるなんて、温泉と本が大好きな筆者にとっては至福のひととき。時間に余裕があったら、岩盤浴やAVEDAのトリートメントも体験してみたかったです。

カーブドッチには他にもレストランやカフェ、おしゃれな雑貨や選りすぐりの食材が集まるショップなどが点在。今回は日帰りでしたが、いつか宿泊してゆっくりすみずみまで楽しみたいなあと夢みています。

施設情報

◆店名:カーブドッチ CAVE D'OCCI WINERY
◆所在地:新潟県新潟市西蒲区角田浜1661
◆電話番号:カーブドッチ 0256-77-2288/ヴィネスパ 0256-77-2226
◆無料送迎バス:毎日運行(無料/要予約)

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です
※20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています
※バスには店員数がありますので、前日までにご予約ください



筆者:坪井由美子(TwitterInstagramBlog
ドイツ暮らし10数年の食いしん坊ライター。旅や食文化の記事を日本の新聞やウェブメディアなどで執筆。暮らすように旅をしながら世界あちこちで出会った面白エピソードを発信していきます!